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★5カンフーハッスル(2004/中国=香港)壮絶なパロディでありつつも正しく王道をゆくカンフー映画を創り上げる、という離れ業を見事にやってのけたシンチーの力量にただもう平伏。主人公とヒロインのおざなりな扱いは、“ヤツら”の破壊力に免じて見逃してあげよう。[投票]
★3猟奇的な彼女(2001/韓国)ヒロインの痛快なアネゴっぷりに、最初のうちこそ爆笑と快哉を送っていたのだが……。彼女が次第に“女の武器”でもって主人公を弄ぶようになるにつれ、単なるタチの悪い女へとイメージダウンしてしまう。主人公もボンクラだし、いったい2人は互いのどこに惚れたんだ?[投票]
★4ラブ・アクチュアリー(2003/英=米)欲張りすぎて消化し切れてないエピソードがあったり、いかにもイギリス的なギャグセンスに付いていけなかったりもするけど、全体を包む味わい深い幸福感と切ない共感にぐっと胸が詰まる。とりあえず結婚式のビデオでボロ泣き。[投票]
★5ジョゼと虎と魚たち(2003/日)このテーマにおいて愛情と同情の区別を付けるのは難しいし、あえて付けるべき事でもない。しかしこの物語のラストで主人公は言う、「結局、僕は○○」と。いくら軽い笑いのオブラートで包んでも、それくらいこの問題は深い。だからこそ鑑賞後もずっと私は煩悶し続ける。[投票]
★2ホテル ビーナス(2004/日)ナルシストたちの空回り演技披露会。気取ったばかりの演出に、ベタな脚本が全く追い付いていない。せっかくの韓国語を、単に「異国」を表す道具としてしか扱えていないのもひどい。[投票]
★3下妻物語(2004/日)ギャグも絵作りも巧いとは思うが、才気走りすぎて時折鼻に付くし、どの場面も単発で、肝心の物語そのものが一向に前に進まない事に苛立ちすら感じた。また、主人公二人はまだしも、脇役たちの造形をああまで漫画的にする必要があったか非常に疑問(特に「一角獣」にはヒイた)。[投票]
★4デイ・アフター・トゥモロー(2004/米)話も考証も相変わらず出鱈目だが、壮大な大災害の描きっぷりは見事で、エメリッヒの力がいい方向に働いている。自分の度量を見切ったのか、ドラマ面もあっさりしてるので映像が堪能でき、テンポもいい。ツッコミも含めてアトラクション感覚で楽しみたいおバカ映画。[投票]
★4スクール・オブ・ロック(2003/米=独)シナリオ自体はベタベタ・コテコテだけど、そこを突っ込むのは野暮だと笑って許せちゃうほどに、登場人物がみんなキュートで、全編前向きで明るいノリに満ちている快作。だげどラストの演奏シーンの見せ方が下手でがっかり。エンドクレジットの方が良かった。[投票]
★4パンチドランク・ラブ(2002/米)抑圧され、突然キレる男のルックスと服装を無個性化することで、普遍性とリアリティを持たせることに成功していると思う。映像と音楽もキレてます。コーエン作品を思わせるシニカルなノリも好みだが、女が男のどこに惚れたのかさっぱり分からなかったのは残念。[投票]
★4スプラッシュ(1984/米)あくまで純真無垢、あざとさも嫌味もない。このダリル・ハンナはいい。しかし、この作品の奥底に、たちの悪い差別意識が横たわっていると見るのは穿ちすぎだろうか。[投票]
★4赤ちゃん泥棒(1987/米)ニコラス・ケイジのフサフサ加減より、ジョン・グッドマンの変わってなさ加減のほうに笑った。[投票]
★58人の女たち(2002/仏)華やかな悪意をもってカリカチュアライズされた女性陣の「あたしが」「あたしが」のぶつかり合いが、嫌味なく手際よく描かれている。冷静に推理劇として考えると、○○は別に○○である必要はないのでは? 等いろいろ疑問も残るのだが、鑑賞中はそれを感じさせないのもお見事。[投票]
★2カスケーダー(1998/独)ストーリーが妙〜にしんみり、しかも締まりなく続くせいで、せっかくのバカアクションが浮いてしまっている。肝心のアクションシーン自体も少なく、映画としては正直言って退屈な出来。バカをやるならもっと徹底的に![投票]
★4NARC(2002/米=カナダ)ドライでいながらウェット。ときに技巧が先行して物語がなおざりになっている感はあるが、ざらついた画面の上で野郎どもの生な息づかいが交錯するこの感覚は非常に好感触。この監督の次作以降にも期待。[投票]
★3パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち(2003/米)ルパン三世風のデップは飄々とイイ味だし、ブルームもレゴラスまんまだけど悪くない。でも脚本の対象年齢がどっちつかず。オトナにはヌルく、コドモにとってはグロい上に仕掛けが分かりにくい。何より上映時間が長いよ! アトラクションの待ち時間じゃないんだから。[投票]
★4燃えよドラゴン(1973/米=香港)強え〜〜! 引き締まった肉体そのものに説得力がある。しかしそのあまりに一方的な強さ・魅力に対して、ライバルや敵役がまるで力不足なのは残念。[投票]
★3ドラえもん のび太の結婚前夜(1999/日)3.5点。しずかちゃんとの結婚に説得力を持たせるためか、のび太のエピソードを原作より膨らましてるのはいいのだが、あまりに取って付けたような茶番劇でかえって白ける。せっかくの素材がもったいない。『帰ってきたドラえもん』を見習うべし。[投票]
★5ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003/米=ニュージーランド)最終章としても、「指輪」まるごととしても、それはもうものすごく楽しませていただいたので、5点は疑いの余地なしです。しかし今作についてはしょうもない点でいろいろ言いたいことがないわけでもなく。 [review][投票]
★3アンダーワールド(2003/米=独=ハンガリー=英)退廃したゴシック調の世界に、ベッキンセイルの黒ずくめの姿が凛々しく映える。が、華奢で線の細い彼女は、やはりアクション女優としては無理がある。他のキャストも揃って存在感が薄い。物語のテンポ自体は良いのだが……。[投票]
★3キル・ビル(2003/米=日)とにかくバランスが悪い。スタイリッシュに決めるにしては、後半の大立ち回りは冗長な上に残虐すぎる。遊び心で楽しませたいにしては、どこまでがネタかわからんとこが多すぎる。「殺陣より先に日本語特訓しろよ」って普通にツッコんでいいのか?[投票]