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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3ビキニの裸女(1952/仏)古代フェニキアの宝物が紀元前より眠るという海に魅せられた若者、ジェラール(ジャン・フランソワ・カルヴェ)はラベジ島に向かった。タバコの密売で荒稼ぎをしている男、エリック(ハワード・ヴァーノン)と話をつけた彼は、船に同乗させて貰う。かつてジェラールが初めて島を訪れた時、ほんの小娘だった島の少女マニーナ(ブリジット・バルドー)は、すっかり美しく成長した姿で彼を迎え、彼女に手を出そうとしたエリックはこっぴどく振られる。その恨みも含めてこの仕事に不満を洩らすエリックをなだめたジェラールは、ついにフェニキアの壷を多数発見するのだが、エリックはそれに邪心を動かされる。〔86分/モノクロ/ワイド〕[投票]
★3めがね(2007/日)透き通る海に面した南の地。ここに何かを求めてタエコ(小林聡美)は旅してきた。あやふやな地図に頼ってやってきたのは、よく見なければ宿だとは判らない、ユージ(光石研)営む「ハラダ」という宿。そしてタエコに先駆けてこの地に降り立った女・サクラ(もたいまさこ)が彼女をもてなした。観光スポットを教えてもらおうとするタエコに、彼らはそんなものはない、ここはたそがれるための場所だという。マイペースを崩さない彼らに耐え切れなくなったタエコは、そこらをうろついている生物教師・ハルナ(市川実日子)にもう一軒の宿に車で送ってもらうが、輪をかけた酷さにタエコは「ハラダ」に帰ってくるのだった。〔106分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3ミリキタニの猫(2006/米)NY・ソーホー。ここにアメリカに生まれ、第二次大戦に至る少年時代を日本で過ごしながら、徴兵を忌避してアメリカに里帰りしたものの、日本人収容所に入れられ、それ以来アメリカよりの保障を一切拒みながらもこの国に留まる老画家がいる。彼の名はジミー・ツトム・ミリキタニ。彼に興味をもったリンダ・ハッテンドーフ監督は、彼とともに長い日数を過ごし、広島で失われた彼の家族、日本人収容所の想像を絶する悲惨以上に、ジミーが戦争を否定し、人を殺さずして画業で食べている誇りを強く受け取る。そして、彼と住処を共にする生活のなかで、ジミーの姉・カズコが生きていることが明らかにされる。〔74分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3劇場版 AIR(2005/日)学校をずっと休んでいた観鈴(川上とも子)は、夏休みのフィールドワークに参加すると教師に申し出た。街を調べるため自転車に乗る練習をしていた彼女は、旅の人形使い・住人(緑川光)と出会う。いつしか住人を気に入った観鈴は、彼を引っ張って研究小旅行に連れまわる。人嫌いな住人ではあったが、観鈴と母の晴子(久川綾)に許されてしばらく家に泊めてもらうことになった。観鈴は、この街に伝わる有翼の姫・神奈(西村ちなみ)と貴族の若者・柳也(神奈延年)の悲恋物語が事の外好きなようだった。だが、観鈴の身には彼女自身も知らない残酷な宿命が秘められていた。〔92分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3おさな妻(1970/日)高校生・玲子(関根恵子)は父親に続いて母親を突然失い、ブティックを営む叔母に引き取られた。そこには大学生の従兄・順一がいたが、彼は店員の娘を妊娠させて責任も取らず、それを聞きつけた玲子を陵辱しようとした。命からがら逃げた玲子は心の傷が癒えず、一人暮らしをはじめるのだった。そして、高校に通いながらも保育園の教師を勤め、彼女は家計をやりくりする。そんな玲子が教え子のまゆみ(佐藤久里子)の父親で、優しく真面目な男である吉川(新克利)に憧れに似た感情を抱いた。吉川もまた妻のない孤独な日々に疲れ、ある日玲子にプロポーズするのだった。幸福の絶頂にあった玲子だったが、妻には妻の苦悩が待ち構えていた。〔74分/カラー/ワイド〕[投票]
★3拝啓総理大臣様(1964/日)関西漫才の鶴松師匠が死に、一番弟子の角丸(渥美清)は何を先に置くこともなく焼香に赴いた。今は犬殺しに身を落としているが、同じく弟子の鶴吉(長門裕之)と一緒に一時は名を売った角丸であったのだ。東京に鶴吉を訪ねた角丸は、今は「東京ムーランルージュ」のムーランとして人気者の彼に仕事を世話してもらおうとするが、ヘルスセンターのかまたきの仕事しか廻っては来なかった。落胆した角丸は、知り合いのハーフの娘・牡丹(壺井文子)とともにドサ回りの一座の舞台に上がる。一方ムーランは、相方のルージュ(横山道代)に浮気で責められてアパートを追い出される。角丸とコンビを組むしかない、と気づいたムーランだった…。〔89分/カラー/ワイド〕 [more][投票]
★3河童のクゥと夏休み(2007/日)江戸の世。一族が生きる沼の干拓を止めてくれと直訴した河童の親父(なぎら健壱)は侍の凶刃に倒れた。その時巻き起こる地響きのなかで、河童の息子(冨澤風斗)は地割れに呑まれていった…。そして現代。小学生・康一(横川貴大)はひょんなことから河童の子と一体になった石を見つけた。面白く思い、水で河童を洗い、息を吹き返させる康一。その目の前で、河童は「クゥ〜」と第一声を発した。彼を「クゥ」と名づけた康一は、クゥが日本語を解する気のいい河童だと知ると、父親(田中直樹)や母親(西田尚美)に一緒に家で暮せるよう頼み込んだ。絶対の秘密ということで、家に住めることになったクゥだったが…。〔138分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3気球クラブ、その後(2006/日)気球クラブ元部長・村上(長谷川朝晴)がバイクで事故を起こした。かつてのクラブの面々は携帯で知らせあう。だが、その甲斐なく村上はそのまま逝ってしまう…。5年前、村上が乗り込み皆がサポートした気球は渡良瀬の空に舞った。宴会では皆でユーミンの「翳りゆく部屋」を歌っていた。最後の新入部員、北(深水元基)は村上の死をその元カノ・美津子(永作博美)に伝えようと煩悶する。…そして、彼女の来ないままに気球クラブ5年ぶりの同窓会が幕を開ける。〔93分/カラー/デジタルビデオ〕[投票]
★3酒井家のしあわせ(2006/日)関西のある町。酒井家は何事もない朝を迎えた。長男・次雄(森田直幸)の誕生日だというのに…。彼の母(友近)は前夫亡き後、今の義父(ユースケ・サンタマリア)を迎え、妹(鍋本凪々美)をつくって現在の家族を築いたのだ。その中にあって次雄は家庭にうんざりしていた。誕生日といっても何があるワケではない。盆をむかえ、祖父(笑福亭仁鶴)のもとに親族が集まった日も、次雄にとってはつまらない出来事が繰り広げられるだけだった。そんなある日、このところ母との間が険悪になっていた義父が家を出てゆくと言い出す。なんと、彼は同僚の男と一緒に家庭をつくると言い出したのだ…。〔102分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3恋する日曜日 私。恋した(2007/日)彼女の母親と同じく、癌で余命三ヶ月と宣告されたなぎさ(堀北真希)は、父に言わずにかつて幼時を過ごした千葉の港町に旅立つ。そこには兄のように慕った青年・聡(窪塚俊介)が変わらず住んでおり、なぎさはひととき昔を懐かしんで語り合う、夢のような時間を過ごした。だが、聡は夫も子もあるバーのママ・絵里子(高岡早紀)と道ならぬ恋に落ちていた。不潔感から怒ったなぎさは、絵里子の6歳の娘・まどかを連れ出し、海へと目的も定めず彷徨ってゆく…。『さよならみどりちゃん』『恋する日曜日』に続くシリーズ第3弾。喜納昌吉の「花」をイメージソースとした恋物語である。〔97分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3いちばんきれいな水(2006/日)あのよー、これ秘密だからな。ガリ勉メガネザルの夏美(菅野莉央)いるだろ、あいつ愛(加藤ローサ)って姉ちゃんいるんだぜ。これがメガネザルに勿体ない美人でさー、だけど病気で11年眠ってんだってよ。でもよー、カメラウーマンの真理子叔母さんって人(カヒミ・カリィ)が海外で事故に遭って、父ちゃん母ちゃんが外国に見にいっちゃったから、メガネザルが留守番おおせつかったらしいんだけど、その間に愛ねえちゃんが意識取り戻したらしいんだよな。あ、俺も見たぜ。確かに美人だけど、頭の中はカラッケツでまるっきりガキみてーなの。メガネザル、どーするつもりなんだかなー。やべ、先生がこっち見てる…。〔90分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3黄色い涙(2007/日)1963年。漫画家の栄介(二宮和也)は、友人の歌手・章一(相葉雅紀)、画家の圭(大野智)、小説家・竜三(櫻井翔)を呼び寄せる。癌に冒された母親(松原智恵子)を東京の病院に入院させるべく、付き添いのインターンに扮して彼女を安心させるためだ。彼らは阿佐ヶ谷の栄介のアパートを根城に、それぞれ一人前のアーティストとなるべく奮闘していた。そして、おのおのが青春と恋の痛みに苦しみ、その中から自分なりの結論を導き出すべく懸命に生きていた。永島慎二の同名漫画の映画化。〔128分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3問題のない私たち(2004/日)苛めで死ぬくらいの勇気があるなら、刃向かってゆけばいいのに…。そう澪(黒川芽衣)は思いながら、仲間達と一緒に同級生のマリア(美波)を苛めていた。そんな折、クラスに転入生の麻騎(沢尻エリカ)が入ってくる。明るく人気者になりそうな麻騎に澪はムカつき、彼女を次のターゲットに定めようとするが、先手を打った麻騎はグループのリーダー役を奪い取り、澪を苛め始めるのだった。次々に移り変わる苛めの対象に疲れきった澪は、思い切った行動に出る。だが、彼女の生活に平穏が訪れることはなく、新たな問題が首をもたげるのだった。当時現役の中学生だった少女の原作コミックからの映画化作品。〔98分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007/日)東京タワーが見下ろす病院の一室。オカン(樹木希林)とボク(オダギリジョー)は、静かな春を迎えようとしていた。1960年代初頭、酔っ払って帰宅し、止めるオカン(若き日/内田也哉子)の前で乱行をはたらき続けたオトン(小林薫)…。子供だったボクは家を出て行ったオトンの代わりに、料理屋で懸命に働くオカンのためにも、ボクの好きな絵の道で飯を食い、食わせられるようになるために練習を重ねた。そして東京に出て来、仲間たちと食うや食わずの生活を続け、なんとか恋人もできた。そんなボクの毎日をオカンは優しく故郷から見つめて、いつも救ってくれた…。リリー・フランキーの自伝的小説の映画化。〔142分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3眠狂四郎多情剣(1966/日)将軍家の息女、菊姫(毛利郁子)の素顔を見た狂四郎(市川雷蔵)を惨殺せよとの下命が疾風組に下った。さる家に招かれた狂四郎は彼らの手荒い歓迎を受ける。何事かと尋ねた典馬(中谷一郎)という男に狂四郎が語るには、薬に焼かれた醜悪な顔に魂を狂わせた菊姫が、美しい男を抱き美しい女をいたぶり殺して悪逆の限りを尽くしているというのだ。狂四郎は典馬と巻き添えを食いそうになったはる(田村寿子)という娘を救うが、彼女は侍すべてを憎悪し続けていた。程なく、陵辱された女の死体が発見され、その傍らには「狂四郎これを犯す」との立て札があった。菊姫の罠と知りつつ、狂四郎は女の夫と刃を交える。シリーズ第7作。〔84分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3Coo 遠い海から来たクー(1993/日)フィジー、パゴパゴ島。洋助(山崎裕太)は生物学者の父・徹郎(伊武雅刀)とともにこの島で暮らしていた。嵐の翌朝、洋助はイルカたちに導かれて小さな島に向かい、そこで小さな海獣を見つける。それはまぎれもなく恐竜プレシオサウルスの子供であった。洋助はそれに「クー」と名づけ、ともに暮らし始める。同じ頃、ニューカレドニアで未確認生物の腐乱死体が打ち上げられ、それとともに謎の男たちが動き始めた。そしてパイロットのトニー(神谷明)は、徹郎のもとにキャシー(山口智子)という女性を連れてくる。招かれざる客であった彼女だが、この島に怪しい男たちがクーを狙って接近していることを告げるのだった。〔116分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3あかね空(2007/日)あたしはおふみ(中谷美紀)。元気で世話好きな深川っ娘。ある日長屋の井戸に水を汲みにいくと、見知らぬ男の人が水を飲んでしきりに感心しているのを発見。その人は京都で豆腐屋の修行をつんだ、永吉(内野聖陽)さんていう人で、この長屋から商売を始めたいって言うの。ここで力を貸さなきゃ江戸っ子の名がすたるわよね。で、なんとか豆腐屋「京屋」は開店。おとっつぁん(泉谷しげる)は「こんなグズグズの豆腐が食えるか」と言った、永吉さんの豆腐。あたしはおいしいと思うんだけどなー…でも、その豆腐を嫌った長屋のみんなも、じきに買いにくるようになって、あたしは永吉さんと結婚。さあ、これからが苦労の始まりなんだわ…。〔120分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3眠狂四郎 悪女狩り(1969/日)江戸城大奥。そこでは世継ぎを身籠らんとするお千加の方(松尾嘉代)が、錦小路の局(久保菜穂子)に責め苛まれていた。一方、城下では狂四郎の名を騙る謎の男が男を斬り、女を犯して狼藉の限りを尽くしていた。そして、真の眠狂四郎(市川雷蔵)はいわれなき仇討ちに巻き込まれ、「悪名には慣れている」とはうそぶいたものの迷惑に感じていた。堕胎を代行する「中条流」から心ならずもお千加の方を助け出した狂四郎は、大奥の女・小夜(藤村志保)に偽狂四郎の正体を問い詰めるが、伊賀者の妨害を受ける。その裏には錦小路の局の陰謀があった。シリーズ第12作。〔81分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3檸檬のころ(2007/日)山あいの小さな町の高校。美貌の才女である吹奏楽部のコンダクター、加代子(榮倉奈々)は、東京の大学への進学を希望し、教師を「どいつもこいつも東京に行きたがる」と嘆かせていた。そんな彼女に、垢抜けない野球部のエース、佐々木(柄本佑)が愛を告白する。一方、ロック批評に青春を賭ける恵(谷村美月)は、自分の批評文がロック雑誌に載ったことで、内心叫びだしたい気分であった。そして彼女にオリジナルナンバーの作詞を依頼してきた男生徒、辻本(林直次郎)に心をときめかすが、彼の彼女への思いは…。卒業を前にした高校生たちの心の移り変わりは、着実に帰結点へと動き始めていた。〔115分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3WELTER ウェルター(1987/日)99%の優勝確率を持つ期待の新星…それがボクサーの卵・竜一(福田健吾)だ。彼のデビュー戦を待つジムのオーナー(ポール牧)も、育て上げたトレーナー・矢島(夏八木勲)も緒戦での勝利を信じて疑わなかった。しかし、恋人ミエコ(中川貴美子)が暴走族に輪姦されたことを知った竜一は、怒りに任せて彼らを追い、鉄拳をふるって少年院行きとなった。デビュー戦を前にしてチャンスを棒に振ったかに見えた竜一を諦められない矢島は、少年院長(成田三樹夫)に院内でのトレーニングの許可を求めるのだった。〔104分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]