牛乳瓶さんのコメント: 更新順
Mr.&Mrs.スミス(2005/米) | 主演二人も大変楽しく演じているのが画面を通しても伝わって来る。 設定は絶妙であるが、弱い敵と火薬の量が多いだけの映画。 | [投票] | |
スタンドアップ(2005/米) | 主人公であるシャーリズ・セロンは被害者なんですよと観客を強要するかのような演出にうんざり。被害者のは分かっているけども、一方的なサイドのみに視点をあてて演出すると時には危険である。フランシス・マクドーマンドに+1点。 [review] | [投票] | |
金環蝕(1975/日) | 山本薩夫監督が描く政界百物語。オールスターキャストの力を信じて、変化球は一切使わず、正統派演出で責めまくる。山本学の高笑い、三國連太郎の汗を拭く仕草。大好き。このキャストに小沢栄太郎、中村伸郎、滝沢修、佐分利信が加わったら完璧。 | [投票] | |
長距離ランナーの孤独(1962/英) | 60年代のイギリスに押し寄せた「怒れる若者たち」の代表と共に、60年代のイギリスをも象徴する傑作。「誠実」という言葉の裏に様々な思いが交錯する。 | [投票] | |
ターミナル(2004/米) | 空港を走り回っているクラウコジア人の中年男性は、どっから見てもアメリカ人のトム・ハンクスにしか見えない。上手にまとめられた作品だが、予定調和過ぎて、インパクトに欠けているので、心に残らない作品となってしまった。 | [投票(2)] | |
レクイエム・フォー・ドリーム(2000/米) | 「画面分割」や「コマ落とし」を駆使して独特の映像を作り上げ、「カット割り」や「早回し」などで更に特有のテンポを作り出す事に成功しているが…こういった技術を使わないと盛り上がらない映画は好みではないし、逆に興ざめ。 | [投票] | |
ナイル殺人事件(1978/英) | アガサ・クリスティー原作の大変な長編作品であるが、その原作を140分程度に巧みに脚色したアンソニー・シェイファーに驚嘆した。壮大な歴史が刻まれたエジプトの地で、犯人の陰謀が渦巻く傑作ミステリー。 | [投票] | |
キャバレー(1972/米) | 街角で歌われる「Tomorrow Belongs to Me」。一人の美青年がナチスの歌を歌い、それはただ美しい歌声に耳を傾けるだけだと思いきや、周りの人々がその美青年に加わり、皆でナチスの歌を歌う。美しい歌がナチスによる恐怖の歌へと変貌する瞬間である。 [review] | [投票(4)] | |
鏡の中の女(1976/スウェーデン) | 人間の本質に迫り、恐ろしい程に精神的に肉迫され、現実の残酷さを淡々と見せられ、現実の前では生身の叫び声でさえもかき消される。ベルイマンは現実の残酷さを描くと共に、「救い」も忘れてはいない。 [review] | [投票] | |
狼の時刻(1968/スウェーデン) | 少年とユーハンとの岩場のシーン。ここまで緊張したシーンは他にない。 暗闇の影もが映りこみそうな映像とバーグマンの演出とが絡み合い、最高の緊張と不安感をもたらす。 [review] | [投票] | |
モガンボ(1953/米) | 壮大なアフリカの大自然を背景に3人の男女の恋愛模様が繰り広げられる。 [review] | [投票(1)] | |
ゾラの生涯(1937/米) | 「伝記の雄」と呼ばれたディターレにも関わらず、歴史の観点に注目を当てると粗野に描き過ぎているとの印象を受けるが、作品のテーマは現代にも通じる普遍性を持っている。 [review] | [投票(1)] | |
ガス燈(1944/米) | ミステリーとしては「おち」が弱いものの、それをカバーする程の役者、演出が見事。ロンドンが醸し出す不気味な雰囲気に包まれて、宝石よりも美しく輝くイングリッド・バーグマンの大熱演に盛大なる拍手を! | [投票(1)] | |
顔(1999/日) | 容姿が醜く、太った女性が主人公のロードムービー。詳細はレビューへ [review] | [投票] | |
夜の河(1956/日) | 山本富士子の存在感、宮川一夫のカメラは特筆すべきものがある。山本のキャラクターの行動には多いに好感が持てるし、理解出来る。ただ、不倫を上品に演出しようと様々な手を使う吉村の演出にちょっと気落ちした。 | [投票] | |
それでもボクはやってない(2007/日) | コメディ要素を一切排除し、物語は我々の感情に訴えることなく、「判決」に向けて突き進む。 [review] | [投票(2)] | |
アパートの鍵貸します(1960/米) | アメリカ映画史に渾然と輝く珠玉の名作。ワイルダーの中で最高傑作とは呼べないが、最も愛すべき1作である。 [review] | [投票(1)] | |
偽れる盛装(1951/日) | 京の町を背景に芸者として生きる姉(京マチ子)と芸者の息子と婚約しているその妹(藤田泰子)を描いた傑作。吉村監督はこの二人の対比をとことん説明を省略して、観客に訴える事に成功している。どちらの生き方が女として幸せか… [review] | [投票(1)] | |
魂萌え!(2006/日) | シニアの域に達しようとしている女性の人生がこんなにも輝いているなんて! [review] | [投票] | |
アイズ ワイド シャット(1999/米) | キューブリックの視点から我々人間を賞賛した、極めて「キューブリックらしい」最高傑作である。 [review] | [投票(2)] |