★5 | 場を丸ごと切り取る事での状況への臨場性は今村的でもあり、遍き不穏な空気の内在は黒沢清的でもあり、その最高ランクでの融合がボン・ジュノだという事を確認。そして、曖昧な混沌ではなく物語にケリをつける事での越境への決意も。弩級の傑作。 (けにろん) | [投票(10)] |
★5 | 『殺人の追憶』でも書いたが、韓国の警察の捜査って本当にこんなに杜撰なんだろうか? しかし、この胸糞悪さは何だ? 気味が悪い。ウォンビンすら嫌いになりかけた。『オールドボーイ』並みの苦手映画に分類できる。が、ストーリーの構築はきっちり計算されている。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | まさに映画的な映画ですね。映画の持つ素材を極限にまで活用し自分の映画世界を構築しようとしている。そのテクはそれほど斬新でもない。しかし、こういう撮り方は最近なかったかなあ。
[review] (セント) | [投票(11)] |
★4 | ひたすら不穏な映画である。何もこの母(キム・ヘジャ)に限ったことではなく、息子に対する母親の愛情には、平時には見えない不穏さが確かに潜んでいる。その不穏さの正体は、男にとって自身の存在を左右し、そこから絶対に逃れられないという恐怖だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★4 | オープニングは、「母親」の無様なダンスから始まる。微笑を浮かべることもなく、ただ無表情に踊り続けるキム・ヘジャ。その姿からは明朗さはいささかも感じ取れず、ただ必死に生きる宿命を甘受する諦念すら漂ってくる。彼女はウォンビンのためにしか笑わない。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | 真実の「重み」をずっしりと描いた映画にして、 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★5 | バス、日光、踊るババア共、音楽。あのラストシーン大好き。93/100 (たろ) | [投票] |
★5 | 不快ゾーンを超え感傷的な情緒を排除したら、見えてきたのはヒッチコック級の手練手管。映画の醍醐味を堪能した。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★1 | 踊りで始まり踊りで終わる照応が、母親であることとは踊り続けることであるという主張にも受け止められる。誰も救わなかったこの映画制作者の姿勢は、この映画が扱った現実以上に救いようがなく不快。事件の真相を一時的に覆い隠す重要な夜の闇を描けてもいない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 母なる証明とは [review] (NAO) | [投票] |
★4 | 怒涛の後半・・・「きた!」と思った。重苦しい内容に潰されそうになりながらも、次から次へと「映画的」パンチがくる。巧い。 (あちこ) | [投票] |
★5 | 考え抜かれた推理ドラマの一級品であり、ラストは人間の生きるつらさが伝わってくる。 [review] (KEI) | [投票] |
★4 | ポン・ジュノの才能が遺憾なく発揮されている快作です。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 前半のやや退屈なシーンを乗り越えると、後半はヒッチコックの世界が待っていますよ。内面心理に刺さるすごい作品でしたね。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 驚異的傑作。テスト勉強のため、ほとんど徹夜の状態で観たが眠気など一瞬で吹き飛んだ。終盤の怒涛の展開はサスペンスの枠を超えて母と子の業、情念をも描ききる。魂が震えた。 (赤い戦車) | [投票] |