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ぽんしゅうさんのあらすじ: 投票数順

★3愛と誠(1974/日)信州のスキー場。転落事故に襲われた愛を身を呈して地元の少年が救ってくれた。8年の歳月が流れ青葉台高校のマドンナとして全校憧れの的となっていた理事長の娘・愛(早乙女愛)の前に、かつての白馬の騎士・誠(西城秀樹)は不良グループのリーダとなって現れた。彼女のせいで誠が生死の間をさまよい一家も離散してしまったことを知った愛は、償いのため理事長の援助のもと誠を青葉台高校へ転校さた。しかし、恥をもしのぶ愛の懸命な思いをよそに誠の暴力はますますエスカレートし始める。梶原一騎原作、ながやす巧画の人気劇画の映画化。監督は松竹70年代アイドル映画の雄山根成之。(89分/カラー/ワイド) [投票]
★3同棲時代―今日子と次郎―(1973/日)広告代理店に勤める今日子(由美かおる)とデザイン学校の同期生でイラストレーターの次郎(仲雅美)は偶然雑踏の中で再会し、そして二人で暮らし始めた。まるで時代の気分に後押しされるように・・・今日子、21歳。次郎、22歳。二人は互いの間に確かに愛のようなものが存在すると感じあっていた。しかし、その愛が幼く危うい幼子のような愛だったことにやがて気付きはじめる。上村一夫原作の人気劇画の映画化。主演は元祖桃尻由美かおる。監督はこれが単独デビューとなる松竹70年代アイドル映画の雄山根成之。(87分/カラー/ワイド)[投票]
★3唐獅子株式会社(1983/日)刑期を終えたダーク荒巻(横山やすし)が須磨組に戻ってみると、そこは「唐獅子通信社」と名前を変えていた。今は専務と呼ばれる兄貴分の哲(伊藤四郎)に聞くと、新しいもの好きの親分(丹波哲郎)の発案で、芸大出のインテリヤクザ原田(桑名正博)を使って業界向けの出版を始めたとのこと。さらに芸能界進出を目論む親分は、荒巻と原田に自分が入れ込むパブの演歌歌手ひとみ(甲斐智枝美)を新人発掘コンテストで優勝させるように厳命する。小林信彦の小説を笠原和夫が構成、脚本は内藤誠桂千穂が担当。人気漫才師横山やすし主演で曾根中生監督が映画化。(102分/カラー/ワイド)[投票]
★3青春PARTII(1979/日)長崎県佐世保。兄(森本レオ)から体育大学への進学を反対された陸上競技のスプリンター勇(南条弘二)は自力で進学費用を稼ごうと造船所でアルバイトを始めるが、ライブハウスで知り合った明子(服部まこ)を妊娠させてしまい貯めた金を使い果たしてしまう。目標を失い自暴自棄になりかけた勇は銭湯で偶然見かけた競輪学校生徒募集のポスターに興味を持ち、ギャンブルで身を持ち崩し数学教師をやめた恩師の植原(舟木一夫)のもとへ相談にいくのだった。日活ロマンポルノの職人小原宏裕監督の数少ない一般映画。舟木一夫が9年ぶりに映画出演し話題にもなった。ATG公開作品。(109分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★2後ろから前から(1980/日)暴走族デビルのレディーストップ・ヨーコ(畑中葉子)は、恋人でリーダーの勇次(田浦智之)達が課せられた多額の罰金を稼ぐため女子部のメンバーを連れてピンクキャバレーで働き始めた。一方、白バイ警官の行夫(高瀬将嗣)は密かにヨーコに想いを寄せグループからの脱退を勧めていた。しかし行夫にも秘密があった。毛皮のマリーと呼ばれる女(風祭ゆき)に金で買われ、激しいSMプレイを繰り返す日々から抜け出せずにいたのだ。・・・平尾昌晃とのデュエット「カナダからの手紙」でデビューしたアイドル歌手畑中葉子が主演し話題となった、にっかつロマンポルノ。(67分/カラー/ワイド)[投票]
★2野獣刑事(1982/日)強引な捜査で署内でも評判のよくない刑事大滝(緒方拳)は、私生活でも以前覚せい剤使用容疑で逮捕し服役中の阪上(泉谷しげる)の女恵子(いしだあゆみ)を強引に自分のものにしていた。小学生の息子(川上恭尚)と暮らす恵子のアパートに、昼間から入り浸っていた大滝の元へ事件の知らせが入り現場へと向う。そこには鋭利な刃物でメッタ刺しにされた短大生の惨殺死体と赤い傘が残されていた。大阪の下町を舞台に工藤栄一監督が描く和製ハードボイルド作品。(119分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★2新・平家物語 静と義経(1956/日)寿永3年(1183)、一の谷の合戦で平家を破り都に凱旋した源義経(菅原謙二)は、軍勢を迎える人垣の中に都一の白拍子と謳われた静(淡島千景)の姿を見つけた。その静も幼い頃からずっと義経を慕い続けていた。静を妻としてむかえた義経であったが、義経の台頭を警戒する鎌倉の兄頼朝(上原謙)は義経を源氏の総大将から解任し、さらにその動きを探るために姫百合野(香川京子)を義経の妻として送り込む。吉川英治原作、「新・平家物語」の映画化第三部。(100分/カラー)[投票]
★3木村家の人びと(1988/日)木村肇(鹿賀丈史)、妻典子(桃井かおり)、娘照美(岩崎ひろみ)、息子太郎(伊藤充則)。お金に異常なまでの執着をもち小銭を稼ぎまくる木村家の朝は早い。典子の悶え声モーニングコールに始まり、近所の老人達を使っての新聞配達、朝食の出前弁当作りと配達、四人はあわただしくも手際よくこの日課をこなしてゆく。そしてOLやサラリーマンを乗せて肇の白タクマイカー通勤が始まり、会社でも同僚相手に小銭稼ぎのアルバイトはまだまだ続く。この異常な生活を見かねた典子の兄の雨宮夫婦(柄本明木内みどり)は、甥の太郎だけでもまともになって欲しいいと考えある提案を木村家した。(113分/カラー/ワイド)[投票]
★4悲愁物語(1977/日)新人プロゴルファー桜庭れい子(白木葉子)に目を付けたファッションコーディネーター田所(岡田真澄)は、れい子の恋人でゴルフ雑誌社の三宅(原田芳雄)とコーチの高木(佐野周二)の力を借りて、彼女を日栄レーヨンのイメージガールに売り込むことに成功する。テレビのレギュラー番組も持ち一躍スターとなったれい子は、郊外に豪邸をかまえ弟の純(水野哲)と暮らし始める。しかし、そこにはれい子に嫉妬する主婦(左時江)達の嫌がらせやファンの加世(江波杏子)によるストーカー行為が待ちかまえていた。日活解雇から10年の沈黙を破りメガホンをとった鈴木清順カムバック作品。(93分/カラー/ワイド)[投票]
★3地獄花(1957/日)中世、都にほど近い比叡の山あい。一帯を牛耳る野武士の首領・麿(柳永次郎)と、その妻ステ姫(京マチ子)、そして郎党のなかでも一目おかれた若武者・勝(鶴田浩二)がいた。麿に幼い頃に拾われ育てられ、そして妻になった美しいが男まさりのステ姫は、同じ山一帯を荒らしまわる群盗の馬介(山村聡)に無理やり言い寄られ馬介の舌を噛み切って殺してしまう。それからというもの、ステ姫は人が代わったように奇妙な行動をとり始める。室生犀星の原作「舌を噛み切った女」を円地文子が潤色、伊藤大輔が脚本化。大映初のビスタビジョンカラー映画(99分)[投票]
★3ISOLA・多重人格少女(2000/日)人の心が読める能力を持ちその発作に悩まされる由香里(木村佳乃)は、心理ケアの一環として混乱が続く阪神淡路大震災の復興ボランティアに参加した。そこで彼女は12人の人格をもつ少女千尋(黒澤優)と出会う。千尋の周りで頻発する謎の死亡事故を目の当たりにした由香里は、彼女の中の13番目の邪悪な人格ISOLAの存在に気づく。血を求め死を呼ぶISOLAとはいったい何なのか。その謎を解く鍵は、大学の研究室で密かに幽体離脱実験を行っていた医師(石黒賢)が握っていた。第3回角川ホラー大賞長編賞受賞の貴志祐介長編デビュー作「十三番目の人格(ペルソナ)ISOLA」の映画化。(94分/ビスタサイズ)[投票]
★4生きない(1998/日)添乗員の新垣(ダンカン)が引率する保険金目当ての自殺バスツアー。参加者は離婚費用に困った伊藤(村野武範)、女の借金を背負った教師木村(尾美としのり)、子供の病気に悩む神田(小倉一郎)、傾いた町工場の社長小沢(左右田一平)ら自殺志願者だけのはずだったが。そうとは知らず叔父の代わりに参加した美つき(大河内奈々子)が大はしゃぎでバスに乗り込んできた。戸惑う参加者をよそに屈託のない美づきだが、新垣は彼女を道づれにしてでもツアーの目的を果たそうとする。北野武の助監督清水浩の初監督作品。第51回ロカルノ国際映画祭アキュメニカル賞、ダンカンが同脚本賞受賞。(100分/ワイド)[投票]
★4もっともあぶない刑事(1989/日)港署のタカ(舘ひろし)、ユージ(柴田恭平)、トオル(仲村トオル)は、密造銃の黒幕銀星会の前尾(柄本明)の尻尾をつかもうと密造現場に踏み込むがすんでのところで主犯の宮坂を取り逃がしてしまう。さらに銀星会とのトラブルで近藤課長(中条静夫)の逆鱗にふれタカとユージは、15年前の貿易商殺し事件の担当にまわされてしまう。当時、犯人の一人は射殺されたが共犯の北野(佐藤仁哉)は今も逃走中で時効までわずか4日しかないという。途方にくれた二人は当時の担当者で現在は県警局長の本多(芥正彦)の情報で、真由美(真梨邑ケイ)という謎の女の身辺を洗い始める。シリーズ第3作。(104分/ワイド)[投票]
★4人魚伝説(1984/日)夜の海で偶然殺人を目撃してしまった漁師の啓介(江藤潤)が、新妻で海人のみぎわ(白都真理)の目の前で殺された。みぎわもまた何者かに命を狙われたうえに、夫殺しの罪を着せられ警察から追われることになる。途方にくれたみぎわは、幼なじみで地元の有力者の息子宮内祥平(清水健太郎)の力を借りて、警察も手の届かない小島へと渡りスナックのママ夏子(宮下順子)のもとに身を隠した。レジャーランド開発に名を借りた原子力発電所の誘致がささやかれる美しい海辺の町で、夫を殺された海人がひとりその復讐に立ち上がる宮谷一彦原作の同名劇画の映画化。(110分/カラー/スタンダードサイズ)[投票]
★4星空のマリオネット(1978/日)ケンカのすえの大怪我でやっと退院してきた暴走族リーダー・ヒデオ(三浦洋一)を迎えてくれる友達は、医者の息子でシンナー中毒のヒロシ(武井一仁)と自由奔放に男の間を行き交うアケミ(亜湖)しかいなかった。しかし、ヒロシがヒデオに思いを寄せていると告白したときから三人の関係は徐々に狂い始めた。やがてヒデオの父親留造(牟田悌三)と暮らし始めるアケミ。ヒデオは死んだ母(馬渕晴子)の思い出を胸の底に抱きながら、そんな二人を許すしかなかった。行き場を失った暴走族リーダーの焦燥と青春の黄昏を描く橋浦方人監督のATG作品。(99分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3やさしいにっぽん人(1971/日)シャカと呼ばれる青年・謝花治(河原崎長一郎)はオートバイ店で働いている。店の仲間は主任(伊丹十三)、小西(石橋蓮司)、シゲ(蟹江敬三)ら個性的な奴ばかり。昭和20年沖縄、渡嘉敷島の集団自決を一歳だったシャカは生きのび、その代わりに故郷とともに言葉を失ってしまったかのように寡黙な男だ。唯一、心を許し言葉を取り戻すのは劇団員ユメ(緑魔子)と過ごす時だけ。シャカはあたかも無くした“言葉”を探すように、ボロバイクで頻繁にツーリングに出かけるが、行く手を塞ぐかのように必ずトラブルに見舞われるのだった。長編記録映画『沖縄列島』に続く東陽一初の劇映画。(114分/モノクロ/スタンダード)[投票]
★4さすらいの恋人 眩暈〈めまい〉(1978/日)冬の朝。人けのない新宿のビルの谷間の公園で、冷たい噴水の水に打たれながら虚空を見つめる京子(小川恵)の姿があった。徹(北見敏之)は凍える京子を介抱し、やがて二人はいっしょに暮らし始めた。京子はスーパーのレジ係。徹は自称大学生だが学校に通っている様子はなく、いつも誰かの影に脅えているよううすだ。そんな時、隣室の諸田(高橋明)が徹に京子との白黒ショーの話を持ち込んできた。徹は一度限りとの約束で、京子には黙ったままホテルで二人の愛し合う姿を客達に見せたのだった。ショックのあまり京子はアパートを去り、一人残された徹を突然二人組みの男が襲った。日活ロマンポルノ。(74分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3金閣寺(1976/日)吃音によるコンプレックスと初恋の女有為子(島村佳江)からの冷たい仕打ち、そして母の父に対する裏切りから心を閉ざした青年溝口(篠田三郎)は、僧侶の父親の死を期に金閣寺に預けられその徒弟となる。そして金閣寺は、溝口にとってこの地上でもっとも美しい美の象徴でもあった。同じ徒弟で清らかで真摯な好青年鶴川(柴俊夫)との交流で徐々に心を開くかに見えた溝口であったが、自分の不自由な足で女の気を引き次々に関係を持つ柏木(横光勝彦)という男と知り合い、その邪心に魅力を感じ行動をともにするようになる。市川崑監督の『炎上』(58)に次ぐ三島由紀夫の「金閣寺」の映画化作品。(109分/カラー)[投票]
★3893愚連隊(1966/日)東京−大阪間を結ぶ新幹線が開通し2年を経た66年。今や開発の波が押し寄せ近代的なビルが目立ち始めた京都。その駅前で白タクの客を引く愚連隊三人組ジロー(松方弘樹)、参謀(荒木一郎)、オケラ(広瀬義宣)の姿があった。谷口らは何でも三人で折半する民主主義を気取って、古いタイプのヤクザ組織とのトラブルを嫌うグループである。三人はスケコマシ要員としてハンサムでクールな遊び人予備校生の幸一(近藤正臣)を仲間に引き込み女を使って遊ぶ金を稼ぎ始める。そんな時、軍隊経験を持つ愚連隊の先輩杉山(天地茂)が務所から戻り彼らの仲間に加わった。(88分/モノクロ/シネスコ) [投票]
★3マリアの胃袋(1990/日)食品会社の宣伝課長江島(柄本明)は、CMで使ったモデル・マリア(范文雀)と不倫旅行中にサイパンで交通事故を起こしてしまう。それから一年後、OL仲間三人とサイパン旅行にやって来た彰子(相楽晴子)は、ホテルのエレベーターで江島を見かける。彰子は以前会社で食事に誘ってくれた江島課長に密かに好意を寄せていたのだった。しかし、江島は一年前の事故でマリアとともに命を落としていたはずだ・・・。当時支店に勤務していた彰子は二人の死をまだ知らなかった。(104分/カラー/ワイド)[投票]