大怪獣東京に現わる(1998/日) | ★5 舞台は福井県三国町、平和なこの町はやはり今日も平和だった。ただひとつ変わった事といえば、東京湾に巨大怪獣が出現し東京が壊滅状態になっているとの報道番組にかじりついているぐらいだ。刻々と伝えられるニュースにも、ここはあまりにも平和だった。だって遠かったんだもの・・。だが、福岡に二匹目の怪獣が飛来した事により、この地が決戦の場になろうとしていたのだ。日米両軍に加え、アジア義勇軍まで編成されるに及び事態は急変していく。★怪獣そのものは一切映像に出ないという異色作で全ての怪獣映画へのアンチテーゼでもある? (sawa:38) | [投票(3)] |
恐怖の報酬(1952/仏) | ★5 ベネズエラのラス・ピエドラス。最果ての地でハゲタカや毒蜘蛛と暮らす職にあぶれた男たち。その中の一人マリオ(イヴ・モンタン)と酒場の看板娘リンダ(ヴェラ・クルーゾー)は恋人同士だ。そんな地の果てに今日も一人の男が流れ着く。その男の名はジョー(シャルル・ヴァネル)。本国フランスを追われた身だ。マリオとは同じフランス人ということで意気投合する。今の生活から脱出したくとも金がない。そんな折、500キロ先の油田で火事が発生。それを鎮火するためニトログリセリンを使用することが決まり、トラック二台にそれを積んで運搬するための運転手が四人選ばれた。少しの衝撃でも爆発するその恐怖と引き換えの報酬は2000ドル。一台にはマリオとジョー、もう一台にはビンバとルイジが乗り込む。行く手には想像を絶する危険が待ち構えていた… [more] (モモ★ラッチ) | [投票(7)] |
太陽に灼かれて(1994/仏=露) | ★4 時代は1936年のソ連、スターリンが独裁体制を強化し、大粛清の嵐が起こりつつあった。革命の英雄であったコトフ(ニキータ・ミハルコフ)は、妻マル−シャ(インゲポルガ・タプコウナイテ)、娘ナージャとモスクワ郊外の別荘で平穏と静寂に満ちた暮らしをおくっていた。ある日、ドミトリ(オレグ・メーシコフ)という男がコトフのもとを訪ねてくる。彼は10年前にマル−シャと恋人同士だった。彼の出現がきらめきに満ちた平和な生活に暗い染みを落とし、破滅への予兆が徐々に姿を現し始める。時代に翻弄される登場人物たちの過酷な運命が描かれる。ニキータ・ミハルコフ監督の愛娘であるナージャ・ミハルコフが出演、彼女の透き通った何ものにも汚されない笑顔は、最高に愛らしく、最高に悲しい。 (ことは) | [投票(4)] |
ニンゲン合格(1998/日) | ★5 ここは何処なんだろう、体が錆付くように重い・・・。事故から10年という長い年月の昏睡状態から豊(西島秀俊)は目を覚ました。それは奇跡の幕開け。しかし、この青年の目覚めを喜ぶ肉親の姿は何処にも無かった。彼を迎い入れたのは父の古い友人、藤森(役所広司)という男だけである。見るからにいかがわしそうな男がなぜ?それよりも身内の人間は?だが長眠りで豊にはそんな事を思える感情は可落していた。今の彼は少年、いや、原始人と同じ状態である。そんな彼を無理やり退院させる藤森。のちに豊は藤森に衝撃的な事実を聞かされる。藤森さん、あなたは何故この土地に住んでいるのですか?家族と空白の10年・・・豊は何思う。 (かっきー) | [投票(1)] |
海の上のピアニスト(1998/伊) | ★3 1946年,落ちぶれたマックス(プルート=テイラー=ヴィンス)は大事なトランペットを楽器屋に売り渡す。最後に演奏した曲を聴きとめて店長(ピーター=ヴォーン)が,古いレコードを取り出した。一度は粉々になったレコード。「この曲じゃないかい?」驚いたマックスは語り始める,かつて1900年に船上で生まれ「ナインティーンハンドレッド」と名付けられた,伝説のピアニスト(ティム=ロス)がいたことを・・・。 (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
タイタニック(1997/米) | ★5 トレジャー・ハンターのラベット(ビル・パクストン)以下ケルディッシュ号のクルー達は、カナダ沖大西洋の海底約3800mに眠るタイタニック号を潜水艇で探索をしていた。彼らが求めていたのは、56カラットのブルーダイヤ”碧洋のハート”だった。しかし、ダイヤが眠っていると思われた金庫を引き揚げるも、中から出てきたのは裸女のスケッチだけ。報道にその絵が自分だと名乗りを挙げた老女ローズ(グロリア・スチュワート)は、クルー達に85年前の悲劇の一部始終を語りはじめる。・・・以下、《けにろん》氏のあらすじに続く。 moreはこの映画を100倍楽しむ方法(多分、シネスケ最長文)。 [more] (アルシュ) | [投票(28)] |
遊星よりの物体X(1951/米) | ★5 記者のスコットは氷点下25度のアラスカに記事を求めてやってきた。アンカレッジの社交クラブでヘンドリー大尉は将軍の命令によって北極の基地を目指す。付近で正体不明の飛行物体が落下したらしい・・・。科学者のキャリントン博士と記者と数名の軍人を連れて現場へと急行する。氷の下、円形の物体を見つける彼等は誰もが世紀のスクープだと確信した。物体を掘り出す為に爆弾を仕掛け爆破させるが、物体のエンジンらしきものにも燃え広がり、予想以上の大爆発となってしまった。未知なる動力源を失う博士は愕然とする。
軍人、記者、科学者、それぞれの立場で未知なる物体に対する描写が鋭い姿勢で貫かれたSFホラーです。 [more] (かっきー) | [投票(2)] |
インデペンデンス・デイ(1996/米) | ★3 突如、地球に宇宙人が侵略!!天下の米軍が宇宙人相手に大活躍!!合衆国大統領とアメリカ軍が世界を救う!! アメリカ人の正義の戦争したい願望を宇宙人の侵略という題材を用いて見事に映画化した空前絶後の大爆笑SF超大作。アハハハハ・・・(以下略)。 [more] (HW) | [投票(6)] |
アデルの恋の物語(1975/仏) | ★4 19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデル(イザベル・アジャーニ)は、一家で亡命中のガーンジー島で恋仲になったピンソン中尉(ブルース・ロビンソン)を追って、彼の赴任先であるカナダのハリファクスまで単身やってくる。しかし彼の心は既にアデルから離れていた。それでも初恋の相手を諦めきれないアデルの想いは・・・ ひたむきなアデルを熱演した当時20歳のアジャーニはこの作品で一躍国際的女優になった。 1時間37分 [more] (ルッコラ) | [投票(2)] |
裸のランチ(1991/英=カナダ=日) | ★0 ’50年代NYから興った文芸運動:ビート・ジェネレーションの中にあって最も特異な作風でカリスマ的指示を得たウィリアム・S・バロウズの代表作を、彼の波乱に満ちた(ドラッグ中毒、妻殺しなど)人生と絡めて映画化した作品。監督は『ザ・フライ』のデビッド・クローネンバーグ。全編に散りばめられるのはバロウズと親交の深かったオーネット・コールマンの前衛ジャズ。 [more] (町田) | [投票(1)] |