[コメント] アメリ(2001/仏)
ガラスはガラスでも板ガラスではなかろう。そりゃぁ直径5cmのガラス球をぶん投げられれば痛いよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「汝の欲するところを人に施せ」か、「汝の欲せざるところを人に施すな」か。俺は後者です。アメリってばとんでもなくおせっかい。その前に自分のことをしなさい。
学校に行かなかったから、父しかいなかったから、母を失ったから。だからガラスのように繊細な心で、内気になってしまったなどと言われた瞬間から違和感。
しかしよく考えてみれば、ガラスのようだったのかもしれないけれど、アメリの心ってのは、直径5cmのガラス球のようなものだったんじゃなかろうか。叩いても簡単には壊れない。水は通さない。形も容易には変わらない。勢いが出るとガラス板はぶち抜いてしまう。
私のような小市民は、粘土のような心ですよ。叩けば潰れるし、揉めば形も変わる。年をとって、粘土から水分が抜けていくと、徐々に硬くなって形が変わりにくくなる。その分脆さもあって、乾いて固まった粘土は、叩けば粉々に砕ける。
導入部分からの描写、「好きなもの」「嫌いなもの」など、小ネタでは笑わせていただいたのだが、徐々にクドサばかりが目につくようになり。アメリの恋愛成就にしては長すぎて飽きる。
遊園地で地面に矢印なんぞ書いてたら店員さんに怒られるよ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (21 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。