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[コメント] 新学期 操行ゼロ(1933/仏)
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★4さすが、バスティーユ襲撃やレ・ミゼラブルのデモと革命の国の子供たち。連帯と結束はイデオロギーではなく自然発生的アナーキズムに宿るのだ。同じころ日本では小津安二郎清水宏の庇護のもと突貫小僧が憎めない悪戯で大人を笑わせるのが関の山だった。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5天へ飛翔する軽みの希求。チャップリンのように羽毛のように、屋根で踊る生徒のように。 [review] (寒山拾得)[投票(5)]
★3画面内で想外の何かは結局起こらない。時代コードに対する越境は既存のモラルの反転を企てると同義ではないのだろう。映画に於けるスローモーションを改めて再考させられた。羽根舞う枕投げ合戦はそこまでロマンティシズムで修飾される要はないと思えたから。 (けにろん)[投票]
★5聖性降臨の映画。乱れ舞う羽毛と進み行く子供達の数瞬にはグロテスク性が聖性に転げて化け遂せる如き倒錯的で恍惚的な官能性が迸る。少年は是非ともフルちんフル回転でバック転せねばならない。形骸と化した聖性は死生の内実を活きるグロテスク性によって新たに生まれ変わり、即ち革る。 ()[投票(1)]
★4映画の本質はアナーキズム。これをいかに使うかで、映画は生きもするし死にもする。ここまで過激で、尚かつ面白い作品に出来たのは凄いバランス感覚でもある。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3なるほど確かにスローモーションの場面は素晴らしかったが、全体的にちと退屈であった。 (赤い戦車)[投票]
★212年間の上映禁止を食らったという金看板の正体がこれか。失望は大きい。独創的な遊戯のテロルを期待したのだが、映画の約束事を破壊する演出技法のテロルも日常の裂け目に楔を打ち込むような俳優達の演技のテロルもなく、映画は凡庸な予定調和的進行に埋没している。 (ジェリー)[投票(1)]
★5ジャン・ヴィゴボリス・カウフマンも凄い才能。子供らが羽根の舞う中を行進するカットは私が知る最も美しいスローモーションだ。自由についての映画であること以上に、映画の在り方の自由に心底打ちのめされる。掛値なしに全カットがこちらの想像を遥かに上回る真に独創的な画面。映画はどこまでも自由だ! 文法はない! (3819695)[投票(1)]
★5女と子供を先に、そして「上」に。後にトリュフォーに引き継がれることとなる、ジャン・ヴィゴの映画理念、革命のスローガンは、この一時間足らずの中編の、至る所に視覚を伴って配備され、その圧倒的な説得力と熱気、美しさとで、大の子供嫌いであるこの私にさえ、一目惚れの改宗を強制する。 [review] (町田)[投票(5)]
★4なるほど噂のスローモーションは神業だった。 (ころ阿弥)[投票]
★5誰だ!この映画見て「可愛い!」なんて言ってるのは?上映禁止の憂き目に遭ったのは解せないが、ここにヤバいアナーキズムを汲み取ったフランス政府の批評眼は賞賛に値する。 [review] (リーダー)[投票(1)]
★5個人的な映画史が書き換わる様な衝撃を受けた。 (天河屋)[投票]
★2古典・名画なんて興味ない。古くても新しさを失っていない映画の輝きに出会いたいだけだ。 (AKINDO)[投票(1)]
★4あまりに密度の濃い画面。スローモーションの解放感、カタルシス。映画っていいですねえ。 (ハム)[投票(1)]
★3小さな恋のメロディ』の終盤ぐらいにはちきれてほしかった。とはいえども羽が舞うスローモーションのシーンは絶品。 (24)[投票]
★4なんて瑞々しい反抗。スローで羽毛が舞うシーンは昇天モノの美しさ。 (ドド)[投票(2)]
★5反体制子供映画のハシり。徹底的なスラップスティック振りがスローモーションシーンで映画的陶酔に転じる鮮やかさ。ラストで子供達の陶酔振りは、頂点に達する。 (くたー)[投票(1)]
★5とってもいいですね。スローモーションで枕の羽毛が飛ぶシーンは、とっても幸せになれますね。 (動物園のクマ)[投票]
★3センスがいいですね。合成映像とかもあるし。 ()[投票]
★4大昔、『大人は判ってくれない』と二本立てで見ました。プログラム組んだ方に感謝!(今頃) [review] (ボイス母)[投票]
★5美しいのと可笑しいのとで涙が出る。これ以上の映画を知らない。 (tomcot)[投票(1)]
★4確か寄宿舎の中だったと思うけど、スローモーションの場面が印象深い。撮影は名手ボリス・カウフマン。 (丹下左膳)[投票]
★5「大人はわかってくれない」の元ネタと聞いていたのだが、センシティヴというよりもブラックな面が強くてびっくり。そしてそこが好き。校長先生はコワ過ぎ。 (tredair)[投票]