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[コメント] 日本春歌考(1967/日)
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★5若松と共振するファシズムの隠喩としての強姦映画。60年代後半のオーシマ作品においてはコリアンだけがリリカルに描かれ、日本人はみな変態であった。『ユンボキの歌』が想起される吉田日出子が素晴らしく、『儀式』に引き継がれる世界歌合戦も混線する収束も凄まじい。 [review] (寒山拾得)[投票]
★5様々な対立図式が示されているのだが、それを『日本の夜と霧』のような難解な政治用語じゃなく歌によるバトルで描く手法が面白く、アンゲロプロスにも影響を与えたはず。後半になるにつれ理解不能な次元に突入していく破綻気味の展開が堪らない。 [review] (太陽と戦慄)[投票(1)]
★4後半になるほど空想シーンと現実シーンが入り乱れていき、境界線が曖昧で不思議な感覚に陥る。「ひとり娘とやるからにゃ」の曲や、進藤映画『裸の19才』にも似たBGMも妙な気味悪さがあって耳にこびりつく。 (氷野晴郎)[投票]
★4映画って自由だなあ。大島渚ってやっぱ面白れえや。469番も超きれい。 [review] (G31)[投票(3)]
★3やっぱ、この頃の大島渚の方が緊張感があって、好きだなぁ。しかし、『絞死刑』『儀式』なんかと比べるとテーマが弱いし、ラストも曖昧かつ観念的に陥っている。主演の4人が素人みたいなのも辛い。後に結婚する伊丹一三宮本信子が、先生と生徒役なのが面白い。小山明子も綺麗。['07.3.19DVD] (直人)[投票]
★3春歌は切欠に過ぎず展開されるのは世代間のイデオロギーの相克。討つ側の先鋭であった大島伊丹に代弁させた討たれる側に立つというジレンマは未解決のままアナーキズムにすり替えられる。建国記念デモという時事的なモチーフを得ただけに勿体ない。 (けにろん)[投票(1)]
★3去勢羊たちの、毅然とした女を相手にした無様な空想遊戯。ノンポリ学生どもにとっては、朝鮮起源の皇室を漂白する「紀元節」の神話も、アメリカ起源のフォークソングしか唄えない優等生女も、空想の中でしか陵辱できないものなのだ。だが、ひとり明確に行動する荒木一郎を、大島は一介の日本青年のワク内で描いているのだろうか? (水那岐)[投票(2)]
★3「満鉄小唄」を知った映画。 (町田)[投票]
★3新宿泥棒日記』でも言えるのだが、この当時の大島渚の性に対するアプローチや表現はあまりにも観念的であり、抑圧に対する果敢な挑発は充分に理解できるものの映画として成功しているとは言いがたい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★5大島渚が創造社を立ち上げて、それでも松竹と縁を保ってやってきた縁が、これでプツンと切れた映画だ。やはりこれは日活ロマンポルノと解釈されても致し方ない。そういう意味でATGの存在は大きい。マイナーな革命だ。 [review] (chokobo)[投票]
★4エロこそが残された最後の革命だったのだろうか? [review] (ヤマカン)[投票(2)]
★3受験で上京した時って決まってムラムラするんだよね。 (マッツァ)[投票(1)]
★5こんな映画、後にも先にも見たことがなかった。荒木一郎に男惚れ。 (tikitiki)[投票]
★4メロディ・振りまでつけて春歌を記録した意義は大きい。ヨカチンチン、っと。 (ぱーこ)[投票]
★4背筋を張って、虚勢であろうとも己の歌を唄ってみせろ。(田島和子が美しい。) ()[投票]