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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★5パパが遺した物語(2015/米=伊)作家のジェイク(ラッセル・クロウ)はひとり娘のケイティ(カイリー・ロジャース)に惜しみない愛情を注いでいたが、交通事故により妻を失い、自らも重い後遺症を抱えることとなった。その症状を危ぶむ姉のエリザベス(ダイアン・クルーガー)は、ケイティを養女として引き取らせよと要求するが、彼は頑として断り、娘と暮らす城に立ち入らせまいとするのだった…時は流れ、美しく成長したケイティ(アマンダ・サイフリッド)は、奔放にセックスをむさぼりながらも愛に怯えを隠せない性格に育っていた。そんな彼女を前に、真面目に愛を告白したキャメロン(アーロン・ポール)の存在が、ケイティに過去の「傷」を見つめ直すきっかけを与えるのだった。〔116分〕[投票]
★3茄子 スーツケースの渡り鳥(2007/日)自転車選手ペペ・ベネンヘリ(大泉洋)は日本遠征を前にして、「神様」マルコ(大塚明夫)の自殺に立ち会うこととなった。特に僚友チョッチ(山寺宏一)は彼と親しく、辛い事件であったようだ。ともあれ、彼らパオパオビール・チームはジャパンカップで、また世界の強豪と競い合うこととなった。世話役は日本人の娘・ひかる(坂本真綾)である。翌日のレースは土砂降りの雨の中で始まった。優勝候補のザンコーニは体力を温存してか動きを見せない。そして、コースを甘く見たペペは突然のアクシデントで転倒し、勝敗はチョッチに委ねられることになった。〔54分/カラー〕[投票]
★3orange オレンジ(2015/日)16歳の春。引っ込み思案な少女・菜穂(土屋太鳳)は、バッグに一通の手紙が突っ込まれているのを見る。差出人は10年後の自分。綴られた内容は過去の悔やみ続けた行為を改変し、ひとりの少年を救ってほしいとの願いだった。手紙に予告されたとおり、菜穂のクラスに転校生・翔(山崎賢人)が現われる。仲良しグループは積極的に彼をむかえ、部活動に誘うが、その行動と結果の出来事も手紙に書かれたとおりだった。翔に恋してしまった菜穂は、早速手紙の指示に従い奮戦するも、翔の心には亡くなった母(森口瑤子)との秘められた相克があったと知り戸惑う。そんな菜穂に、グループの男子・須和(竜星涼)は手紙の秘密を自分も知っていると告げる。〔139分〕[投票]
★3幌馬車は行く(1960/日)雄大な高原をゆく移動養蜂隊。山善老(芦田伸介)の隊は昔ながらの幌馬車を駆り、蜂のとまる花畑を求めて旅を続けていた。山善の孫娘・十美(笹森礼子)を街からむかえた山善は、傷ついた若者が道に倒れ出るのを見、介抱してやるが、傷が明らかに銃創であることから裏の事情を察する。果たして彼は強盗一味の下っ端・野上(赤木圭一郎)であり、あやまちから列車の乗員を殺害し逃げ込んできたのだった。野上の目に善の光を見た山善はなにも追及せず、十美らの仕事を手伝い過去を忘れてゆくままにさせておいた。だが、野上を追って強盗団の政(郷えい治)らが養蜂隊に入り込み、逃亡中のボス鬼島(水島道太郎)らのもとに情報を届けるのだった。〔79分〕[投票]
★4神様メール(2015/ベルギー=仏=ルクセンブルク)この世を創造した神様(ブノワ・ポールヴールド)は、性格の悪さをむき出しにして今日も人々に意地悪を重ねていた。気の優しい女神様(ヨランド・モロー)にも口を出させぬ狼藉ぶりに、ついにその娘エア(ピリ・グロワーヌ)はブチ切れる。父のパソコンからすべての人々に余命をメールで知らせたエアは、昔家出した兄のJ・C(デヴィッド・マルジア)に導かれ外界に出奔した。激怒する神様をよそに「新・新約聖書」執筆のため使徒を探すエアの前に、書記となる浮浪者ヴィクトール(マルコ・ロレンツィーニ)と使徒たちが現われる。彼らは、少女として生きようとするウィリー少年(ロマン・ジェラン)をはじめ余生を見つめ直す者たちだった。〔115分〕[投票]
★2黄金の野郎ども(1967/日)笹田組の幹部・立原(石原裕次郎)は、組長笹田(二本柳寛)より組との約定を無視した黒田組に落とし前を要求しろ、と命じられ、これを最後に足を洗うとの約束で黒田組の賭場へ出向いた。黒田組に優遇される大山組の幹部ながら、立原との義理を通し協力する清水(二谷英明)に男気を見た立原は、清水の恋人かおる(広瀬みさ)に彼を託し、弟分のみを連れて仕事を果たす。しかし、その裏で笹田は黒田と和解し、立原の行動を独断先行と偽った。あまりのことに立原は笹田を撃ち、逃亡の旅に出る。8年が過ぎ、黒田組の天下となった横浜に立原が舞い戻った。彼は清水とかおるが営むスナックに向かうが、黒田組の三鬼(宍戸錠)がそれを狙っていた。〔88分〕[投票]
★3散弾銃の男(1961/日)ショットガンを担いで人も通わぬ山奥に向かう男、良次(二谷英明)。たどり着いた目的地には、田舎に似合わない開けた町が待っていた。バーに入った良次は、マダム(南田洋子)より秋波を送られながらそこに集うならず者を叩きのめした。その強さにうなずく製材所の社長(田中明夫)は、リスクを抱えながら流れ者たちを働かせ警察から匿ってやっていることを明かし、良次にボディーガードの仕事を世話してやろうとする。そんな彼を後目に、盛り上がるバーの狼藉を治めようとする「私設保安官」の奥村(高原駿雄)は逆に痛めつけられてケガを負う。良次はむしろ保安官になろうとするが、奥村の妹・節子(芦川いづみ)は拒絶するのだった。〔84分〕[投票]
★4未来を花束にして(2015/英)1912年、ロンドン。洗濯場で過酷な労働を続けるモード(キャリー・マリガン)は、仕事仲間のサニー(ベン・ウィショウ)と所帯を持って息子ジョージの生活を支えていた。幼顔のモードは、少女嗜好の工場長(ジェフ・ベル)との性交渉をもつことで彼からは目をかけてもらってはいたが、それでも重労働を強いられる毎日を過ごしていたのだった。そして彼女の沈潜していた不満は、女性参政権運動の人々のデモに遭遇することで一気に顕在化する。同僚のヴァイオレット(アンヌ・マリー・ダフ)は彼女をグループのリーダー、イーディス(ヘレナ・ボナム・カーター)に紹介、モードは裁判所での発言という洗礼を受け、今までにない生き方に目覚めてゆく。〔106分〕[投票]
★3ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014/英)グラスゴー。拒食症と躁鬱病のため入院している少女イヴ(エミリー・ブラウニング)は、自分が外界に向け解き放ちたい音楽を抱えて、日々脱走を繰り返していた。そんな毎日にあって、彼女は潜り込んだライブハウスで、自分の音楽を共有するパートナーを探す少年ジェームズ(オリー・アレクサンダー)と出会う。再会を誓って一度は別れながら、ふたりはともにお互いを認め合い、そしてジェームズの信頼する友人キャシー(ハンナ・マリー)をも交えてポップユニットを結成する。こうして3人は活動を始めるが、ジェームズはそれを抜きにして密かにイヴに恋心を抱くも、イケメン少年と親しい彼女に気後れし、その思いを言い出せずにいた。〔111分〕[投票]
★3機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜(2016/日)「暁の蜂起」事件はジオン共和国の国情を刺激し、戦争を望む声は大勢と化していた。その旗手であった責任をとり軍籍を離れたシャア(池田秀一)は地球に下り、そこで主人のギャンブルをおのれの「勘」で支える少女ララァ(早見沙織)と出会う。一方、連邦政府のもとでモビルスーツ計画を進めるテム・レイ(坂口候一)は、師であるミノフスキー博士の地球亡命を助けんがために月へと飛ぶが、それを阻むジオンMS部隊によって博士は悲運に散る。テムにとってその事実は新機軸MSの開発を促すものであった。風雲急を告げるジオンと連邦。その片隅にあって、英雄となるべきアムロ(古谷徹)は未だ惰眠を貪っていた。〔68分〕[投票]
★3海月姫(2014/日)お姫様に憧れて、何の間違いかクラゲオタクとなった娘、月海(能年玲奈)。今は古アパート「天水館」で趣味に生き、男を近づけない歴戦のオタク女子たちの後輩として毎日をおくっていた。そんな月海が近所のペットショップから追い出されたとき、救ってくれたのが背の高いオシャレ女子…とは真っ赤な偽り、じつは女装家の蔵之介(菅田将暉)だった!天水館が気にいり入り浸る彼は、月海のダサいファッションを見かねて自宅の豪邸に誘う。蔵之介は大物政治家の次男だったのだ。彼にドレスアップされた月海は、蔵之介の兄である修(長谷川博己)の心を奪ってしまう。月海も彼との恋に堕ちるが、修を狙う地上げ屋の翔子(片瀬那奈)がそれを阻むのだった。〔126分〕[投票]
★4私の、息子(2013/ルーマニア)何不自由のない生活を送る婦人コルネリア(リュミニータ・ゲオルギュー)の生き甲斐は、幼時より愛情を注ぎ続けた息子バルブ(ボグダン・ドゥミトラケ)の存在であったが、従順だったバルブが30歳にして反抗的になった事実が彼女を悩ませていた。彼女とソリが合わない恋人カルメン(イリンカ・ゴヤ)と同居し、実母に対してとは思えぬ罵言を放つバルブ。そしてある日、彼が自動車でひとりの少年を轢き殺したとの報せがコルネリアを驚かせる。息子が拘留されている警察署に向かい、彼女はおのれの法知識と財力にモノを言わせ弁護を重ねる。だが彼女と実父(フロリン・ザムフィレスク)の言葉はバルブの怒りを招くだけだった。〔112分〕[投票]
★4ダゲレオタイプの女(2016/仏=ベルギー=日)青年ジャン(タハール・ラヒム)は気難しい写真家のステファン(オリヴィエ・グルメ)の助手として雇われる。ジャンに任されたのは、ダゲレオタイプ…拘束したモデルの姿を長時間かけて等身大の銀板に焼きつける撮影法の手助けをすることだ。モデルとなるのはステファンの美しい娘、マリー(コンスタンス・ルソー)。彼女は古ぼけた館でドレスを着込み、父の作業を手伝わされるのに嫌気がさし、植物園での仕事を夢見ていた。ジャンとマリーの心の距離が近づくなか、ステファンの旧友ヴァンサン(マチュー・アマルリック)が館のある土地を高価で買い上げたいと誘い、ステファンの怒りを買う。写真家の館への固執は何のためなのか。〔131分〕[投票]
★3沈黙 -サイレンス-(2016/米)17世紀。高徳のイエズス会宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が日本に潜入したのち消息を絶った。報告によれば彼は棄教したという。弟子であったロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)はそれを信じられず、厳格な通商政策とキリスト教禁止のもとにある極東に飛ぶ。マカオで日本人漁師のキチジロー(窪塚洋介)という案内役を得て長崎に渡ったふたりは、隠れキリシタンの村人たちの手厚い歓迎を受け、その場への駐留を求められるが、心の弱いキチジローの裏切りでロドリゴは捕縛された。人質たちとともに護送されるロドリゴに、老いた長崎奉行井上筑後守(イッセー尾形)は布教の無駄さを説くのだった。〔162分〕[投票]
★5この世界の片隅に(2016/日)広島に育った、絵を描くことが大好きで夢見がちな娘、すず(のん)。彼女にあるとき、幼い頃に見初めたという呉の水兵、周作(細谷佳正)との縁談が持ち上がる。否も応もなく周作の家に嫁いだすずを迎えたのは、優しい義父母(牛山茂/新谷真弓)や辛辣な口調の義姉・径子(尾身美詞)、その娘である利発な晴美(稲葉菜月)だった。すずは彼らのなかで日々を重ね、太平洋戦争勃発後の物資の減少のなか、暮らしに喜びや楽しみを見つけてゆく。だが、すずから青春を奪ったことに負い目を感じる周作は、すずの幼馴染みである哲(小野大輔)と彼女の親密さに複雑な思いを抱くのだった。〔126分〕[投票]
★4あの日のように抱きしめて(2014/独)第二次大戦後のベルリン。顔を包帯に隠した元歌手のネリー(ニーナ・ホス)は、ユダヤ人収容所を出て、親友のレネ(ニナ・クンツェンドルフ)に伴われて帰還した。ユダヤ機関の一員であるレネは、ネリーにパレスチナへの移住の話を持ち掛けるが、彼女は生き別れになった夫ジョニー(ロナルト・ツェアフェルト)との生活以外に関心を持たなかった。収容所で滅茶苦茶にされた美貌を元通りに整形したネリーは、ジョニーを探し続け、ついにその姿を米兵相手のクラブに見い出す。だが、ネリーは収容所で死んだとの知らせを頑なに信じるジョニーは、ネリーを自分の妻とは認めなかった。そしてレネは、ジョニーが遺産目当てでナチスに妻を売った男だと言い放つ。〔98分〕[投票]
★2ストックホルムでワルツを(2013/スウェーデン)スウェーデンの田舎町で電話交換手を務めるモニカ(エッダ・マグナソン)は、ひとり娘のエヴァ=レナ(ナディア・クリスティアンソン)を抱えながらも、ジャズ歌手として大成する野望を捨てきれずにいた。舞台に立った彼女の歌を聴いた評論家の誘いで夢に見たニューヨークで歌ったモニカだったが、評価は惨憺たるものだった。それでも父(シェル・ベリィクヴィスト)の反対を押し切って巡業の旅に出たモニカの前に現われたのは、母国語でジャズを歌いたい彼女の希望を理解するベーシストのストゥーレ(スベリル・グドナソン)だった。彼は作詞家のベッペ(ヨハネス・ワンセロウ)をモニカに紹介し、彼女のめざすジャズを形作らせる。〔111分〕[投票]
★3人生スイッチ(2014/アルゼンチン=スペイン)マリーア・マルルが乗った飛行機の乗客全員がもつ恐るべき共通点とは。「おかえし」◆ウェイトレスのジュリエッタ・ジルベルベルグが迎えた客は、憎んでも憎み足りない男だった。「おもてなし」◆新車を買ったレオナルド・スバラグリアは、ボロ車の主との仁義なき壊し合いに突入する。「エンスト」◆レッカー車とのイザコザで全てを失ったリカルド・ダリンが、逆ギレの果てに知った皆の喝采を呼ぶ反撃法とは。「ヒーローになるために」◆富豪オスカル・マルティネスは息子の犯した事故を隠すべく、金の亡者たちとの交渉に入る。「愚息」◆そして人々は結婚式へと向かう。花嫁エリカ・リバスの破滅的なイベントへと…「Happy Wedding」〔122分〕[投票]
★3淵に立つ(2016/日=仏)町工場を営む利雄(古舘寛治)は、妻の章江(筒井真理子)やひとり娘の蛍(篠川桃音/真広佳奈)と穏やかな家庭を築いていた。そんな工場に、ある日利雄の昔馴染みの男・八坂(浅野忠信)が現われる。利雄によって早速家の一室を与えられた八坂を章江は訝るが、礼儀正しく慎ましい彼に、すぐに信頼の念を抱いた。その上母とともに教会に通う蛍に、八坂はオルガン演奏の手ほどきを行い、じきに彼女の心をもつかんでゆく。いつしか家族同然に振る舞うようになった八坂は、過去の大きな影を恐れる利雄に脅迫めいたセリフを吐き、そして悪魔のような爪痕を残して去った。8年ののち、傷の癒えない工場を新入りの青年・孝司(太賀)が訪れる。〔119分〕[投票]
★4湯を沸かすほどの熱い愛(2016/日)夫・一浩(オダギリジョー)の失踪後、女手一つで娘の安澄(杉咲花)を育ててきた双葉(宮沢りえ)は、末期ガンの宣告を主治医から受ける。数か月の命といわれ衝撃に沈む双葉だったが、すぐにせねばならない仕事が山積していると悟り立ち上がった。まず、苛めを受けて登校拒否を訴える安澄を奮い立たせ、言うべきことを言わせること。そして愛人とともに行方不明の一浩を探し出し、休業していた稼業の銭湯を再開させること。持ち前の明るさとバイタリティで双葉は仕事をこなし、一浩が愛人から押し付けられた連れ子・鮎子(伊東蒼)をも引き取って見事銭湯を立て直した。だが、まだ彼女の計画は始まったばかりなのだ。中野量太の商業映画デビュー作。〔125分〕[投票]