★5 | 虹の世界のサトコ(1952/露) | 才能のある監督に、人、物、金を与えるとこんなにいい作品が出来るという見本だ。物語は歌劇の上を行く。歌曲「さらばボルガよ」が素晴らしい。戦闘シーンの、短いが何と迫力のあることよ。印度の宮殿はハリウッドも真っ青。これぞファンタジーの傑作だ。 | [投票] |
★4 | 20歳のソウル(2022/日) | 所謂‘難病もの’とは一線を画したい。「自分から逃げるな。ちゃんと立て」と言う。この期に及んで、老若は問うまい。一生の中のこの時に、こんな厳しいセリフがあるだろうか。 | [投票] |
★4 | ウォンテッド(2008/米) | モーガンもテレンスも抑え気味で、アンジーが紅一点で頑張る(アクション、入れ墨全裸・・)。2つの凄いシーン。車が列車に飛び込む―初めて見た(と思う)。もう1つは列車脱線墜落。これは凄い。同シーンは数あるが、ベスト10に入る凄さだ。物語の方は、
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★2 | ミスターGO!(2013/韓国=中国) | 野球シーン撮影は迫力が有り又物語上でも成程と感心する所も有ったが、最初からサーカス団員を子供ばかりにして観客の気を引こうとするとかこれ見よがしの所が多々あって、全く乗れなかった。野球好きの方には申し訳ないが、少し寝てしまった。 | [投票] |
★3 | ラストパニッシャー(2019/カナダ=米) | ネタは全て古い。幾つかの不明点を気にせず次々と進む脚本は、下手というか上手いというか?しかし鑑賞後全体を振り返ると説得力のある、味わい深い話だ。世の中は所詮こんなものだろう。しかしこの話にこの邦題は何とも薄っぺらだ。老ニコラスは中々渋い。 | [投票] |
★4 | マイスモールランド(2022/日=仏) | 日本の出入管移民法関連の立ち遅れ、未整備は目を覆うばかりだ(2023.6改正はされた・・が。)。作者は政治色を排したかったようで、主張を声高く叫ぶこともなく、激しいシーンも抑え、ただ々高三女子の現状を綴った。啓発映画として良作だ。 | [投票(1)] |
★3 | オー!ファーザー(2013/日) | 伊坂の小説は突拍子もない設定が多いが、読者はいつしかその設定に慣れ親しんでいる。そんな伊坂ワールドをそのまま映画にした作品だ。謎の回収に乱暴な所もあるが、まとまった物にはなった、かな?柄本はこんなチャラ映画にはもったいない存在感だ。 | [投票] |
★3 | 大人は判ってくれない(1959/仏) | こんな風にして若者は堕ちて行くのだと、感慨深かった。が自伝と聞き、特別な例とも思える。‘ヌーベルバーグの代表作’らしいが、こんな内容の映画は今迄なかったのか、とも考える。
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★4 | コーダ あいのうた(2021/米=仏=カナダ) | こんな前向きな家族が現実に居るか?と思っていたが、先日知り合った人たちは、まさにそうだった。居ますね。実際に。もっとも彼らは人様に力を与えようなんて全く思ってなくて、ただ自身で一生懸命やっているだけの事なんです。そこを間違えないようにしたい。
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★3 | 30年後の同窓会(2017/米) | じっくり観れる作品だ。米の政治の事、軍隊の事が歯に衣を着せずに語られる。揶揄される様に語られる軍隊(海兵隊)だが、ただ1つ言えることは、海兵隊の隊員自体は誇りを持っているという事だ。
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★3 | 日曜日が待ち遠しい!(1982/仏) | ユーモアミステリという小説ジャンルが有り、その映画版。殺人、警察はコミカル、コワいやくざ登場、意外な犯人と定型通り。プラスは素人女探偵に魅力が有る。ただ探偵になる訳は、ラストではなく最初から明らかな方がいいだろう。そうすると更に面白かった。3.5 | [投票] |
★4 | 風花(2000/日) | 「風花のような人生」という表現がある。世の中の風に吹き流されて行くのだ。しかし何と薄っぺらな2人の人生だろう。とはいっても、誰の人生もそれと大きな差はないと、改めて思う。「バッカみたい」というセリフに一番共感した。 | [投票(1)] |
★3 | パーフェクト・ゲッタウェイ(2009/米) | どこかの段階で、「これではミラが主人公にならない」とミラ側がクレームを付け、ラストを変更したした様に見受けられる。その為彼女のキャラが分からなくなってしまった。それはともかく、最大の見せ場である謎の解明シーンは文句なしに鮮やかだ。3.5点 | [投票] |
★3 | ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021/米) | 物語も(そこそこ)面白い。撮影も(そこそこ)真面目に撮っている。演出も(そこそこ)悪くない。そして何より、ジョークがしっかり笑える。(古いジョークが一杯!です)。伊の家庭の雰囲気もよく出ていて、いいなあ。3.5点 | [投票] |
★3 | 長い散歩(2006/日) | 尺が長い割に、物語がまとまっているのか、いないのかよく分からない。
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★3 | オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013/米) | 本作はいろいろ言いたいことが有って・・・でも3点。
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★2 | 引っ越し大名!(2019/日) | 最初はハチャメチャ笑わせて、段々に真面目に持って行く展開かと思ったら、最後迄両方入り乱れてハチャメチャの物語。今風時代劇。西村さんがやる気ないのか、存在感無し。源はあんなモンでしょ。一生1人が頑張った。向井くんが短いが熱演。 | [投票] |
★3 | 女殺油地獄(1992/日) | 当然ながら、演出も撮影も、樋口に賭けた作品だ。樋口もそれに十分応えている。挿入曲について。大した事のない童唄等幾つかが有るが、婚礼シーンの‘宮城長持唄’だけは見事だった。あのシーンは音楽の他にも凝った演出があり、立派なシーンだ。 | [投票] |
★4 | ムーンライト(2016/米) | ラスト5分が素晴らしい。黒人、売人、娼婦の話と思ったら、いやに真面目な物語だった。単なるアレの話ではなく、全ての人の自分の人生を肯定する、いや肯定したっていいじゃないかというアグレッシブな物語と受け取った。 | [投票] |
★3 | スキップ・トレース(2016/米=中国=香港) | 62歳でさすがに大技は無いが、元々コミカルな小技、アイディアが多い彼の映画なので、今迄と違和感はない。何故2点(悪い評価)でないのかが、最後のどんでん返しで分かった。いつもおどけているより、たまには真面目な「糞詰まりのしけたツラ」の彼が、何とも良い。 | [投票] |