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クワドラASさんのコメント: 投票数順

★3空気人形(2009/日)ダッチと一見幸せそうな生活を送る男が、突如擬人化した彼女の為に、本人はおろか半径1km圏内位で接触する人々の生活に、時に愛おしい空気・時に場違いな空気・時に切実な空気を吹き込まれる。そして彼女ももがく。「私の存在って何なんだろう?」持つべきでなかった無垢な心によって映し出された人の心の機微は、ちょっと変態でちょっと愛おしく、そして辛い。[投票]
★4借りぐらしのアリエッティ(2010/日)病魔に侵され両親とも薄い関係であるショウ君の精気の無さ。実写であった場合、相当沈んだ演技が要求されるだろう。目が寂しすぎる。翻って、借りの楽しさにウキウキするアリエッティの輝き。闇の中にいるショウ君には当然見つかってしまう存在。一筋の光。いいじゃない、夏休みの不思議でちょっとホロリとする思い出。舞台も気持ちいい。[投票]
★3パラノーマル・アクティビティ(2007/米)「現実以上想像未満」とでもいう恐怖映画的には非常に抑えられた演出の中で、この求視聴力はなかなかのもの。個人的に「ブレアウィッチ 室内版」って感じで本家には及ばないものの、観終わった後寝る時、若干物音に敏感になってしまった。私をこのような状態にさせた時点で低評価は出来ない。まあ朝には何の余韻もないが・・・[投票]
★4グロテスク(2008/日)身体・言葉の自由を奪われる事の恐ろしさ。あらゆる全てをサイコパスに握られる絶望感。小学校の理科の実験でカエルを磔にし内臓を露わにさせて「これが心臓だよ」「へェーすげえ、ドクンドクン動いてる!」と嬉々として喜んでいた少年時代。まさに本作で監禁された二人はそのカエルとなんら変わりは無い…。ごめんよ、カエル… [review][投票]
★4大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009/日)内山まもるの漫画「ザ・ウルトラマン」チックな展開がなんとも懐古的。アサシンを思い起こさせるベリアルの怒涛の強さに圧倒されるウルトラ兄弟〜新星登場のクライマックスまで停滞感ゼロで突っ走る。戦闘シーンは平成仮面ライダーと大差ない格闘ぶりだが、セブンの血を引きレオの空手技を身につけたゼロは文句なしにカッコイイ。 [review][投票]
★3仮面ライダー×仮面ライダー W〈ダブル〉&ディケイド MOVIE大戦2010(2009/日)昭和ライダーがスカイとスーパー1のみの登場とは寂しい限り(あ、タックル!)ディケイドとWのタッグは子供には大うけかもだが、大人目線だとちょっと無理矢理かな〜と。それぞれのストーリーはと言うと、DCDが2点、Wが3点。つーかDCDはTVの最終回忘れちゃったの?と言いたくなる程。ん〜夏は燃えたが、今回はイマイチだ。 [review][投票]
★3マーターズ(2008/仏=カナダ)血に飢えたドス黒い気分で正月を過ごしたい人には最適の一本。「あけましておめでとう!」とニッコリいきたい人には痛恨の一本。しかし、どちらの人が観ても単なるスプラッタでは終わらないある種の御来光感覚も加味されているので、「初日の出見逃しちゃったからコレいっとくか」もありかもしれない。全然意味わからんでしょうけど。[投票]
★4空中庭園(2005/日)整然と区画された無機質なベッドタウン(センター北辺りですね)と、様々な思念が渦巻く有機体。同じマンションに長い間住んでても言葉はおろか顔さえ知らない住人達もいる。壁を隔てたった数メートル隣ではこちらが知る由も無いドラマがある。たぶん本作の人々はその一例に過ぎない。冷え冷えと聳え立つマンション群。その景観美。 [review][投票]
★3亀は意外と速く泳ぐ(2005/日)映画なんだけどなんか不条理ギャグ漫画をみている様な感覚で、1シーン1シーン、ページを捲るとでも言うか。ただ、一見その場限りのコント寄せ集めの様でいて実は意外にも連綿としている構成。バカっぽい様でいて頭いいみたいな。子供っぽいようでいて大人のような。掴みどころない様でガッチリ掴んでる様な。軽妙な浮遊感というか。 [review][投票]
★3ヤッターマン(2008/日)「深田恭子のドロンジョって。ムフフフっ」この一点の為に鑑賞。まあアニメの彼女が年齢設定よりだいぶ上の熟女に近いイメージを持っていたので、この実写版は予想通り甘ったるいオシッコの香りが。頑張って声を似せて「やっておしまい!」や中途半端な目力光線。だがこれがいける!守ってあげたい!ボヤッキィの気持ちが良〜く分かった。[投票]
★3ファニーゲーム(1997/オーストリア)一見、論理的(屁理屈ぽくもある)に語りかける狂人だが、ゲームの内容が一方的且つ妙に幼稚なのが逆に絶望感を煽ってくる。子供が好奇心から蟻の巣を水攻めにしたり、ミミズを虫眼鏡で焼いたり、セミを糸で縛り凧揚げ遊びをしたり・・・。誰にも思い当たる節があるのではないか。まさに本作の一家はそんな昆虫達の様だった。 [review][投票]
★2侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦(2009/日)TV版のそこそこ面白い流れを逆にこの劇場版でストップさせてしまってる気がする。天下分け目の戦と言うには程遠い規模。3Dが今回の売りだったようで、尺もTV版より短いくらい。3D上映回でなかったものを観たので更になんだかな〜という感じか。まあでもエンディングテーマ時にようやくゴールドが入ってたので一安心。[投票]
★4劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー(2009/日)TV版との関連もあるが特にアマゾンに脚光を浴びせた初っ端のディケイドVSアマゾンにテンション上がる!限られた時間の中で、昭和・平成ライダー達の特色を満遍なく出せたと言っていいだろう。ラストもキングダークでなくてはならなかった!ディエンドが今回はかなりの盗人ぶりを発揮し出色の立ち回り。モグラ獣人の小ネタもGood! [review][投票]
★3モンスターVSエイリアン(2009/米)ストーリーはあって無いようなものだが、3Dを生かした特に前半の探査ロボットの暴れっぷりは印象に残る(造形がいいもんキャラのボブと被っているのがちょっと気になるが)しかし不思議なもので3D効果も中盤辺りになると慣れてきて新鮮味は薄れる。また、この3Dメガネで日食もOKという事だったらもっと好スタートをきれただろう。[投票]
★3映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(2009/日)子供達が野球できる空き地など皆無に等しい現在(特に都市部)において、本作の畳の下に広がる野っ原の一大ファンタジーぶりは子供はおろか大人までもが無類の開放感に浸らずにはいられないだろう。物語の進展・着地に特別目を見張るものはないが、ストレートな友情そしてヒロイズムが、鑑賞後に爽やかな感触を生む。安定してるね。[投票]
★4クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード(2003/日)たしかにストーリーやテーマ追求などあってないような本作だが・・・、面白かった!劇場シリーズでは個人的笑い度で3本指に入る。春日部ー熱海間という、野原一家のなにくそパワーならチャリンコだろうが何だろうが日帰りOKだぜ!な距離感がいい。R135のひろし・箱根超えのしんのすけ・相模湾遠泳のみさえ。この3つのアプローチが織り成す痛快アクション![投票]
★3クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997/日)数は豊富だが今一冴えないギャグにやや沈んだ気分になり、事件発端の高揚感もさほど無い為「凡作か」と思っていたが、オカマの一人の実家がある“あ、それ山”麓における攻防戦からボルテージが上がってきた。遠距離移動や銃器のリアリティ等、次作「ブタのヒズメ」でそれは感動と共に一気に炸裂した感じで本作は熟成途中、まだまだ玉石混淆か。[投票]
★4クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃(2005/日)早回しで見せる一日のスタートが笑いを誘う中にも一般家庭の機微を絶妙に活写。すこぶる快調な出だしだ。その後はひたすら繰り返される時空の歪み撲滅ファミリータッグ戦の単調さをものともしない、まさに「色即是空、空即是色」な、クレしん流“オラの正義とは家族愛だぞ”を一本調子で押し切ってみせた。力作だと思う。…ん!?評価低いのねこれ…[投票]
★3クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000/日)カスカベ防衛隊&しんのすけ大活躍な一篇だが、個人的にはちょっと毒気が足りない。なんかあっさりし過ぎかな。序盤に挿入した主要キャラのいない春日部の描写と今回の現場を何回かフラッシュバックさせながら、その距離感をイメージさせつつ遠隔地における騒乱と地元の静寂のコントラストをもっと出しても面白かった。まあでも、過激なサルには笑ったな。[投票]
★2クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995/日)これまでランダムにクレしん映画を観てきて“笑えるシーン(キャラ含む)が沢山あったか”“何がしかに感動できたか”“非日常の舞台装置に魅力があったか”の3要因を主に自然と重視してきていた私にとって、本作はどれも突出したものがなかった。タイムトリップ後の演出転換も成功してるか疑問。置き去り気味の吹雪丸、影薄く勿体無い。[投票]