「在日コリアン」(死ぬまでシネマ)の映画ファンのコメント
太陽と戦慄のコメント |
男の顔は履歴書(1966/日) | 民族対立という、一筋縄ではいかないテーマにあえて踏み込んだ監督の意欲を買いたい。ここで提起されている問題は、今でも充分に通用すると思う。配役も新鮮で、医者を演じる安藤昇、殴り合いの喧嘩を繰り広げる伊丹十三なんて他では見られまい。 | [投票] | |
やくざの墓場 くちなしの花(1976/日) | ガッツリ芝居してる大島渚なんて他では見られないのでえらい新鮮。ムスッとして座ってるだけでも異様な存在感がある。梅宮はおいしい役柄で見せ場も多く、渡も後半になるにつれ『仁義の墓場』を彷彿とさせる退廃オーラが滲み出てくるのが堪らない。 | [投票] | |
ガキ帝国(1981/日) | どう見ても素のまま演じてるとしか思えない紳助・竜介が見事なハマり役。ヤクザ役に上岡龍太郎というキャスティングもいい。 | [投票(1)] | |
日本春歌考(1967/日) | 様々な対立図式が示されているのだが、それを『日本の夜と霧』のような難解な政治用語じゃなく歌によるバトルで描く手法が面白く、アンゲロプロスにも影響を与えたはず。後半になるにつれ理解不能な次元に突入していく破綻気味の展開が堪らない。 [review] | [投票(1)] | |
GO(2001/日) | 映像も、演出も、脚本も、全てにおいてダサくて薄っぺらくて最悪なのだが、在日朝鮮人をこのような身近な存在として描いたという一点においては評価したい。 | [投票(1)] | |
絞死刑(1968/日) | 渡辺文雄や戸浦六宏ら、役者陣の演技が面白すぎる。小山明子扮する姉が現れてからのR君の心境の変化がなんとも悲しい。 | [投票(2)] | |
血と骨(2004/日) | 凄い映画だとは思うが、その凄さというのは大方役者の力演によるものであり、映画的な凄さではないような気がする。 [review] | [投票(7)] | |
キューポラのある街(1962/日) | 吉永小百合、絶品。彼女が弟たちを叱る、父親に刃向かう、走る、泣く、笑う、その全ての所作の圧倒的な輝きだけでも、この映画は完璧。素晴らしい。 [review] | [投票(6)] |