★4 | もっとずっとずっと見ていたいと思った。それでいて、この86分という時間が完全無欠なものだとも感じさせる。ファーストカットの東京の町を右にパンして浅草寺を映す大ロングショットから、ラストカットまで。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 競い合う女優陣の「熱さ」と、競い合わせる溝口監督の「冷徹さ」の融合。だが、女優たちの熱演も、ラストたったひとりの少女の演技が作品全体をひとつ上のレベルに持っていっちまう。こんな監督には敵わない。 (sawa:38) | [投票] |
★4 | 悲惨な話なのに、上映中笑いが起きることもしばしば・・・不思議な作品です。 (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | 横浜シネマ・ジャックにて(映画の内容関係ないです。)→ [review] (picolax) | [投票(5)] |
★3 | 佳作ではあるが、他の溝口作品のような緊張感が伝わってこない。音楽のせいか? [シブヤ・シネマ・ソサエティ] (Yasu) | [投票] |
★5 | 売春禁止法(後に成立したのは売春防止法)が成立か否か、という社会背景がドラマをより盛り上げている。強烈キャラを演じた5人の主演女優も申し分なし。俗っぽい展開や演出も、彼女らや撮影、美術(特に貝がら)により世界に通用する芸術に。 (檸檬) | [投票] |
★4 | セックスという仕事。たとえ奴隷として生きても、しぶとく生き残るのはいつも女性。 [review] (ボイス母) | [投票(10)] |
★5 | どのエピソードを切り取ってもシビアで、甘さのかけらもない映画。これが遺作というのは、畏敬の念を抱くほど凄いです。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★3 | 往年のパワーが感じられないものの、あのラストには強烈なインパクトがあった。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | これだけの女の個性を、さりげなく描き分け、かつひとりひとりの気持ちの移り変わりもとらえている。大げさじゃなくね。ほんとうに凄いと思う。 (エピキュリアン) | [投票] |
★3 | 赤線廃止二年前の騒然とした空気を捉えた意義深い群像劇であることは確かだが成沢昌茂の脚本はおセンチに過ぎ踏み込み不足で誉めようがない。女優では若尾文子の圧勝。他が悪いのではなく彼女が素晴らし過ぎるのです。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★3 | 末期を迎え死に絶えようとしている往年の吉原を描くため、いかにも陰気なイベントばかりが羅列され、気が滅入る。やはり作為的描写ではあっても京マチ子の陽性は必要だったのだな、と痛感。若尾の狡猾さだけでは転げ落ちる女たちの末路描写の寒々しさはカバーしかねるだろう。ましてラストはあざと過ぎる。 (水那岐) | [投票(3)] |
★3 | 社会状況や価値観があまりに前時代すぎて今となっては物珍しく観るしかないのだが、「夢の里」の案外モダンな店の造りと奥行きを意識した宮川カメラの構図取り、京マチ子の捨て鉢なキャラ造形が印象深い。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 女たちの親密な雰囲気と丁々発止のやりとりが、微笑ましくも楽しい。だからこそ、その隙間から吹きつける、暗く冷たい現実の感触に戦慄する。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |
★3 | あのな、(以下ノーコメント) (G31) | [投票] |
★5 | 金勘定の仕方、丼の持ち方、煙草のふかし方、客と女達の顔の距離。細部に吉原が現れる。五人五様の人生が、つかの間吉原のネオンに照らされ浮かび上がっては消えていく明滅ぶりを堪能。主役をあえて一人に絞り込まなかったことがかえってすごい。 [review] (ジェリー) | [投票(4)] |
★3 | 思わず“女の強さ”などと書いてしまいそうになるのだが、描かれている女達の生き様はいたってまっとう。“男のダメさ”の方が印象に残ります。それと木暮実千代のメガネには、不協和音的な美しさを感じます。 (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★3 | あくまで、「溝口にしては・・・」という留保付だが、ストーリー展開も俗に流れるきらいがあり(特に名高いラストも私は白けてしまった)、映像にもかつてのパワーはないですな。しかーし、『祇園囃子』から成長した若尾文子を見る楽しみがまだ残っている! いやぁ、成熟する一歩前の若尾様、色っぽいねえ。 (若尾好き) | [投票(3)] |