★5 | 既視感のある設定とも言えるのだが、豊穣で魅力ある細部の連鎖と組み合わせの妙が否応なくアドレナリンをかきたてる。一筋縄でいかぬキャラもてんこ盛りだが特筆のジョンミンの大友イズムと大陸の物乞い。そして、映画は越境することで既視感を駆逐する。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 最近活気がない韓国映画。あの一連の熱源はどこに行った!頭に血が上りさっと醒めるあのドキドキ感。それらが久々に戻ってきたような本作。文句なしの秀作である。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』『インファナル・アフェア』『エレクション』を想起させるも韓国映画らしくそれらよりコテコテで泥臭くてエネルギッシュな傑作。終盤"新しき世界"に乗り出すイ・ジョンジェに痺れまくり。ファン・ジョンミンとのやり取りもグッと来る。 (パピヨン) | [投票] |
★4 | 古今東西のノワール映画の好いとこどりがダサく見えないのは、「抒情」よりも「速度」を優先した簡潔で適格な歯切れ良い語り口に負う。そのスピードに圧倒されていた「人としての感情」が、題名とは反語のように、ほどよく滲む「思い出の世界」の仕掛けも上々。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |