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hkさんのコメント: 投票数順

★5大日本人(2007/日)バベル』なんかより切実な相互理解の断絶。意味の漂白化後に残る微かな哀愁。情けなくもいとおしいマイノリティー。なかなか理解されない大日本人松本のプロトタイプ。 [review][投票(15)]
★3腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007/日)この映画には人間の「痛み」がない。よって、その痛みを肯定する「愛」も存在しない。「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」と、制作サイドに言ってやりたくなる映画。 [review][投票(7)]
★4まぼろし(2001/仏)「愛の映画」であり、同時に「愛の不毛の映画」でもあるアンビバレントな作品。ランプリングの顔・肢体を執拗に映し続けるオゾンの確信犯的まざなし。 [review][投票(7)]
★5監督・ばんざい!(2007/日)もはや誰も笑わない。もしくは、一人笑い続けるしかない。元来た道に引き返すか、突き抜けるかは私たち自身の問題である。(6/13追記) [review][投票(6)]
★4オール・アバウト・マイ・マザー(1999/仏=スペイン) 息子を失った母親。「自分の人生にはいつ... [review][投票(6)]
★4ミツバチのささやき(1972/スペイン)少女の不思議な世界観(生死観)を描いた秀作。 [review][投票(6)]
★5TAKESHIS’(2005/日)ダメな内容であるが故に価値のある映画。卑小な生、卑小な現実、卑小な悪夢。それは私たち自身のもの。 [review][投票(4)]
★4その男、凶暴につき(1989/日)バーのトイレで麻薬の売人を殴るシーンが好きである。 [review][投票(4)]
★3パリ、18区、夜。(1994/仏) 夜を中心にして撮られたという感じ(夜の... [review][投票(4)]
★3河(1997/台湾)宙吊りされた欲望。倦怠感。河とは「欲望・情動の流れ」のことであろう [review][投票(4)]
★2嫌われ松子の一生(2006/日)「狂おしいほど愛しい存在」であるはずの松子が、華麗な演出により「幼稚で憐れな存在」に成り下がってしまった哀しい映画。マイナーな題材をメジャー形式で描くことの残酷さ。この監督は、ある意味、松子に興味がない。[投票(3)]
★5スカイ・クロラ(2008/日)普通の人生を営む周りの人々との対比を通じて、永劫回帰的な生を営む主人公たちの存在に対する苦悩(自己同一性の揺らぎ)を純化した形で描き出している。設定としても面白いし、メッセージ性も強かったのではないか(伝わるかどうかは別として)。[投票(2)]
★3ローズマリーの赤ちゃん(1968/米)やつれた小さな妊婦の姿が脳裏に焼き付く。観る者の心理を多重に揺さぶる演出、ファローの気の触れた演技が秀逸。[投票(2)]
★5さすらいの二人(1975/仏=伊=スペイン)現実に現実を逃避する現実逃避の可能性。 [review][投票(2)]
★4さよなら子供たち(1987/独=仏) 美しい映画である。そして、... [review][投票(2)]
★52001年宇宙の旅(1968/米=英) 人間の無力感。コンピューターに対する?... [review][投票(2)]
★4大人は判ってくれない(1959/仏) 大人から観れば「アナーキー」「危険分子... [review][投票(2)]
★5ノスタルジア(1983/伊) 美しすぎる。  「世界を救う」と... [review][投票(2)]
★4エディット・ピアフ 愛の讃歌(2007/仏=英=チェコ)主演女優の演技は素晴らしかったが、構成や演出の面で難があり、ピアフの真の愛の深さや人間性を十全に表現できていたかに関しては疑問の余地がある。それでも、彼女の波乱の人生と圧倒的な歌声は一見の価値があるだろう。[投票(1)]
★4300 スリーハンドレッド(2007/米)男性ホルモン大放出で脳髄が笑い出すイカレ映画かと思いきや、むしろ理性的過ぎるぐらいに見えたレオニダスの策略の深さにスパルタ王の威厳を感じ取るスマートな映画でしたよ。 [review][投票(1)]