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浅草12階の幽霊さんのお気に入りPOV(1/4)

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蓮實重彥ベスト141本邦映画ファンのカリスマにしてトラウマ 蓮實先生のベストセレクト寒山拾得
私は中川梨絵のファンである2016年6月15日。女優の中川梨絵さんが逝去されました。享年67。肺がんだったそうです。・・・・1967年に東宝から成瀬巳喜男作品(中川さかゆ名)でデビュー。その後、日活に移籍してブレイク。70年代前半のロマンポルノを代表する女優のひとりとなります。74年からフリーとなり黒木和雄実相寺昭雄相米慎二池田敏春森崎東ら個性的な作家の作品で存在感ある脇役として活躍されました。なかでも『竜馬暗殺』(74)のモノクローム画面のなかの憂いを湛えた瞳が印象的な遊女や、『歌麿・夢と知りせば』(77)の艶やかな花魁道中姿は忘れることができません。また、このころ唯一のレコード曲「踊りましょうよ」を発表。そのデカダンスな香り漂う甘い歌声に魅了されました。当時、深夜ラジオからラジカセで録音し、擦り切れるまで聴いたカセットテープは私の宝でした。・・・・その後、縁あって2000年以降、私は悪友らと梨絵さんが新宿・四谷で営んでおられた居酒屋に客として伺うようになりました。酔いにまかせた我々の勝手な映画酔談に合わせて、名監督たちのとの想い出や、新作(―こまめにご覧になっていました―)への忌憚ない感想で、その場を楽しく盛り上げてくださいました。にもかかわらず、お店の移転にともない伺う機会を失してしまい、近年は不義理を重ねておりました。・・・・そして、昨日の早すぎる訃報。あちらの世界にも映画界があるのなら、先に逝った方々が梨絵さんの来訪を待ちきれなかったのでしょう。そうとでも思わなければやりきれません。ぽんしゅう
マイナーな男と呼ばれて・・・邦画が好きなんです、私。理由なんて特にありません。主義主張?ありませんよ。ようは惚れてるってことですかね。おかげでマイナーな男と呼ばれて数十年。ハリウッド映画をろくに観ない私は、周りからもなかなか映画ファンとして認めてもらえません・・・いや、愚痴を言ってる分けじゃないんです、かまやぁしません・・・とびっきりの美人ならもちろん、少々器量が悪くたって一生付き合いますよ。惚れた弱みでさぁ。皆さんも、気が向いたらつきやってくださいな。こんな映画にも。・・・◎もっとコメントを! ○お暇ならどうぞ ●自己責任でお願いします ぽんしゅう
記念2012年3月27日でCinemaScape15周年だったんですね。 ● A:生誕記念 B:創立/開局記念 C:映画化記念 D:活動記念 E:友好記念 F:その他 ● 最終更新:2012/09/07Lostie
ミュージシャンによる映画音楽ロック、ポップ、テクノ、エレクトロニカなどミュージシャンの映画音楽進出第一作(CinemaScape登録作品中)をリスト・アップ。A:2010年代、B:2000年代、C:1990年代、D:1980年代、E:1970年代、F:1960年代。(*2012年2月13日公開)HW
第2位の歴史 外国映画篇キネマ旬報ベストテンで惜しくもベストワンの称号を逃し、第2位に甘んじた作品の数々。ナム太郎
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄長髪にレイバン、ジーンズ姿。そんなヤクザ、見たことなかった。60年代から70年代へ、大きな転換期を迎えた日本社会が連続性を喪失したのと呼応するかのように、原田芳雄は今までのアウトロー像をひっくり返し登場し、斜陽にあえぐ日本映画界のなかを型破りなエネルギーを発散させながら80年代まで一気に突き進む。しかし、壮年期を迎えた90年代、原田的アウトローは主役の座から退き、どこか居心地悪そうに映画のなかの片隅にいた。しかたあるまい。隆盛から破綻へと向かうバブル騒動のなか、社会に飼い慣らされた中年男はみな従順な羊になり下がり、男盛りの原田が演じるに値する年相応のアウトローなど日本のどこにも居なかったのだがら。そして、最後の10年。ライバル刑事に同情されるアル中の初老のスリ。娘の恋に業を煮やして現れる幽霊。妻の積年の思いに絶句する老医師。商店街の復活を画策する引退した老店主。晩年の原田はエネルギーの燃え残りを燻らせながら、社会や制度からはみ出したじろぐ老人役がよく似合った。日本映画界、不世出のアウトローであった。 ■ニュー・アウトロー時代(A:1968〜74 B:75〜79 C:80〜84)  ■彷徨えるアウトロー時代(D:85〜89 E:90〜94 F:95〜99)  ■翳を引きずるアウトロー時代(G:2000〜04 H:05〜11)ぽんしゅう
次点の歴史 外国映画篇キネマ旬報ベストテンで「次点」に甘んじた、記録より記憶に残る作品の数々。ナム太郎
地名がついた映画たち。国名や都市名が作品名にあると、創造性が広がるのは自分だけ?あちこちの地名の入ったタイトルの作品たちをリストにしてみたぬ。(洋画のみ)。TOBBY
おお、今日(8月16日)はキングの命日ではないか…。「アメリカ大衆文化」を理解するうえでの重要課題?!エルヴィスがからむ米国(たまに違う国のものもあるけど)映画。A:本人が出ているわけではないが、モチーフだったり重要な(そうじゃない場合もあるけど)キーワードだったり。B:本当に本物の本人出演 C:コメント等が気になるので調査予定。D:うーん、記憶にないなぁ。*随時エルヴィス目撃情報募集中です!どこかで彼を見かけたら、ぜひ教えてください。 tredair
BL ──blood and steel──◆意志だけでは充分でない。それを実行しなければならない! いろいろ入れてみました。◆A:童年往時、B:アメリカで(カトー!)、C:『ドラ危機』系列、D:『精武門』系列(ただいま公開中!)E:『ドラ道』系列、F:『燃えドラ』系列、G:『死亡遊戯』系列、H:その他(フォロワーやそっくりさんなど)。にくじゃが
いいかこれがSFというものだ。みんな、これがSFなんだ。…俺にとっては。[SciFi]+[Drama]あり、[SciFi]+[Action]あり、[SciFi]+[Mystery]あり、而してその核心にあるもの。順次追加予定。 C:番外。並べると違和感あるかも知らんがこれだってSFだ。死ぬまでシネマ
村上春樹と映画村上春樹は早稲田の「映画演劇科」出身で、当時大学の文学部で映画の専攻課程を持っているのは早稲田と明治と日大ぐらいで「まあ映画関連ならなんでもいいや」という感じで早稲田に入ったらしい。 「ちょうど学園紛争の頃で授業などほとんどなかったからアパートとアルバイト先と映画館というトライアングルをぐるぐる回るほど」浴びるように(1年に200本以上は)映画を見ていたそうで、シナリオ執筆などもしていたという。ちなみに卒論テーマはずばり「アメリカ映画における旅の系譜」だとか。★ 氏の作品はアメリカ作家からの影響が大きいそうだが、こうしてまとめてみると、洋画から得た部分も大きかったのではないかと推測でき、実際「映画をめぐる冒険」によると「羊をめぐる冒険」の別荘での鏡のシーンは『我輩はカモである』をヒントにしたとあり、逆に「スメルジャコフ対織田信長家臣団」によると『カラー・オブ・ハート』の架空の街が「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に似ていると述べている。 また、四方田犬彦は「世界は村上春樹をどう読むか」で「羊をめぐる冒険」のホテルや「レキシントンの幽霊」の幽霊屋敷のパーティーと『シャイニング』、「海辺のカフカ」冒頭と『ピクニック at ハンギングロック』との類似性について指摘している。 ★監督はメル・ブルックスジョン・カーペンター、男優はマルクス兄弟が大好き(村上朝日堂)で、女優はシシー・スペイセクロザンナ・アークエットのファン(村上朝日堂の逆襲)らしい。近年は特にアキ・カウリスマキの"いささかまともじゃないところ"が好きらしい(夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです) ★コメントはその映画について触れた著作名(略称)、その映画について触れた箇所の抜粋または要約となってます。ただ、一部(とくに「映画をめぐる冒険」)かなり強引に要約したものもあるので村上氏の本意とは違う感じになっているかもしれない。複数の著作で触れられている作品は僕が気に入ったコメントの方を載せてます。とりあえずコラム中心で、そのうち小説からも随時追加予定。(最終更新:2014.10.1) ★A・・・あ行、B・・・か行、C・・・さ行、D・・・た行、E・・・な行、F・・・は行、G・・・ま行、H・・・や行以下TOMIMORI
−別の俳優、監督が関わるはずだった映画−出演が予定されていたにも関わらずスケジュール的に合わなくなり出演を断念、出演オファーされたものの、脚本・役柄に納得がいかず降板、製作者と意見が衝突し監督の座を降りたなど、本来なら、別の俳優・監督が関わるはずであった映画を集めてみました。 ※噂段階のものも含めていますので、もし違っていたらごめんなさい。※A:60年以前 B:60年代 C:70年代 D:80年代 E:90年代 F:2000年代kawa
追悼−日本特撮怪獣映画における伊福部昭の軌跡伊福部昭……特撮怪獣好きの自分にとって、その名前は本多猪四郎円谷英二と同様の輝きを放っている。いやむしろ、小学生の頃に初めて怪獣映画を観た時、まず心惹かれたのは伊福部氏の音楽だった。中学生の時に「SF交響ファンタジー」を聴き、さらに伊福部節が好きになった。幼き頃にその洗礼を受け、かつ忘れられなかったからこそ、今現在そして将来に渡って特撮好きであり続けるのだろう。今に至る自分の趣味の下地を作りかつ発展させてくれた氏に感謝と追悼の念を込めてこのPOVを捧げます。本当だったら気になる楽曲を全て書き出したいくらいですが、キリが無いので映画の中から1曲だけ選出しそれについて書きます。A=行進、B=畏敬、C=躍動、D=合唱、E=繊細、F=終章。荒馬大介
殿堂と遺産 2010/06シネシケ部門は「熱狂的映画の殿堂」を、キネ旬部門は「創刊90年記映画史上ベストテン」参照。A:両者で評価 B:キネ旬で評価 C:シネスケで評価けにろん
無敵戦士がゆく誰か止めろよ。黒魔羅
精神科医のできることA:精神科医が主人公 B:精神病棟が舞台 C:精神科医または精神病棟が重要な鍵として登場 D:未見死ぬまでシネマ
80年代〜90年代、アート系とか単館系とかミニシアター系とか。1980年代から1990年代にかけてシネマライズ、ル・シネマ、ユーロスペース、シネスイッチ、シャンテ・シネあたりでかかっていたような映画たち。なんとも説明しにくいそれっぽい雰囲気。なるべく時代の気分が伝わる映画をピックアップ。ベスト10とかオススメ順ではないので悪しからず。全国ロードショーでもそれっぽかったら入れちゃうゾ。とりあえず製作年を基準に区切ってみた。(「ミツバチ〜」と「ブリキ〜」は特別枠で日本公開年基準) A:80年代20本 B:90年代前半20本 C:90年代後半20本 同監督作品は2本までに抑えた。なお、参考までに公開当時の映画館を分かる範囲で記す。立秋
月刊オルガ・キュリレンコオルガ・キュリレンコ(Ольга Костянтинівна Куриленко / Olga Konstantinovna Kurylenko)。1979年11月14日、ウクライナ(ザポリージャ州ベルジャンスク)生まれ。身長5'10"(178cm)。スリー・サイズは上から34"/23"/35"(86cm/58cm/89cm)。 ● モデルとして活躍していたが、2005年の『薬指の標本』で女優としてのキャリアをスタートさせ、その後は次々と映画に出演。2回に1回のハイ・ペースで脱ぎまくり、作品に華を添える。そして、その美貌から2008年の『007 慰めの報酬』ではボンド・ガールに大抜擢された。2009年10月現在、ローランド・ジョフィニール・マーシャルアンドリュー・ニコル作品が待機中。エステラ・ウォーレンのように失速するか、シャーリーズ・セロンのように大成するかは今後の作品選びにかかっているだろう。願わくは、フットワークの軽いうちにブライアン・デ・パルマと組んでほしい。 ● 2009/10/01:第1刷発行 2011/07/11:第6刷発行(映画追加)Lostie