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ぽんしゅうさんのあらすじ: 投票数順

★3風の中の牝鶏(1948/日)今にも壊れそうな長屋が建ち並ぶ終戦直後の東京下町。その長屋に住む一家の二階に時子(田中絹代)は間借りをして幼い息子と二人で戦地から復員してくるはずの夫の帰りを待っていた。生活は苦しく親友の秋子(村田知英子)を通じて着物を売っては生活費の足しにする日々が続く。その日も着物を処分し帰宅した時子は、息子の異変に気付き病院に駆け込んだ。急性大腸カタルと診断された息子は入院し生死の境をさまよい、時子には入院費という大きな負担がのしかかった。どうすることも出来ず思い悩んだ末、時子は自分の身を売ってその費用を賄うのだった。数日後、夫・修一(佐野周二)が疲れ果てた姿で戻ってきた。(84分/モノクロ)[投票]
★2女教師(1977/日)ある中学校で、音楽教師の節子(永島暎子)が3年生の秀雄(古尾屋康雄)を首謀とする生徒達に強姦される事件が起きた。生活指導の景山(山田吾一)は秀雄に事情を聞くが事実関係がはっきりしない。実はこの事件には目撃者がいた。節子と同僚・浅井(鶴岡修)の交際への嫉妬から事件現場を見て見ぬ振りをした教師の瀬戸山(砂塚秀夫)である。瀬戸山は秀雄の母親(絵沢萌子)に、ある取引を持ちかけた。しかし、この出来事がやがて誘拐を引き起こし殺人にまで発展するとは、誰にも想像がつかなかった。清水一行の同名小説の映画化。脚本中島丈博、監督田中登の日活ロマンポルノ。(100分/カラー/ワイド)[投票]
★4JOKER・厄病神(1998/日)かつて金町恒産と翠会が抗争を繰り広げた池袋の街も、今は若者達であふれ平穏を保っていた。ヒロシ(渡部篤郎)は、そんな若者達を相手にシノギをする金町恒産の下っ端組員である。翠会にいる少年院時代の親友・久夫(北村一輝)とは、たまに街で顔を合わせては将来の夢を語り合った。そんな池袋の街にかつて翠会の組員を射殺して疫病神と呼ばれた村越(萩原健一)が刑期を終え帰ってくるとのうわさが流れて、金町恒産、翠会の組員達は色めき立つ。そしてヒロシは幹部の新良(萩原流行)から村越の身の回りの世話をするよう命じられる。実はヒロシにも、疫病神と呼ばれた暗い過去があったのだが。(104分/カラー/ビスタ) [投票]
★3大安に仏滅!?(1997/日)やっとの思いで一戸建マイホームを手に入れた西岡(橋爪功)は上機嫌だ。それもそのはず、娘(酒井美紀)は結婚が決まり、一人暮らしをしていた父(松村達雄)も呼び寄せて心配事が一気に解決したのだから言うことなし、のはずだった。ところがこの家に次々と欠陥が見つかりはじめた。工務店のオヤジ(左とん平)は、のらりくらりと言い訳ばかり。どうやら手抜き工事の欠陥住宅をつかまされたらしい。そして、娘は婚約者と大喧嘩、息子(金子賢)はお笑い芸人になりたいと家を飛び出し、父親もボケ始めた。頭をかかえる西岡は、妻(吉行和子)の勧めで「欠陥住宅相談会」に参加してみた。(107分/カラー/ビスタ)[投票]
★1セカンドチャンス(1999/日)人生の2度目のチャンスをめぐるオムニバス映画。〔第一話〕・・衣装レンタル店に勤める華(清水美砂)の店に、かつての婚約者(林泰文)とわがままな新婚約者・美登利(麻生久美子)がウエディングドレス選びにやってきた。〔第二話〕・・5年前に分かれた不倫相手(橋爪功)を乗せた運転代行業の夕理(鈴木砂羽)は、多額の借金を抱えて取立てに追われていることを告白する。〔第三話〕・・漫才師・天晴三郎(柄本明)は、18年前に別れた娘の披露宴だと知らずに司会の代役を頼まれ、会場で出会った元妻の雪乃(倍賞美津子)は困惑する。第一と三話を水谷俊之、第二話を富岡忠文が監督。(116分/ワイド)[投票]
★2私たちが好きだったこと(1997/日)やっと当てた公団マンションで共同生活を始めることにした大学時代からの友人・北尾(岸谷五朗)と佐竹(寺脇康文)は、引越し祝いに飲みに行ったバーで愛子(夏川結衣)と曜子(鷲尾いさ子)と知り合い意気投合した。翌日、突然愛子と曜子が引越しの荷物を抱えて二人のマンションに現れた。二日酔いで昨夜の記憶がなく呆気にとられる北尾と佐竹におかまいなしで、二人は部屋の中に毛布で仕切りを作って自分たちのスペースを確保し荷物をとき始めた。うろたえる北尾、期待ありげにソワソワする佐竹。そして、4人のドラマは5年後まで続く。岸谷五朗の企画で宮本輝の原作を映画化。(109分/カラー/ワイド)[投票]
★2カラオケ(1998/日)東京にいる高校時代の友人で放送局に勤める林(佐野史郎)が20歳も若いアイドル歌手と結婚することを知った児玉(段田安則)は、地元の仲間を集めて同窓会を開くことを思いつく。メンバーは墓前に結婚の報告をしに帰省した林と、音楽教師の亜子(美保純)、バツイチで娘を連れて実家に戻っている淳子(黒田福美)、地元の開業医・相田(島崎俊郎)、老舗の造り酒屋に嫁いだ芳江(柴田理恵)、市役所職員の大場(野口五郎)だ。恩師を囲んだ一次会を終えても思い出話は尽きず、皆でカラオケボックスで一夜を過ごすことになった。原案と監督は、本作が監督デビューとなる俳優の佐野史郎。(94分/カラー/ビスタ)[投票]
★2ひき逃げファミリー(1992/日)ハンドルを握る元村(長塚京三)の視界は豪雨でかすんでいた。接待の気疲れから解放され眠気が襲う。その瞬間、飛び出してきた女を轢いていた。夢中で家までたどり着き、妻の葉子(中尾ミエ)に事情を話しようやく動揺のおさまった元村は警察に自首しようと決心する。「そんなことしたら、家族がバラバラになっちゃう!」と反対する葉子。なんと葉子は車を家の中で解体して証拠を消してしまおうと言い出した。車をリビングに運び込もうと悪戦苦闘する二人を見て娘のあずさ(ちはる)は呆れはて、登校拒否の息子・陸王(橋本光成)は無関心、そしてボケの始まった祖父(仲谷昇)ははしゃぎまわる。(100分/カラー/ワイド)[投票]
★4岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE1(2001/日)「学生やめたら、全国一の番長になられへんやんけ〜」という理由で、岸和田一の暴れん坊カオルちゃんこと村山薫(竹内力)は、中学を卒業するとヤクザ一家からのスカウトを蹴って岸和田第三高校へ進学する。どこから見てもオヤジにしか見えないカオルちゃんは、入学早々大暴れ。たちまち上級生はもちろん教師までもなぎ倒し学校を制覇してしまう。担任の京子先生(野村真美)だけは、そんなカオルちゃんを退学させまいとやさしくかばってくれた。そしてカオルも人並みに喫茶店のウエイトレスで純情そうな女子高生の緑(鈴木希依子)に恋をする。しかし、緑には夜になると街角に立ち客をとるもうひとつの顔があった。(90分) [投票]
★2浮浪雲(1982/日)幕末の品川宿、問屋場「夢屋」で雲助たちを仕切る頭。それが人呼んで浮浪雲(はぐれぐも)(山城新伍)である。急雲風を告げなにかと騒々しい世間には無関心、女物の着物をだらしなく着て日がな釣り糸を垂れて過ごし夜は芸者をあげて大騒ぎ、毎日をふわりふわりと雲のように過ごす男だ。そんな亭主を支えるのが器量は今ひとつだが人の良い女房・亀(熊谷真実)である。しかし、正義感が強く生意気盛りの息子・新之助(加瀬悦孝)は父親の生き方が気に食わず、ひたすら坂本竜馬に憧れていた。ビックコミックオリジナル連載・ジョージ秋山の人気漫画のアニメーション。大和屋竺脚本、監督は真崎守。(91分/カラー/ワイド)[投票]
★3坊っちゃん(1977/日)東京の物理学校を卒業し四国・松山中学に数学教師として赴任した「坊っちゃん」こと近藤大助(中村雅俊)の青春を描く夏目漱石作品の映画化。坊っちゃんは赴任そうそう仲間の教師たちにあだ名をつけ始める。狡猾そうな校長(大滝秀治)は狸、キザな教頭(米倉斉加年)は赤シャツ、教頭にゴマばかり摺っている吉川(湯原昌幸)は野ダイコ。体育教師の堀田(地井武男)は山嵐だ。マドンナ役に松坂慶子起用し、松竹喜劇映画の伝統を引き継ぐ前田陽一が監督と脚本を担当。過去に『坊っちゃん』は東宝で2回(41年、53年)、松竹で2回(58年、66年)映画化されており本作が5回目。(92分/カラー/ワイド)[投票]
★3教祖誕生(1993/日)旅先で新興宗教団体の布教活動に偶然遭遇した和夫(萩原聖人)は、その管主・司馬大介(ビートたけし)のインチキぶりに興味をもち一行の仲間に加わることにした。教団の内部では信仰心が厚く教祖(下條正巳)を崇拝し布教活動に熱心な駒村(玉置浩二)たちと、インチキ承知で金儲けに励む司馬や呉(岸部一徳)たちの派閥が共存していた。そんな中、突然教祖が家族に連れ去られ教団から消えてしまった。ビートたけしの原作を得て『その男、凶暴につき』以来、4作の北野武作品で助監督を務めた天間敏宏が初監督。(95分/カラー/ビスタ)[投票]
★4裸の十九才(1970/日)道夫(原田大二郎)は青森の中学を卒業し集団就職の一員として上京。フルーツパーラーで働き始めたが、すぐに仲間や上司と衝突し職場を止めてしまう。そして盗みに入った米軍横須賀キャンプでピストルを手に入れた。小さな護身用の銃。しかし、道夫にとっては自由への扉を開く輝く鍵のように思えた。生来、放浪癖のある道夫の旅は東京・京都・函館・名古屋と人の命を奪いながら宛てもなく続く。そして、道夫の想像を絶する過酷で悲惨な生い立ちが語られるのだった。68年から69年にかけ日本中を震撼させた連続射殺魔・永山則夫をモデルに、19歳の青年が犯した犯罪とその背景を新藤兼人が映画化。(モノクロ/シネスコ)[投票]
★2札幌オリンピック(1972/日)聖火は沖縄へ上陸し、そして札幌をめざす。続々と千歳空港に到着する参加35カ国の選手団。1972年(昭和47年)2月3日、五万人の観衆に埋め尽くされた札幌・真駒内競技場。第11回冬季オリンピックは開会式をむかえ、11日間に及ぶ熱く美しい闘いの幕は開いた。これはその公式記録映画である。映画は各競技や選手村の様子を追いながら、愛らしい微笑みで人気を独占したフィギァスケートのジャネット・リン(米)、スピードスケート元世界記録保持者で今大会で引退する鈴木恵一を追う。そして、宮の森ジャンプ競技場二万五千人の観衆の中、笠谷幸生・金野昭次・青地清二の70メートル級純ジャンプの表彰台独占へと向かう。(166分/カラー/シネスコ) [投票]
★3宇能鴻一郎の濡れて立つ(1976/日)泰子(東てる美)と井造(久保剛)は新婚カップル。二人の夢は誰にも生活を邪魔されないマイホームを持つことだ。東大出のエリート井造はどこか幼稚で子供っぽく、SEXも泰子を求めるだけ求めて一人であっと言うまにイってしまうマイペースタイプ。しかも、夢想家でマイホームのことも非現実的な事ばかり考えていっこうにアパート暮らしから抜け出せそうにない。そんな時、泰子の祖父が亡くなって土地が手に入ることになった。「これで立つ!家が建つ!」と泰子は積極的で大胆な行動に出るのだった。芥川賞作家宇能鴻一郎原作で全19話作られた日活ロマンポルノ『宇能鴻一郎の・・・』シリーズ第1作。(75分/カラー/ワイド)[投票]
★2夕ぐれ族(1984/日)マスコミで話題の愛人バンク「夕ぐれ族」の若き美人社長郁子(松本ちえこ)は、今日もテレビのワイドショーに出演して大人気。しかし、郁子は「夕ぐれ族」のお飾り社長で広告塔でしかなく、実権はギャンブル狂で女に手が早い大窪(蟹江敬三)が握っており郁子もその愛人の一人に過ぎなかった。大窪は他にもバンクや素人の女とも関係しているプレーボーイだ。そんな女の一人で女子大生の明子(春やすこ)は、大窪と郁子の関係を知り嫉妬しバンクを混乱させようと「夕ぐれ族」に入会する。実在の風俗クラブを題材にアイドル松本ちえこ、人気若手漫才師春やすこが出演した、にっかつロマンポルノ作品。(96分/カラー/ビスタ)[投票]
★2極道の妻たち 地獄の道づれ(2001/日)北陸の海岸。関東と関西の連合化を画策する動きの中で、山背組の幹部が謀殺される。時を同じくして山背組組長代行・掛川(宅麻信)は覚えの無い不正融資容疑で警察に追われる身となる。掛川の妻・律子(高島礼子)と殺された幹部の妻・美智留(雛形あきこ)は、山背組若頭補佐・千田(草刈正雄)とその妻・槙子(とよた真帆)の動向に疑いを持ち始める。槙子はかつて不正融資にからんだ金融機関のOLで、掛川を告発した役員の不倫相手でもあった。山背組みの内紛のなか、東西の巨大組織と警察の思惑に“妻たちの愛と信念”が真っ向から勝負を挑む。[投票]
★2ちいさこべ(1962/日)川越で仕事中の名門大工一家「大留」の若棟梁・茂次(中村錦之助)のもとへ、江戸の大火で大留が全焼し棟梁の父と母も亡くなったとの知らせが入る。しかし、茂次は大留の信用を守るため両親の葬儀を先延ばしにし川越の仕事を完成させるてから江戸へと戻った。大留の再建は自分がやり遂げなければならないと頑なに思い込んだ茂次は、仲間の大工達の援助を断り、仮住まいを作って欲しいという街場の住人達の申し出も「大留」の看板にかかわると断ってしまう。さらに賄いのおりつ(江利チエミ)が面倒を見ていた孤児達まで、再建までは養う余裕が無いといって追い出してしまった。原作は山本周五郎。(170分/カラー/シネスコ)[投票]
★1お墓と離婚(1993/日)石野義則(小林薫)、40歳。駆け落ち同然に妻厚子(田中好子)と上京した後、今はお墓のセールスマンとして落ち着いたサラリーマン生活を送っていた。子供はまだいない。ある日突然、厚子から好きな人ができたと告白される。翌日お客の神埼(左幸子)に言ったいつもの決めのセールストーク、「生きているうちに夫婦がお墓を作るのは、これからも夫婦でいようという二人の証です」が自分の胸に突き刺さる。さらに部下の蓮見(鈴木伸幸)からは、仲人をたのまれるしまつ。そんなとき修善寺(忌野清志郎)という、我がまま放題の客が現れた。劇作家・演出家の岩松了監督によの長編第一作。(107分/カラー/ワイド) [投票]
★3女教師 私生活(1973/日)姉御肌で人気の高校教師なおみ(市川亜矢子)。しかし、彼女には一人暮らしの孤独に耐えられず教え子の啓二(風間杜夫)と同棲しているという秘密があった。若い啓二をペットのように愛撫し、肉体をむさぼるように求め孤独を癒すなおみ。そんな、なおみに啓二は嫌悪をいだきながらも愛欲生活から抜け出せない。啓二に想いをよせる同級生和子(梢ひとみ)は自らの処女をささげて啓二を救おうとする。なおみは啓二へのあてつけか、はたまた孤独を癒す本能からか同僚教師(島村謙次)や啓二の兄(鶴岡修)とも関係を持ち始める。一般公募の阿部真理脚本を奇才田中登が監督。日活ロマンポルノ(73分/カラー/ワイド)[投票]