「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
行く行くマイトガイ 性春の悶々(1975/日) |
今となっては、この稚拙さは如何ともし難いが、全編に散りばめられた映画青年井筒和生の愛情と思いが伝わってくる。肝心の主題そっちのけで、65分間、間断なく続く性交シーンのオンパレードに今に至る井筒特有の破綻的サービス精神の根っこを見る思い。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
短尺で話は平凡だが、井筒らしい青年たちの生態観察はすでに完成しているのが見て取れる。田舎は嫌だ東京へ行こうとあけすけに繰り返される一極集中の欲望が蔓延しており、地方都市を描き続けた氏らしくないのが面白い。 (寒山拾得) | [投票(1)] |