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[コメント] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日)

1970年大阪万国博、2001年インパク・・・今の子供が気の毒だ。
アルシュ

大阪万博のあの独特の高揚感はテーマにもある通り、21世紀を迎えたばかりの”今”への期待感によるものだったと思う。

皆さんが書かれている様に「こんなはずではなかった未来」が今ここにある。 そんな象徴的な現実は、総務省主催で行われた「インターネット博覧会=インパク」の不発でも解る。

このインパクはインターネットを駆使する人でさえ、名前程度しか知らない人も多いと言われている。各県、企業などが趣向を凝らしたパビリオン(HP)を用意したにも関わらず、開催期間中の1年間の入場者数(ヒット数)は、Yahooの1日分にも及ばなかったと言われている(ネットの事ですから単純な比較は出来ないにしても)。

これは総務省のPR方法にも問題があっただろうが、現代に漂うのシラケ・ムードにはどうしても勝てなかっただろうと推察できる。

ノスタルジーに浸るだけがこの映画の魅力ではない。やはり1970年頃の自分も、21世紀には”きらめく未来”を期待していた事には間違いない。父ヒロシ同様、しがないサラリーマン同様の自分。せめて自分たちの子供の為に少しでも、”夢と希望に満ちあふれ、人類の進歩と調和のとれた未来”にしていく義務がある。過去ばかり振り返り、ノスタルジーに浸ってばかりいてはいけないというメッセージだと受け取った。

ゾウさんをやるしんちゃんの様な子供がオトナになったら・・・と心配する向きもあるが、階段をしゃにむに駆け上がるしんちゃん(の様な子供)に私は未来を賭けたい。

(評価:★4)

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