★3 | ダーウィン・アワード(2006/米) | ダーウィン賞とは、馬鹿馬鹿しい死に方で劣悪な遺伝子を未来に残さなかった人物に与えられる幻の賞だ。シスコ市警のプロファイラー、バロウズ(ジョセフ・ファインズ)は、事実をひたすら突きとめる聡明さとともに、血液を見ると気絶する体質を併せ持ち、その挙句失職してしまった。バロウズは次なる職を求めて保険会社を訪れ、試用期間にその会社のプロファイラー、シリー(ウィノナ・ライダー)のアシストをする事になる。凍った湖で穴釣りをしようとし、使ったアイテムで不運に見舞われた男、恋人のために車に空軍横流しのロケットエンジンを装備した男。バロウズは独断と偏見で事故被害者を、ダーウィン賞ものの変人に解釈してゆく…。〔95分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版(2008/日) | 銀河を分けた「百年戦争」が終結に向かう頃、ギルガメス軍のペールゼン元大佐(大塚周夫)が軍事法廷に立たされた。敵も味方も区別なく殺戮する、非情の部隊「レッドショルダー隊」の責任者としてだ。情報部のウォッカム次官(石塚運昇)は、彼のファイルに興味を持ち、権限を楯にペールゼンを隔離収容所に移送、拷問を繰り返した。彼の求める情報は一つ、元レッドショルダー隊員キリコ(郷田ほづみ)を始めとする、「異能生存体」と呼ばれる5人の兵士の謎であった。ウォッカムは軍に手を伸ばし、彼らを常人なら生還不可能な作戦に投入する。バーコフ(長嶝高士)分隊と名づけられた彼らは、AT5機を頼りに地獄の戦場へと向かう。〔118分/カラー/ヴィスタ〕 [more] | [投票] |
★3 | まぶしい日に(2007/韓国) | ジュンテ(パク・シニャン)はいい加減で調子のいい根っからのばくち打ち。そんな彼が賭場での暴力沙汰で何度目かのブタ箱入りとなったとき、ひとりの女性が面会に現われた。名はソニョン(イェ・ジウォン)、孤児施設の教師を勤めており、ジュンテに子供がいるというのだ。彼女はジュンテからその子に手紙を書く約束を取り付け、代わりに出獄させてやる。そして、ソニョンはもうじき海外に養子に行くという彼の娘、ジュン(ソ・シネ)をジュンテの家に連れてくる。自由気儘な生活を愛するジュンテにとって、ジュンはお荷物以外の何物でもなかったが、次第に彼女に愛着を感じるようになっていった。〔114分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | ハイスクール・ミュージカル2(2007/米) | イースト・ハイスクールの夏休み。みんなの心は浮き立つが、なんとしてもバイトで金を稼がねば折角のバカンスがおじゃんだ。それを横目に、シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)は父の経営するカントリークラブに、憧れのトロイ(ザック・エフロン)を呼び寄せようとするが、彼はバスケ部の練習でとてもそれどころではなかった。それでも無理矢理呼び寄せたトロイには、彼の恋人ガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)らイースト校の面々までついてきてしまった。トロイをガブリエラに奪われてはならじと、シャーペイはあの手この手で両親や取り巻きたちを利用し、彼とカップルになる作戦を実行するのだった。〔112分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 次郎長富士(1959/日) | 清水の親分・次郎長(長谷川一夫)を始めとする三人連れの一行が駿河屋の扉をくぐり、黒駒の勝蔵(滝沢修)への面会を求めた。次郎長曰く、恩人とその仇とを決闘させて欲しいとの用件であった。勝蔵が快諾したのは、この機会に清水で勢力を広げる次郎長を罠にかけ、出鼻をくじくためであった。果たしてお尋ね者となった次郎長を狙う捕り方の人質になりかけた彼の妻・お蝶(近藤美恵子)は、いち早く森の石松(勝新太郎)の手引きで逃がされる。ところが酒癖の悪い石松は、うわばみ女に騙されて路銀を残らず持ち逃げされてしまう。一方次郎長は、かつて誓いの杯を交わした青年の老父に出会い、青年から恋人を奪った悪代官と刃を交える。〔104分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | 家族の誕生(2006/韓国) | 恋人のギョンソク(ポン・テギュ)に「軽い女」と言われるチェヒョン(チョン・ユミ)は、彼を愛しつつもまわりに愛情を振りまかねば気がすまない娘だった。旅行ガイドを務めるソンギョン(コン・ヒョジン)は、恋人と別れ遠い外国で一生を終えるため、勤務する会社を必死に探していた。そして料理店の女将ミラ(ムン・ソリ)は、長い間帰ってこなかった弟のヒョンチョル(オム・テウン)が、遥かに歳をとった女、ムシン(コ・ドゥシム)を「嫁」として帰ってきたことに驚く。その上ムシンの愛人の娘が、母を訪ねてやってくるに至り、ミラは3人とも追い出そうとするが…。女たちの物語は、やがて収束されひとつの物語となる。〔113分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | K-20 怪人二十面相・伝(2008/日) | 大戦を回避した大日本帝国が、わが世の春を謳っていた1949年。華族は搾取階層として肥え太り、庶民は明日さえ見えぬ貧窮に喘いでいた。そんな世相の中、怪人二十面相なる男が世の耳目を集めていた。華族だけを襲い、貴重な財宝を一瞬のうちに消し去る魔術師のような男だ。彼の宿敵である男爵・明智小五郎(仲村トオル)は、侯爵令嬢・羽柴葉子(松たか子)との結婚を控えてなお、科学者テスラ博士の発明物である装置を狙う賊への罠を張っていた。その頃、サーカスの花形である曲芸師・遠藤平吉(金城武)の前に現われたカストリ雑誌の記者は、明智の結婚式の写真を撮ってくれ、と彼を大金で誘う。それが巧妙な罠だと彼に知る術もなかった。〔137分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | まぼろしの邪馬台国(2008/日) | 1956年。TV局アナの和子(吉永小百合)は番組に、郷土史家であり島原鉄道の社長でもある全盲の精力的な奇人・宮崎(竹中直人)をむかえた。つい失言を発して一喝される和子だったが、家に来い、との言葉をかけられる。番組を降りることになった和子は、つい興味がわいて宮崎の会社に向かうが、ワンマン社長でデモ活動にもびくともせず、皆が食うに困るなら観光バスのガイドに娘たちをむかえて潤わせてやる、との宮崎の発言に驚き、その勢いでガイド指南役を勤めさせられた。だが、水難事故で土器に救われた宮崎は、邪馬台国研究に没頭しはじめ、社長罷免をものともせず妻となった和子とともに九州行脚の旅に出るのだった。〔118分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | 栄光何するものぞ(1952/米) | 第一次大戦中のフランス。米国海兵隊が独軍と戦うべくここに上陸した。酒場に繰り出したフラッグ中隊は、そこの娘シャルメーヌ(コリンヌ・カルヴェ)の色気に骨抜きにされていた。しかしシャルメーヌはフラッグ大尉(ジェームズ・キャグニー)にゾッコンで、彼のパリ行きに同行したいとせがんでいた。そこに現われたのが、フラッグとは旧知の仲である素行不良の軍曹クワート(ダン・デイリー)。シャルメーヌに飽きていたフラッグは、クワートが彼女に手を出したのをいい事に、訴えてきた彼女の父親に娘をクワートと結婚させると広言した。怒るクワートだったが、独軍との闘いの中で彼女を忘れられなくなってゆく。〔111分/カラー/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | キャンディ・キャンディ(1992/日) | キャンディス・ホワイト(松島みのり)は孤児院で育まれた元気な少女。12歳をむかえ、彼女はラガン家に引き取られることになる…令嬢イライザ(山田栄子)の話し相手として。イライザは兄のニール(中尾隆聖)とともにキャンディに意地悪を仕掛ける。だが、落ち込んで家を飛び出したキャンディの前に、「王子様」アンソニー(堀川亮)が現われて励ましてくれるのだった。そして、イライザたちに伴われて出かけたアードレイ家のパーティで、キャンディはアンソニー、そして孤児院時代の親友で、富豪の養女として引き取られたアニー(冬馬由美)と再会する。[26分/カラー/ワイド] | [投票] |
★3 | 鉄人28号 白昼の残月(2006/日) | 金田正太郎(くまいもとこ)が鉄人28号を操りつつ、3体の敵ロボットに苦戦していたとき、彼のリモコンをひったくり、見違えるばかりに強力な存在として鉄人にロボット達を破壊させた青年がいた。彼は未だ日本の敗北を認めきれぬ、ショウタロウ(粟野史浩)の名を持つ男であった。彼は戦時中、息子に恵まれなかった金田博士が養子にし、鉄人の操縦を叩き込んだ若者であったが、その後消息を絶ち戦死扱いされていたのだ。戸惑う正太郎をよそに、某所で凄まじい破壊力を持つ不発弾が爆裂した。それこそは金田博士の封印した発明品、超兵器「廃墟弾」であった。そして正太郎の下に、鉄人操縦の資格なしとの手紙が残される。〔95分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 日本の自転車泥棒(2006/日) | 港町。よろけながら、足を滑らせながら歩くもと競輪選手の斎藤(杉本哲太)。彼は鉄工所で働く40歳の工員となっていたが、ある日、響き渡る金属音に魂を奪われ、あてもないままに自転車を盗んで旅に出た。腰で鳴る携帯を抛り捨て、吹雪に顔を嬲らせる斎藤。かまってきた河童娘(伊藤久美子)を後ろに乗せ、チェーンが切れたのを幸いにトラックに便乗する二人。だが娘とは途中で別れ、腿の筋肉痛に絶叫し悶えつつも斎藤はペダルをこぐ。飢えと疲れに倒れこんだ斎藤は、スナックのママ(藤田弓子)に救われ、店で温めてもらう。だが、なおもママの金を掠め取って自転車を駆る彼。もちろん、あてなどあるはずもない!高橋忠和監督第一作。〔104分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 東南角部屋二階の女(2008/日) | 借金まみれで死んでいった男の息子である野上(西島秀俊)は、返済のために古びた安アパートが建っているだけの祖父の土地を売ろうと考えた。会社に漠然とした不満を残して退職した彼の頼るよすがだったが、祖父(高橋昌也)は聞く耳を持たない。途方に暮れる野上の前に、野上の後を追うように会社を辞めた三崎(加瀬亮)、30の声を聞いてあせりの色を隠せなくなった女・涼子(竹花梓)が現れる。いずれも人生に一人負けしているような三人は、野上の祖父の住むアパートへ転がり込む。そこには土地の上に建つアパートの所有者である老婦人・藤子(香川京子)がいた。〔104分/カラー/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | KIDS(2007/日) | タケオ(玉木宏)は絡んでくるチンピラどもをぶちのめすと、行きつけのレストランに入った。マスクを外さないウェイトレスのシホ(栗山千明)にバーガーを注文し、喧嘩の傷跡を確認して席に戻ると、同じ品を一人の少年が頬張っていた。それがアサト(小池徹平)であった。彼は不思議な能力を持っており、他人の傷を自分に移し、治癒させることが出来た。3人は仲間になるが、遊んでいる子供たちが傷を負うのを黙視できず、アサトはついその傷を自分で負ってしまう。それを「気味が悪い」と言い放つタケオの言葉に、後悔の念を露わにするアサトだったが、彼には他人に己の傷を与えることも出来た。タケオはそんな彼に「傷の捨て場所」を教える。〔109分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | わが教え子、ヒトラー(2007/独) | 1944年。ドイツ第三帝国は、滅亡の崖っぷちに立たされていた。総統ヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)は自信を喪失してしまい、ナチ党勃興期の威勢は見る影もなく失われていた。ここに至り、宣伝相ゲッベルス(シルヴェスター・グロート)は最後の賭けに出る。かつてのヒトラーに演説の教えを説いたグリュンバウム教授(ウルリッヒ・ミューエ)をベルリンに呼び戻し、ヒトラーに再教育を行なわせて国家的大演説を成功させようというのだ。しかし、グリュンバウムはユダヤ人であり、収容所で塗炭の苦しみを舐めていた。家族とともに帝国再興の為救われることとなったグリュンバウムは、ヒトラーにある交換条件を突きつけるのだった。〔95分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | ひゃくはち(2008/日) | 野球の名門校であり、甲子園の常連校の京浜高校野球部に雅人(斎藤嘉樹)とノブ(中村蒼)は籍をおいて3年になろうとしている。彼らはそれぞれに昔は野球の腕を誇った少年たちだったが、この高校に於いては補欠の地位を得ることすら至難の技であった。特訓の末、ベンチに座る権利をようやく手に入れた二人だったが、鬼監督と言われるサンダー(竹内力)は雑用や敵高校の偵察の任務しか与えてはくれない。彼いわく、二人をベンチの外に立たせる気はないのだった…。それでも、県大会だけではない、他ならぬ甲子園のベンチに座ることを望むふたり。その目前に、底知れぬ実力を持つ新入生が立ち塞がった。〔126分/カラー/ヴィスタ〕 [more] | [投票] |
★3 | 風と雲と砦(1961/日) | 戦国時代。武田軍の猛威に徳川勢は後退を続けていた。徳川軍の平侍三人組のうち、三蔵(三田村元)は軍を去り、八郎(勝新太郎)は徳川への忠誠の証として名だたる武将の替え玉を引き受けた。そして鬼頭太(小林勝彦)は愛するみゆき(近藤美恵子)という奥女中が選んだ八郎の任務失敗を伝え、その無念をみゆきに語り一緒になろうとするが、それでもみゆきは八郎を思い続けるのだった。一方八郎は、武田軍に処刑されるところを安良里(水谷良重)という謎の女に救われ、その代わりに新たに城を築く徳川軍の間諜を命じられる。そして三蔵は、野武士に身包み剥がされそうな所をひめ(江波杏子)という娘に助けられる。〔92分/モノクロ/スコープ〕 | [投票] |
★3 | 上州鴉(1951/日) | 星越の瀧蔵(大河内伝次郎)はお尋ね者のやくざである。彼が潜んでいるという噂の宿場町では、飯屋の主人・亥乃(本間謙太郎)とその女房・お吉(水戸光子)が既に彼がやって来ていると確信しており、事実瀧蔵は宿に篭っていた。彼をお縄にかけようと手薬煉を引いている親分衆のひとり、山形屋の親分(東良之助)は、一方で生活に困っている老百姓(葛木香一)の娘・お光(高森和子)の買い上げをして懐を暖めていた。それを見かねた瀧蔵は、薬屋に化けて山形屋に意見する。山形屋の子分どもはとても瀧蔵には敵わず、お光は自由の身になった。だが、そんな彼をお吉の父である老十手持ちが狙っていた。〔86分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 土俵祭(1944/日) | 明治初年。相撲が「時代遅れ」と風当たりが強くなっていた頃。竜吉(片岡千恵蔵)は西の小結・玉ヶ崎(羅門光三郎)に弟子入りしようと部屋を訪ねたところを夫婦喧嘩に出くわし、失望して東へと向かう。東の部屋では大綱関(山口勇)が、タニマチに八百長を頼まれ、その話に乗ろうとして諌められていた。彼の下に付き、四股名も「富士ノ山」とつけられた竜吉だが、荷物運びなどに終始する毎日であり、大綱の叱られた憂さ晴らしに痛めつけられるような日々を送っていた。そんな彼を親方の娘・きよ(市川春代)は慰めるが、富士ノ山は「富士はいつも頭を下げず、どっしりと構えているものだ」と答えるのだった。〔82分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 西の魔女が死んだ(2008/日) | 中学生・まい(高橋真悠)は、通っている中学での生活に深い疑念を感じ、登校拒否児になってしまった。母親(りょう)は彼女を、小さい時からのお気に入りである「西の魔女」と名乗っているお祖母ちゃん(サチ・パーカー)に委ねることにする。お祖母ちゃん曰く、彼女は本物の魔女の血筋であり、草木への深いさまざまな知識を持ち、物事への洞察力を持った女性が「魔女」なのだという。「魔女」になりたいと思ったまいは、早速ハーブに囲まれた山奥の一軒屋で、お祖母ちゃんから修行を受けることにする。だが、魔女修行とは「早寝早起きし、きちんと食事をとり、規則正しい生活をし、何事も自分で決める」ということであった。〔115分/カラー/ヴィスタ〕
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