★5 | 原作ファンでもある私は複雑な心境であるが、園監督の暴走絵図はすがすがしいほどさっぱりしていて、なにをどうしてもこのような結果になってしまう監督の姿がまさにヒミズを思わせる。二階堂ふみの底なしぶりが怖い。 (サイモン64) | [投票] |
★5 | 無根拠な「がんばれ」 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★5 | 冒頭から執拗に繰り返される震災の映像とモーツアルトのレクイエム。今や、世界は朽ち果て人々は鎮魂のみを必要としているのか。あるいは、それでも立ち上がることを求めているのか、、。
[review] (セント) | [投票(6)] |
★5 | しょうがないから「がんばる」という消極的なところが素晴らしい。ヴィヨンとくれば太宰治の世界。人は自分以外のことしかわからない。逆に自分のことは全くわからない。震災で全てを失った者の叫び。(2012/1/28 HUMAX池袋) [review] (chokobo) | [投票(4)] |
★4 | 女房にはがっつり否定されましたが、私はこの映画を子供達に見て欲しい。 [review] (K-Flex) | [投票(2)] |
★4 | 園子温作品ってのばっかりが前に出ててどんな作品か知らずに見たら、思いの外重くてびっくりした。ラストは… [review] (stimpy) | [投票] |
★5 | 住田くん的要素はあるか?ちゃんとした大人になれたか?ふたりの叫びを聞きながら、というかもはや浴びながら、少しだけそんなことを考えた。答えはないけど…。でもね、叫びは届いたよ。まずはそれだけ。 (あちこ) | [投票] |
★5 | 再生とか綺麗ごとの修辞ではなく自壊寸前の剥き身で再構築されよ若人よ…と言うことだろうし、でんでんや渡辺に仮託された未来を見据える親爺たれという園子温の時代感覚は圧倒的に正しい。坂道や池を配したロケ美術も久々に映画を感じさせた。
(けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 今見ておくべき作品であるのは間違いない。しかし、震災を絡める事で、物語の異常な暴力性を正当化しているように感じ肯定できない。瓦礫の街を何度も挿入される構成も逆効果で、現実の圧倒的イメージに物語が負けそうになっているのもどうなのか。 (ガリガリ博士) | [投票(1)] |
★4 | これっ、震災と関係ないと思ったが、完膚なき迄に叩きのめされて絶望という点で一致するのだろう。特に茶沢さんの境遇に心が痛い。モーツァルトは濃い過ぎる。物語中身も濃いので胸ヤケしそう。フォーレのレクイエムでは?ラストは殊更言う必要もないだろう、、、 (KEI) | [投票] |
★4 | 途中で何度も諦めようとしたが(やや退屈?)、最後まで見てよかった。 [review] (蒼井ゆう21) | [投票(3)] |
★4 | 「がんばる」とは、いったいどうゆうことなのだろう。昨春の大惨事以来、この言葉が繰り返されるたび、その意義が強調されればされるほど、言葉が意味する本質が見えなくなる。「がんばろう」に侵食される少年と少女。言葉にこだわる作家、園子温の真骨頂。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 園子温の「堕落論」。破壊される世界の不条理に対峙するに、お仕着せの美辞麗句や自己愛塗れの善意を拒絶し、怒りと自壊から始めようとする姿。否定や肯定の世界ではない。深い闇に沈潜してこそ見える光。新世界。しかし、そこには常に「コントロール」の問題が立ちはだかる。「泥」(怒り)塗れの天の邪鬼な「ボーイミーツガール」。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★4 | 家の中に死刑台つくる親がいるか! 82/100 (たろ) | [投票] |
★3 | この緊張感は芝居のそれであって画面のそれではないというお定まりの批判は残念ながらいまだ有効である。ともあれ園子温はキャラクタをエキセントリックに仕上げながら『ヒミズ』を驚くほど古典的かつ道徳的な物語として語り直す。『罪と罰』の構造を借りつつ主人公のモティヴェイションは反転している。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | キャストの演技が素晴らしい。そのことによりストーリーがはらんでいる「破綻」状態が上手く覆い隠されているように思う。 [review] (Master) | [投票(2)] |