[POV: a Point of View]
ヴィスコンティとフェリーニ
「巨人」ヴィスコンティ(A)と「天才」フェリーニ(B)。年齢は一回り以上離れ、対照的な作風を見せた二人だが、イタリア映画界のみならず、全世界の映画界に与えた影響は大きい。僕は、断然フェリーニ派。でもヴィスコンティも好き。
B | カサノバ(1976/伊) | あくまで人工的に作り上げられた美の心地よさ。それはセットに限らず登場人物それぞれに見出せる。機械仕掛けの彼ら一人一人の背中にネジがついていてジージーって音が聞こえてきそう。快楽のためというよりも辛い労働のごとく「いたす」カサノバさんには同情さえ感じる。出来は良いとは思えないがなぜか愛着のあるフェリーニ作品。 | 投票(2) | |
B | フェリーニのアマルコルド(1974/仏=伊) | 現在(いま)語られる過去の姿が、現在の幸せを計る物差しであるのならば、フェリーニほど幸せな人もいまい。過去の肥大化した妄想の(作品群の)果てに、自伝的映画でありながら、誰もが共感を覚える境地にまでたどり着いた監督をほかに知らない。 [review] | 投票(2) | |
B | フェリーニのローマ(1972/伊) | フェリーニの日記帳。 | 投票 | |
B | フェリーニの道化師(1970/独=仏=伊) | フェリーニ監督のサーカスに対する愛情が、観ている方にも伝わってくる。そしてその愛情が、この映画に対する愛情とダブってくる | 投票(2) | |
B | 魂のジュリエッタ(1965/仏=伊) | 相変わらず脈絡のないストーリー展開に、不可思議な登場人物、色彩美豊かなコスチュームなど我々がフェリーニ監督に期待するすべてのものが詰まっている。『8 1/2』をカラーで観られない不満もこれで解消。それにしても、ジュリエッタ・マシーナは年取らないね | 投票(4) | |
B | 甘い生活(1960/伊=仏) | 社会批判に足を突っ込みながらも、フェリーニの映画はやっぱりサーカスだ。祭りだ。終わったあとの静けさに、空しさしか感じなくとも。 [review] | 投票(3) | |
B | インテルビスタ(1987/伊) | |||
B | ジンジャーとフレッド(1985/独=仏=伊) | |||
B | そして船は行く(1983/仏=伊) | |||
B | サテリコン(1970/伊) | |||
B | 青春群像(1953/伊) | |||
B | 寄席の脚光(1950/伊) | |||
B | ボイス・オブ・ムーン(1990/伊) | |||
B | オーケストラ・リハーサル(1978/独=伊) | |||
B | 世にも怪奇な物語(1967/仏=伊) | |||
B | 崖(1955/伊) | |||
B | 白い酋長(1952/伊) |
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