★4 | 闇を飛ぶ白い縄。スポットの中に浮き立つ長谷川一夫の顏。山中貞雄以後、これほどスタイリッシュな時代劇があっただろうか。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | 豪華スター達の個性を殺すことなく、且つ舞台的な要素も含めて、この作品を芸術としての映画にまで押し上げた製作スタッフ達には頭が下がる。後生まで語り継ぐ価値は十分にある。個人的には三枚目キャラの市川雷蔵のうまさが光っていた。 (タモリ) | [投票] |
★5 | 傑作だろう。他の作品では裏目に出ることも少なくない市川崑の特異な美的感覚が、ここではことごとく面白さに繋がっている。それはやはり悪趣味なものでもあるのだが、悪趣味もこの種のものであれば、「映画」はこれを歓迎する。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★5 | なんだこりゃ凄い画面。雪之丞長谷川VS闇太郎長谷川の暗闇でのシーンなど鳥肌もの。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★5 | 映画的レトリックと純文学かぶれのアンビバレンスが解消された60年代市川の総決算とも言うべき大衆芸能お祭り映画。主演長谷川を十二分に立てつつ演出もキザでキッチュでオチャラケるという奇跡の併存。助演では山本富士子が全てかっさらう。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 好きな役者さんがたくさん出てるし、撮影・美術・照明なども素晴らしい。市川演出も本作においては効果的だと思う。面白いか面白くないかで言えば面白い方なんだけど、やっぱり私は余分な脂肪分のない、スマートな映画の方が好きなんだな。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | まさに大衆娯楽にして前衛。長谷川、若尾の艶、中村、柳の醜、山本の不協美という芸を、キャメラ、音楽、美術といった技で揺さぶり、暗闇でしっぽり包み込む。60年代初頭、市川崑はシネスコの使いこなしにおいて、間違いなく世界の最先端にあった監督の一人だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |