[コメント] リトル・ミス・サンシャイン(2006/米)
それでも家族を乗せて、バスは走るのです。ラララ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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旅の途中でお父さんとお兄ちゃんを襲った挫折というのは人生がひっくり返っちゃうくらいのもので、平素なら一週間くらい寝込んでもおかしくない甚大なダメージだったはずだ。だが、我らが中年体型の“リトル・ミス”のためにやらなきゃいけないことが目の前にあったから、彼らはほんのひと時でそれを乗り越えることができた。
よく「家族がそばにいれば喜びは2倍!悲しみは半分!」なんて言うけれど、それはつまりこういうことなんだろう。家族が慰めになるとか癒しになるとかいう意味ではなくて、「自分がどれだけ傷ついていても、今すぐ何かをしてやらにゃならん人がいる」という状況が自分自身に活力を生むんだ。人間ってのは、自分のために動けないときでも、大切な人のためならいくらでも動けるんだ。
で、そんな風にお父さんとお兄ちゃんを救済した「家族の目標」が、世間的には何の価値もないあのサイテーなダンスだったというあたりが、もうたまらない。しかもその曲はじいちゃんが選んだじいちゃんのための葬送曲になって、家族全員で鎮魂の舞いを捧げると。もうステキすぎて鼻水が出るわ。
たしかにこの映画はご都合主義満載だし強引な展開も少なくない。だけど、こういう“こころやさしい力技”は全力で擁護したいと思う今日この頃です。たまには実家帰るかな……。
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