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シーチキンさんのコメント: 更新順

★4皮膚を売った男(2020/チュニジア=仏=ベルギー=スウェーデン=独=カタール=サウジアラビア)背中にタトゥーを彫った「美術品」となった男性とアーティストは実話だそうで、それに着想を得たにしても、設定がリアルで、本当にありそうで、最初はドキュメンタリーかと思った。 [review][投票(1)]
★4クリスマス・ウォーズ(2020/英=カナダ=米)奇想天外な設定を、きちんと、真面目に撮り上げた姿勢には、それだけで好感がもてる。こういうのは、真面目にやってこそ面白い。それに哀愁と凄みをあわせて漂わせたメル・ギブソンははまり役だし、凄腕の殺し屋もいい味を出していた。 [review][投票]
★3アンテベラム(2020/米)本作で描かれていることが、荒唐無稽なことだと言い切れない、ありそうな話だと思えてしまうところが、本当に怖いことだ。 [review][投票]
★3ほんとうのピノッキオ(2019/伊=仏=英)ピノキオが何になろうが知ったこっちゃないが、妖精さんには、いつまでも少女でいてほしかった。少女でお姉さんの妖精にもう一度、あいたい。 [review][投票(1)]
★4ホロコーストの罪人(2020/ノルウェー)本作を観ると、なぜ、あれだけ暴虐なナチスが12年間にわたって勢力を拡大、維持し、占領地を拡張していけたのか、おぼろげながら見えてくる。 [review][投票]
★4沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家(2020/米=英=独)エド・ハリスの使い方の端的にあらわれているが、ヒューマン、スリル、アクションなど、なかなか盛り沢山で楽しめる映画でもある。 [review][投票]
★2ペトルーニャに祝福を(2019/マケドニア=仏=ベルギー=クロアチア=スロベニア)結末は悪くないが、全体として退屈で、何がしたいのか、よくわからないぐだぐだな映画だった。ただ、そのぐだぐださは「これが現実になったってそうでしょ」という風刺なのかもしれんなあ。[投票]
★3シュシュシュの娘(2021/日)ゆるゆるの雰囲気に福田沙紀はびっくりするほど、よく似合っている。真面目にやっているんだか、やる気がないんだか、よくわからない感じがとても良い。 [review][投票]
★5モーリタニアン 黒塗りの記録(2021/英)テロの報いを受けた者が必要だとする権力者に必要なのは、法の支配よりも、その思惑に忠実な収容所だという吐き気のする真実を重厚に描いた力作。 [review][投票(2)]
★5老後の資金がありません!(2020/日)本当に身近で、時に切実で、深刻にもなりうる老後のお金の話を、切実だからこそ、深刻だからこそ、それにあたふたする人間模様を、ついつい笑ってしまう人生喜劇に仕上げたのは見事。天海祐希草笛光子のコメディエンヌもあかるく楽しそうで良い。 [review][投票(1)]
★3プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021/米)ああ、なるほど園子温かと思わせる、わけのわからなさ。『愛のむきだし』に拍車をかけたような混沌とした映画世界だが、そこまでやりながら、終わってみると、そうか、そういう物語かとそれなりに納得させるのも、同作に似ている。 [review][投票]
★3キャッシュトラック(2021/米=英)時制を行ったり来たりするのは相変わらずだが、今回はやや遊び心に欠けたガイ・リッチー監督のアクション作。ただ遊び心がない分、ジェイソン・ステイサムの凄みが増しているようではある。 [review][投票]
★4DUNE/デューン 砂の惑星(2021/米)巨大な宇宙船などのメカや小道具に至るまで、丁寧に考えられ、つくられており、いかにもSF的な、統一感ある世界を構築しているのは立派で、それらの絵面は十分、楽しめる。ただなあ… [review][投票(3)]
★5最後の決闘裁判(2021/米)いかにも中世フランスらしい雰囲気がよく出ている。美術や、荒々しい迫力でスペクタクルも十分楽しめる。同時に本作は、中世では女はあくまで男の所有物であり、従属物であったという、女性史の視点から見ても相当に興味深い。 [review][投票(3)]
★5護られなかった者たちへ(2021/日)佐藤健の熱演には心を打つものがあった。世をすねたような人相の悪さの裏には何があったのか、ラストの独白には納得させるものがあった。また清原果耶も好演しているし、阿部寛はいつもの彼で安定している。 [review][投票(1)]
★4浜の朝日の嘘つきどもと(2021/日)とり立てて言うほどもない物語ではあるし、大久保佳代子なんかはあまりにも出来過ぎなところはあるのだけれども、心をうつものがあるのも確かだ。 [review][投票]
★4アナザーラウンド(2020/デンマーク=スウェーデン=オランダ)最後のマッツ・ミケルセンのダンス・シーンは見もの。そしてそこに凝縮されているように、本作は色々あっても、いや、あるからこそ、喜びも幸せもあるという、少しほろ苦い人生賛歌なのだろう。 [review][投票(2)]
★4モンタナの目撃者(2021/米)まず子役のフィン・リトルが良い。健気でぐっとくるものがある。主演のアンジェリーナ・ジョリーよりも、脇役の方がいろいろなアクションでがんばっている分、森林消防隊員という山火事消火のプロフェッショナルとしての無理のない活躍も心地よい。 [review][投票(2)]
★3ビバリウム(2019/ベルギー=デンマーク=アイルランド)謎だらけの奇妙な映画だが、淡々とした描写の中で不気味さだけはどんどん盛り上がっていく感覚には、ある種の心地よさがある。 [review][投票(1)]
★4鳩の撃退法(2021/日)藤原竜也の好演と、極力、説明を省き、テンポのよい展開で、あれこれ想像しながら楽しめる。それに何より、観終わった後に爽やかで気持ちのいい心地良さがある。映画の物語としては平凡かもしれないが。 [review][投票]