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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★2ベロニカは死ぬことにした(2005/日)「なんでもあるけど、なんにもないの…」トワ(真木よう子)は平凡で詰まらない人生に飽き飽きし、睡眠薬自殺をはかった。そんな彼女が次に目覚めたところは、院長(市村正親)のもとユーモラスでエスニックな雰囲気をもって営まれる、それでも「サナトリウム」と呼ばれる施設だった。院長はトワに、残された命はあと7日間だと告げる。こうして開幕したサナトリウム生活の中で、彼女はさまざまな周りの住人の迷惑な性格に困惑する。だがその中で、口をきくことのできないクロード(イ・ワン)だけが彼女とどこか心を通わせ、彼との交流から微かな生への希望がトワの中に育ってゆくのだった。〔106分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3ごろつき(1968/日)勇(高倉健)は冷淡な叔父のところで、母親と兄弟たちとともに厄介になっていたが、彼の非人情さに愛想を尽かし、友人の一郎(菅原文太)とともに東京を目指す。勇はキックボクシングで一旗あげようとあるジムを訪れ、スパーリングを頼むが、チャンピオン(沢村正)の一撃で昏倒してしまう。それでも、彼を気に入ったオーナーの妹・智子(吉村実子)の口利きで、雑用係としておいてもらえることになった。ジムに通う資金を得るために、勇は自分の歌声を気に入ってくれた浅川組長(石山健二郎)のもとを訪れ、流しの仕事を一郎とコンビを組んで請け負う。だが、浅川を邪魔に思う者たちがいた。〔92分/カラー/ワイド〕[投票]
★41リットルの涙(2004/日)14歳の夏。三人兄弟の長女として育った亜也(大西麻恵)は、転んでまともに顎を打ったことからおのれの体が病んでいることに気づく。脊髄小脳変性症。自分の意思に反して体が動かなくなってゆく難病だった。それをはっきりと知った母(かとうかずこ)は、相変わらず明るく前向きな娘が不憫でならない。亜也は体の変化を知るために、担当医から日記を書くように勧められる。一年ののち、口調はぎこちなくなり、活発だった亜也の歩行は困難になってゆく。そんな彼女を見守る高校の学友たち、そして助けてくれるパン屋の小母さん(松金よね子)だったが、高校を去り養護学校に転校する日は近づいていた。〔98分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★4ガルフォース(1986/日)太古より永劫の時を経て戦争を続けてきた「ソルノイド」と「パラノイド」。宇宙を二分する勢力同士は、蘇生しつつある惑星カオスを睨み激戦を繰り広げていた。その中で、パラノイド側の急襲をくらったソルノイドの巡恒艦「スターリーフ」は、副艦長エルザ(川村万梨阿)が中心となって形勢を立て直そうとしていた。少女兵たちによって構成されたスターリーフは、さらにデストロイ部隊の生き残り・ルフィ(鶴ひろみ)を迎え、アクシデントの中本隊を離れてカオスに着陸することとなった。だが、彼女らを襲う危機は二大勢力の謀略によって成るものであることが、次第に明らかになってゆく。キャラデザイン:園田健一。〔86分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★2ジャスト・ア・ジゴロ(1978/独)第一次大戦が終わった。エリート軍人としての教育を叩き込まれたポール(デヴィッド・ボウイ)は抜け殻のようになって帰郷する。母(マリア・シェル)は労働に勤しみ、幼馴染みのシリー(シドニー・ローム)が女優としての成功を得る中、ポールは倒錯者たる前上官(デヴィッド・ヘミングス)の誘惑を退け、街を徘徊するのだった。そんな中、彼はジゴロの園・バー「エデン」の女主人、セマリング少佐(マレーネ・ディートリヒ)と邂逅して雇われることになり、有閑マダム・ヘルガ(キム・ノヴァク)のジゴロとなる。〔104分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4転がれ!たま子(2005/日)たま子(山田麻衣子)は外出時には鉄カブトを外さない24歳の引きこもり「少女」。美容師の母(岸本加世子)の家に住み、父(竹中直人)の自動車修理工場に遊びにいき、「日進月歩堂」の爺ちゃん(ミッキー・カーチス)の焼いた甘食を買いにゆくことだけが彼女の日課だった。しかしある日、爺ちゃんが倒れて店は無期閉店し、母は知り合いの坊さん(与座嘉秋)と電撃的な恋におちて再婚し、父はマスコミにアーティストと認められてアメリカに旅立つことになった。たま子、絶体絶命!?とりあえず甘食を手に入れるそのために、彼女の日常的冒険は幕を開けた。〔103分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3金魚の一生(1997/日)主人公の金魚は、養殖地でセリにかけられ、あるテキ屋に買われたことから、夜店の金魚すくいに出される。今までの荒っぽい扱いから仲間は次々と死に、彼も痩せていったのだが、三井くんにすくわれたことから安住の地を得る。だがそれも束の間の安堵だった…。ナレーターは小松政夫。〔18分/カラー/スタンダード(ビデオ)〕[投票]
★5天使(2005/日)天使(深田恭子)はジンライムの香りに惹かれてその街へ降りていった。使命があった訳ではない。ただの猫のような気まぐれがそうさせたのだろう。その街では、妻と別れた親父(永瀬正敏)が娘(森迫永依)を抱え、恋人(永作博美)とぎこちない日々をおくり、人付き合いの下手なコンビニ店員(内田朝陽)が猫を探す娘(佐藤めぐみ)とすれ違い、高校では級友からシカトされる女子高生(小出早織)が死のうかと悩んでいた。天使は彼らに近づき、見つめ、持てる限りの愛情をジンライムの代わりに彼らに注いでゆくのだった。〔117分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票(1)]
★2樹の海(2004/日)富士山麓を巡る樹海。ここは自殺の名所として今日も多くの命を呑み込んでいる。借金を抱えた今日子(小嶺麗奈)を追ううちに、彼女に奇妙な感情を引き出されるヤクザ(池内博之)。探偵・三枝(塩見三省)に樹海で死んだ女について尋ねられるうちに、次第に彼女について語り始めるサラリーマン・山田(津田寛治)。駅の売店に勤めながら、過去に苛まれ、いつしか樹海の深奥に引き込まれてゆく女・手島(井川遥)。そして傷ついた体で樹海の中で目を覚まし、目の前で男(田村泰二郎)の自殺を目撃して死について迷う若者(萩原聖人)…それぞれが自分の内に割り切れないものを抱えていた。〔119分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4ホテル・ルワンダ(2004/伊=英=南アフリカ)1994年・アフリカ中部ルワンダ。軍人や外国要人にも顔が広いホテル支配人・ポール(ドン・チードル)は、今日も多忙な毎日を過ごしていた。だが、彼はルワンダを暗雲が覆い始めていることに気づいていた。この国の多数を占めるフツ族と、植民地時代に優遇されたツチ族。彼らの間にはやっと休戦協定が結ばれたのだが、それにも関わらずフツ族強硬派はツチ族を敵視し、暴力をもって接していたのだ。ポールはフツ族であり、最愛の妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)がツチ族であることは重過ぎる事実だった。そんな中、フツ族大統領暗殺とともに報復劇が幕を開ける。ホテルの客を守らんとするポールの、受難と闘いの日々が始まった。〔122分/カラー/スコープサイズ〕[投票(1)]
★3オリバー・ツイスト(2005/英=チェコ=仏=伊)少年オリバー(バーニー・クラーク)は、物心ついてからの生活を孤児院で送っていた。名付け親の院長は、ある日仲間との賭けに負けたオリバーが生意気な口をきいたのに怒り、彼を葬儀屋へ売り飛ばしてしまった。その待遇の酷さから脱走したオリバーは、憧れのロンドンを目指す。食うや食わずでロンドンに辿り着いた彼は、スリの少年ドジャー(ハリー・イーデン)に助けられ、スリの元締めで面倒見のいいフェイギン老(ベン・キングズレー)の手下に加えてもらう。初めての仕事の日にドジを踏んだオリバーは捕まえられるが、被害者の紳士ブラウンロー(エドワード・ハードウィック)は恨みもせず、彼を自宅に迎えるのだった。〔130分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★2最終兵器彼女(2006/日)高校生・シュウジ(窪塚俊介)は同じ学校のちせ(前田亜季)の愛の告白を受ける。可愛い彼女にシュウジもまんざらではなかったが、交換日記を頼まれて面食らってしまう。自信を失いそうなシュウジに、共通の友人アケミ(貫地谷しほり)らは叱責を浴びせるのだった。そんな平和な毎日の中、街の空を突然雲霞のような戦闘機群が埋め尽くす。爆撃に人々が逃げ惑う中を飛び出していったちせは、鋼鉄の翼で空を飛び、次々に戦闘機を墜としてゆく。…彼女は戦闘兵器に改造された少女だったのだ。高橋しんのベストセラー・コミックの映画化。〔120分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票(1)]
★2博士の愛した数式(2005/日)「君の靴のサイズはいくつだね」博士(寺尾聰)は家政婦に問う。「24です」家政婦(深津絵里)は笑って答える。「ほう、実に潔い数字だ。4の階乗だ」…博士と新しい家政婦の挨拶は、毎日こうだった。数学博士は10年前の事故でそれ以前の記憶はともかく、新しい事柄を80分しか記憶にとどめておけなくなったのだ。彼の隣の本宅に暮らす彼の義姉(浅丘ルリ子)はそんな彼を恥じるように、また哀れむように博士と隣り合って10年を過ごしてきた。だが、彼女の不安を裏切るように家政婦は博士の生活にとけ込み、また自分の息子(齋藤隆成)を連れてきて友人そのものの交際をしてゆく。息子に博士がつけた綽名は「ルート」だった…。〔117分/カラー〕[投票]
★4あおげば尊し(2005/日)小学校教諭を務める光一(テリー伊藤)の、同じく教師であった父(加藤武)が末期ガンと診断される。やるべきことはやり尽くした家族は、母(麻生美代子)の介護のもと、父を望みどおり自宅療養させるように取りはからった。同じ頃、光一が受け持つクラスの児童に奇妙なネット・サイトが人気を集めた。児童・田上(伊藤大翔)が探し当てたそれは、人間の死体写真を扱うサイトだった。光一は「消しなさい」と叱責するものの、本当の死を見せてやるべく田上を自宅に連れてゆき、父と対面させる。〔82分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★4蟻の街のマリア(1958/日)蟻のように屑を拾い、その日暮らしを続ける人々が住む隅田川のほとりのバタヤ街。ここにクリスチャンのお嬢さん・北原怜子(千之赫子)が現われ、この街の不幸を根底から救おうと子供たちの世話を始める。街の顔役である「会長」(佐野周二)らはお嬢さんの偽善的思いつきと相手にしなかったが、「先生」(南原伸二)は東京都から立ち退きを迫られるこの街のイメージアップに使おうと彼女を受け入れるのだった。街の子供たちも次第に怜子に心を開いてゆき、この街にかつてなかった大規模なクリスマス・パーティが開かれる。だが、街の人々の立ち退きはもはや決定事項であった…。〔110分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票]
★5ファントム・オブ・パラダイス(1974/米)ロック界の寵児・スワン(ポール・ウィリアムズ)は、ロックの殿堂「パラダイス・シアター」の柿落としに相応しい曲を求め、人材を探していた。ピアノソロで「ファウスト」のカンタータを弾き語る若者・ウィンスロウ(ウィリアム・フィンリー)に白羽の矢は立てられ、その曲は奪われた。美貌の新星・フェニックス(ジェシカ・ハーパー)がその曲を歌うことになったのだ。抗議に現われたウィンスロウは冤罪で投獄され、からくも脱獄したもののレコード・プレス機を破壊しようとして顔を挟まれ、二目と見られぬ容貌となった。復讐を誓うウィンスロウは仮面に顔を隠し、「パラダイス」の怪人として暗躍するのだった。〔92分/カラー/ヴィスタ・サイズ〕[投票]
★5真夜中のカーボーイ(1969/米)テキサスの青年ジョー・バック(ジョン・ヴォイト)は、その容貌と肉体で都会で稼げると信じ、カウボーイ・スタイルに身を固めた男娼としてニューヨークにやって来た。だが、最初の仕事でつまずいたジョーは、街の底辺に生きるドブネズミのような男・ラッツォ(ダスティン・ホフマン)と知り合い、ペテンに乗せられてしまう。無一文でホテルを追い出されたジョーは激怒するものの、こころよく自室に彼を迎え、料理をふるまうラッツォに憎めないものを感じるのだった。そしてジョーは、病弱なラッツォがフロリダに行きたいと願っているのを知り、その夢を叶えてやろうと都会の闇を奔走する。〔113分/カラー/ヴィスタ・サイズ〕[投票]
★3夜霧のブルース(1963/日)横浜港の野上運輸に、野上社長(山茶花究)を殺すとの脅迫電話が相次いだ。動揺する幹部たちの中、野上はライバルだった岡部組の社長・岡部(芦田伸介)が頭を下げるのを聞き流し、電話の主…岡部組に勤務していた西脇(石原裕次郎)と対峙した。西脇は二年前神戸におり、貝塚興業なる暴力団のボスに可愛がられていたという。だが、そんな彼がカフェでオルガンを弾くみち子(浅丘ルリ子)に出会い、心惹かれることになる。最初のうちは店に通いつめる西脇を怖れたみち子だが、次第に彼の心を確かめたい気持ちで心がいっぱいになってゆくのだった。住む世界は違い過ぎても、愛を貫こうと誓いあう二人だったが…。〔104分/カラー/日活スコープ〕[投票]
★3フライング・タイガー(1942/米)蒋介石もその名を称えた、中国軍外人戦闘機部隊「フライング・タイガース」。彼らは隊長ジム(ジョン・ウェイン)の指揮のもと、日本軍航空機部隊と果敢に戦っていたが、物量の差ゆえやむなく犠牲者を抱えることもあった。ジムはラングーンで、ある事件で隊を追われた鼻つまみ者、ウディ(ジョン・キャロル)の復隊を懇願される。彼は基地就任そうそう、ジムの恋人である従軍看護婦のブルック(アンナ・リー)に手を出し、あっさりと振られるが、懲りないことに命令を無視し、故障した戦闘機で戦場の真っ只中に出撃してゆくのだった。〔101分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3暴力の街(1950/日)埼玉県本庄町。ここはヤクザが横行する恐怖に支配された町であった。公安委員会の宴会に出席した新聞記者たちは、警察のお偉方までもがヤクザに丸め込まれていることに怒り心頭に発していた。そのひとり、北記者(原保美)は東朝新報にそれを書き、司法保護委員を務める暴力団長・大西(三島雅夫)に怒号を浴びせられ、殴打された。それを聞いた親友たちは北に協力しようとするが、北家を訪れた川崎記者(池部良)は、家人がヤクザの執拗な脅迫に怯えながら暮らすのを見るのだった。若い記者たちに協力する青年団の地道な宣伝活動は、やがて町民の大部分を動かし、新聞社によって全国に賛同者を呼んでゆく。〔112分/モノクロ/スタンダード〕 [more][投票]