★5 | 前作とは全く異なり、ものすごく分かりやすい方向に振った印象。ゲームみたいに人がころころと死んでいくが、全く感傷を残さない。関西人としては花菱会の「ニセ大阪弁」は大いに気になったがそれはご愛嬌というところか。 (サイモン64) | [投票] |
★4 | めんどくせえ、という倦怠からこそ真に苛烈な暴力が生まれる、という表現の元祖が誰か知らないが、北野武が元祖なのではと思わせる達成。いつでもその空虚の表現は巧かったけど、その逆ベクトルのキャラクターは面白いと思った試しがなかったところ、片岡=小日向の造形が異常に素晴らしい。悪徳刑事、という枠を超えた巨大な禍々しさがある。 [review] (DSCH) | [投票(4)] |
★4 | 「俺、もうそういうのいいよ」という大友の台詞は、ビートたけし・北野武のこれまでのすべてを背負っているかのようで、リアルタイムのたけしファンの私にはとても生々しく、これがこの映画のすべてだ、といいたくさえなる。 [review] (おーい粗茶) | [投票(13)] |
★4 | いやぁもうなんて贅沢な。おせち料理のような。役者陣の面構えを観てるだけでニヤニヤしちゃった。スクリーンに大勢映ったときなんて、どこ観ていいのか迷ったね。映画って…こうだよなぁ。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 「(球が)出ねえぞ!!」→ヤクザ登場。たけしの挑戦状じゃねーかコノヤロー。たけしのコメディセンスはブレていない。 (ガリガリ博士) | [投票(1)] |
★3 | どの辺がビヨンドなのかさっぱり。石原(加瀬亮)、小さくまとまっちゃったなぁ。前作の方が狂気じみてた。裏切り厳禁だね、この社会。後半一気にドンパチ抗争が加速するが、「あんた達、誰?」感が否めない。屋上でのドンパチでピクピクしてる人の動きが止まるシーンが秀逸。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★5 | 恐るべき出来の良さ。群像劇になって物語が一気に拡大してるのに、その中できっちり主人公の存在を示してる。 [review] (甘崎庵) | [投票(3)] |
★4 | 一度終わった男(ビートたけし)が漂わせる深い無常感。口では出世のためと言いながら、先天的に安定を嫌う男(小日向文世)の躁的執着心。ヤクザの抗争話に拮抗する強度を持った、この二つの尋常ならざる心のありようが、実は一番恐ろしいということ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(8)] |
★4 | タイトルの出方からして違うように、これは「暴力」そのものを描いた前作とは似ても似つかぬ代物だ。どちらかといえば、私はこちらの方がより面白いと思う。特に前半は近年の北野武作品でも最高だろう。クライマックスは深作欣二『仁義なき戦い』その他古いやくざ映画への決別宣言か。<レビュー全面改訂しました> [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 北野映画で最も脚本がしっかりした映画かもしれない。悪く言えば最も台詞の多い映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | 『アウトレイジ ビヨンド』は続篇である。『アウトレイジ』の続篇である。では「続篇」とは何だろうか。ひとまず、続篇は正篇にとって子のようなものだ、と云ってみよう。子は親と独立した個体であり、また親と無縁に生きることもできるが、親の存在なくして子が発生することは生物学的に不可能である。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★4 | 顔に刻まれた皺が、尋常ではない社会を巧く表現している。 (ユウジ) | [投票(2)] |
★3 | やっぱり役者って変身願望が根底にあるからヤクザ役とか張り切っちゃうんだろうな。みんな嬉々として演っていて微笑ましい。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★5 | いやあ、戻ってる。北野映画健在。この7,8年のへたれは何だったろうか、と思わせるほど映画の芯に重力が満ち満ちている。そうなるとこのバイオレンスは現代人の男の魂を引き連れはじきまくる、、。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | ドライな雰囲気の画面と鈴木慶一の音楽が絶妙にハマった。前作でも素晴らしかった夜のシーンのスタイリッシュな美しさもさることながら、役者陣のキャラの立ち方、ストーリーの面白さ、あらゆる面においてパワーアップした感がある。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(4)] |
★4 | これが映画だね。話の転がし方、役者の面構え、カットでつなぐ省略法。やり過ぎないところに北野武のセンスを感じる。たかが映画だから。高級車のドアの音だけでもう十分です。 (ぱーこ) | [投票(3)] |