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ぽんしゅうさんのあらすじ: 投票数順

★3あらかじめ失われた恋人たちよ(1971/日)人なつっこく陽気で明るく快活な青年なタケル(石橋蓮司)は、実は強盗だった。彼は棒高跳びでのオリンピック出場の夢を断たれ、自暴自棄となり人の金を奪いながら日本中を放浪していたのだ。日本海のある街のスーパーの開店イベントで、タケルは全身に金粉を塗ってパフォーマンスをする男(加納典明)と女(桃井かおり)の美しい姿に目を奪われ、二人につきまとい始めた。しかし二人は、饒舌なタケルの存在をまったく無視する。二人は、耳が聞こえないために「言葉を失った恋人たち」だったのだ。劇作家清水邦夫と当時東京12チャンネルのディレクターだった田原総一朗の共同脚本、監督作品。(白黒/122分) [投票]
★2パンツの穴(1984/日)博多から東京郊外の中学校に転校してきた一郎(山本陽一)は、オチンチンがすでにオトナのカタチをしているのでムキンポと呼ばれている。それだけで同級生の、進(笠原潔)や守(岩本宗規)たちの羨望の的だ。彼は、あそこの成長が早いからかどうか、女の子にも気が多い。クラスメイトで医者の娘の桃子(菊地桃子)に一目ぼれしたかと思うと、これもまた同じクラスの農家の娘麻衣(矢野有美)も気になる様子。学研の「BOMB!」誌の読者投稿欄で単行本にもなった「パンツの穴」を元にした、恋まみれ、喧嘩まみれ、ウンコまみれの青春爆笑コメディ。監督はトラック野郎シーリーズの鈴木則文。(113分/カラー/ワイド)[投票]
★2オートバイ少女(1994/日)17歳のみのる(石堂夏央)は、自分が生まれてすぐに行方をくらました父親(あがた森魚)に会うために、父の残した旧式のバイク・ヤマハYG1で東京から函館へと向った。黒のライダースーツに身を包み、かつて漫画家だった父が残した作品を手に夏の北海道を駆け巡り、ついに父親が巡回の映写技師をしていることをつきとめた。月刊漫画雑誌「ガロ」の創刊30周年記念として出版元の青林堂が製作。ミュージシャンあがた森魚の20年ぶりの監督作品。原作は73年に、ガロに発表された鈴木翁二の同名漫画。(78分/カラー/ワイド)[投票]
★3僕は天使ぢゃないよ(1974/日)漫画家をめざす一郎(あがた森魚)は、四畳半のアパートで幸子(斉藤沙稚子)と同棲していた。生活をささえるのは、事務員として働く幸子の僅かな収入だけだ。一郎は、先輩の荒川(横尾忠則)に連れられ友人大滝(大瀧詠一)と訪れた飲み屋で、倖子(緑魔子)と悠紀(桃井かおり)という美しい女と出会う。一方、幸子は姉から実家に戻って結婚するよう強く勧められていた。そんな時、一郎のもとに郷里の母(緑魔子二役)から、父が自殺をはかったという知らせが届いた。林静一原作の「赤色エレジー」を、シンガーソングライターのあがた森魚が自らの監督・主演で映画化。(90分/パートカラー/スタンダード)[投票]
★3暴行切り裂きジャック(1976/日)気が強くトラブルばかり起こす洋菓子店のウェイトレス・ユリ(桂たまき)は、内気なケーキ職人・ケン(林ゆたか)と車で帰宅途中に狂女(山科ゆり)をひき殺してしまった。ユリの指示で死体を処分したケンは、罪悪感と恐怖心に耐え切れず半狂乱になってしまう。そんなケンを、ユリは肉体で癒し、そしてユリ自身も激しい快感に包まれた。しかし二人は、それ以来いくら身体を重ねても、あの夜の狂おしい快感を得ることはなかった。そして、ユリとケンの視線の先には、テニスに興じる女子大生(八城夏子)の姿があった。殺人でしか快楽を得られなくなった二人に、愛の恍惚は訪れるのか。日活ロマンポルノ。(71分/カラー/ワイド)[投票]
★3すばらしい蒸気機関車(1970/日)その姿を消しつつあった蒸気機関車の雄姿を美しい四季の移ろいの中、全国に追った詩情あふれる長編ドキュメンタリー。現役最小SL・B20。春の陽光の中、貴婦人と呼ばれたC57が優雅に行き、D51が急勾配を喘ぎながら登る。かつては急行列車を牽引した花形C59や特急「つばめ」を引き最速を誇ったC62はローカル線で余生をおくる。雨の中、石灰岩満載の貨車を引くD51三重連の力強い雄姿。その他、C11、C56、C58、D50、860といった日本の鉄道史を飾った機関車たちが最後の時を駆け抜けてゆく。当時、小型映画と呼ばれていた自主制作8ミリ映画で活躍していた高林陽一監督初の劇場用作品。音楽を大林宣彦が担当。(80分/カラー)[投票]
★2プレイガール(2003/日)警察庁芝浦別館・警備企画室に、組織上は存在しない秘密部隊プライベート・ガバメント(通称PG)のリーダー相良遥(床嶋桂子)が呼び出された。次の任務は富豪の子息や令嬢を狙い、多額の身代金を強奪する誘拐ビジネス組織の解明だ。集められたPGのメンバーは、西新宿警察署の婦警・三輪かおる(佐藤江梨子)、警視庁科学捜査研究所の神津由美子(岡元夕紀子)、浅草東警察署の白バイライダー・篠原文(八幡えつこ)と婦警の森夏美(加藤明日美)。なんとその部隊は、プレイガール(PG)と呼ぶ方がふさわしいセクシー美女チームだった。69年から74年まで放映された人気テレビ番組のリメイク作品。(90分)[投票]
★4吹けば飛ぶよな男だが(1968/日)ブルーフィルムの女優にして売り飛ばそうと大阪駅で家出娘の花(緑魔子)を引っ掛けたチンピラの三郎(なべおさみ)だったが、その娘の純情さにほだされて三郎は弟分のガス(佐藤蛾次郎)とともに撮影現場から花を連れて逃げだしてしまった。兄貴分のヤクザ鉄(芦屋小鴈)の手を逃れ神戸にやって来た三人は、ついに持ち金もつきてしまい花を使って美人局で一儲けしようとたくらむ。狙うのはマジメそうだが本当はスケベな四十男。ガスは成人映画のポスターに見入っている中年男(有島一郎)に目をつけて、花が待つ旅館へと男を連れ込んだ。ところがこの男、実に気の良いキリスト系女子高の先生だった。(92分/カラー/ワイド)[投票]
★3ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲(1987/日)停学があけで登校して来た愛徳高校のトオル(中村トオル)とヒロシ(清水宏次郎)。二人を目の仇にする教師戸塚(大地康雄)とトラブルをお越したり、女子中学生(少女隊)の甘い誘いに乗って中学生の喧嘩の助っ人をかってでたりと相かわらず。そんなある日、トオルはツッパリ仲間の水崎(福井秀明)からマジメ女子高生2人とのダブルデートのパートナーに誘われた。これが面白くないヒロシは、4人のデートを邪魔しにかかってまたひと騒動。そんなヒロシもひょんなことから知り合った女子大生まゆみ(柏原芳恵)と、とんとん拍子に話が進みついに一夜をともにすることに。シリーズ第4作。(90分/カラー/ワイド)[投票]
★3ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲(1987/日)今日子(中山美穂)が留学してしまい愛徳高校のトオル(中村トオル)とヒロシ(清水宏次郎)は張り合いのない毎日を過ごしていた。殴り込みをかけてきた進学校桜ヶ丘の腹巻鉄也(高瀬将嗣)達に対しても、立花商のミノル(土岐光明)をけしかけてテキトーにあしらい自分達は相手にしようともしないしまつ。そんなある日、ひょんなことからモテモテの北高番長前川(小沢仁志)から女を世話してもらうことになりウキウキで街を歩いていた二人は、少年課の鬼島刑事(地井武男)も一目置く無期停学グループの良治(長谷川悟)たちとトラブルを起こしてしまった。シリーズ第3作。(93分/カラー/ワイド)[投票]
★5BOXER JOE(1995/日)元WBC世界バンタム級チャンピオン辰吉丈一郎は、ボクサーにとって致命傷の網膜はく離を克服しハワイのリングで復活をとげた。熱狂的辰吉ファンのお好み焼き屋のガンさん(宇崎竜童)は「また、辰吉が見られる!」と大喜びするが、次の試合が日本ではなくアメリカで開催されると聞いて仲間の市役所職員喜一(國村隼)と登校拒否少年清(金元気)とともに大落胆。いっこうに仕事をしないガンさんに娘のユウコ(黒谷友香))は、真面目に働いて渡米資金を作るようにけし掛けるのだった。映画は辰吉や家族へのインタビューを交えながら、あの伝説の薬師寺保栄とのバンタム級王座統一戦へと進む。(118分/カラー/ビスタ)[投票]
★4暴行儀式(1980/日)道路交通法改正で隆盛を誇っていた暴走族が解散。メンバーに憧れていた高校生四人組(山崎義治佐瀬陽一野沢晶則羽田典夫)は行き場を失ってしまった。四人の焦りと怒りは暴力となって、今はスナックのマスターにおさまっている元特攻隊長勇治(堀勉)達に向けられるが、勇治の同棲相手で高校を中退した四人の同級生メグ(紗貴めぐみ)は彼らの心情を理解していた。そんなとき、暴走族の元リーダーで今は右翼団体のメンバーの真人(石田純)が、右翼会長の娘七穂(水島美奈子)を連れて東京から駆け落ちして来た。脚本荒井晴彦、監督はロマンポルノのプリンス根岸吉太郎。(69分/カラー/ワイド) [投票]
★4リアリズムの宿(2003/日)山陰のひなびた駅頭で、若手の映画監督木下(山本浩司)と脚本家坪井(長塚圭史)は途方にくれていた。二人は顔見知りだが、友人というほどの仲ではなく、共通の友人船木に誘われて旅に出たのだが肝心の船木が来ないのだ。そんな相手と見知らぬ土地を旅するなんて・・・。出会う地元の人たちも親切なのか、ずる賢いのか分からない。時間を持てあました二人は冬の海辺で、泳いでいたら服も荷物も流されてしまったという裸の女敦子(尾野真千子)に出会う。つげ義春の「リアリズムの宿」、「会津の釣り宿」を下敷に『ばかの箱舟』、『どんでん生活』で注目された山下敦弘監督が映画化。(83分/カラー)[投票]
★4ダイナマイトどんどん(1978/日)昭和25年、北九州小倉。抗争に明け暮れる岡源組と橋伝組にごうを煮やした占領軍は、地元の警察署長(藤岡琢也)に命じてヤクザ達に筑豊侠遊会を結成させ野球大会で民主的に決着をつけさせようと考えた。この期に乗じて勢力拡大を狙う橋伝組の組長(金子信雄)は、若頭花巻(岸田森)を使ってプロ崩れの作造(田中邦衛)ら野球に心得のある渡世人を集めてまわる。一方、岡源(嵐寛寿郎)も岡源ダイナマイツを結成。しかし肝心の切り込み隊長加助(菅原文太)は「棒振りなんかできねー」と言い出し、他のメンバーも練習そっちのけで博打に興じるしまつ。岡本喜八の任侠野球喜劇。(143分/カラー/ビスタ)[投票]
★3バカヤロー!4 YOU!お前のことだよ(1991/日)●第一話「泊ったら最後」・・・春風亭小朝真行寺君枝の小西夫婦が経営するペンションは、アットホームが売り物なのだが。それも度を越すと・・・。監督は爆笑問題の大田光。●第二話「カラダだけの男」・・・病的なほど清潔好きで環境や食べ物にこだわる和田(沢田研二)は妻(松田美由紀)と越後湯沢に家をもち東京まで新幹線通勤をしていた。監督はCF界の加藤良一。●第三話「サギなるジャパン」・・・香港からやって来たお坊ちゃんホイ(ユン・ビョウ)にボディコンの美女(原久美子)が近づいてきた。監督は森田組出身の明石知幸。(97分/カラー/ワイド)[投票]
★3俺は待ってるぜ(1957/日)喧嘩で相手を殺してしまいボクサーを断念した島木(石原裕次郎)は、港のそばの小さなレストランのマスターをしながら兄からの便りを待っていた。兄は一年前にブラジルに渡っており、向こうでの生活が落ち着いたら島木を呼び寄せてくれるという約束になっていた。そんなある日、島木は行くあてもなく茫然と港をさ迷っていたクラブ歌手早枝子(北原三枝)に出会う。島木の店に身を寄せた早枝子は、以前働いていたキャバレーで人を殺してしまったことを島木に告白する。脚本は石原慎太郎。(90分/モノクロ)[投票]
★5タカダワタル的(2003/日)1949年生まれ。明治・大正・昭和の演歌師や山之口獏、マリー・ローランサン、金子光晴らの詩に曲をつけ歌うフォークシンガー高田渡。69年にデビュー以来、その音楽スタイルは35年近くたった今でも変わることはない。03年、東京・下北沢「スズナリ」、青山「CAY」、京都「拾得(じっとく)」、そして大阪「春一番コンサート」で酒を片手にシニカルな笑いを誘いながら繰り広げられるライブと、彼が住む東京・吉祥寺での質素だが楽しげな暮らしをカメラは追う。そこには、酒と人と歌を心から愛するタカダワタル的生き方があった。01年PFFグランプリ受賞監督タナダユキによる音楽ドキュメンタリー作品。(65分/カラー)[投票]
★2潮騒(1964/日)伊勢湾に浮かぶ歌島の若い漁師新治(浜田光夫)は、浜で舟を引く美しい娘を見かけ一目ぼれしてしまう。娘の名は初江(吉永小百合)といい、村一番の船主で偏屈者のガンコ爺照吉(石山健二郎)の末娘だ。そして初江の婿になるのは東京の大学を出た村の青年達のリーダー格の安夫(平田大三郎)だという噂だ。新治は自分と二人の身分の違いを感じながらも、初江への思いを募らせていた。そんなある日、安夫は山にある日本軍の施設跡で初江にばったりと出会った。三島由紀夫原作「潮騒」の青山京子久保明版(54)に続く2度目の映画化。その後、71年、75年、85年にもリメイクされている。(82分/カラー/シネスコ)[投票]
★4伊豆の踊子(1963/日)教え子の学生(浜田光夫)から仲人を頼まれた哲学科の老教授川崎(宇野重吉)は、婚約者(吉永小百合)がダンサーだと聞かされた。身分の違いや将来への不安などまるで気にせず、屈託ない二人を見て川崎は40年前の自分を思い出していた。それは大正も終わりに近い頃。一高生だった川崎(高橋英樹)が、伊豆山中で出会い下田まで一緒に旅をした芸人一座とその踊子(吉永小百合)との淡く切ない青春の思い出であった。川端康成原作『伊豆の踊子』の田中絹代大日方伝版(33)、美空ひばり石浜朗版(54)、鰐淵晴子津川雅彦版(60)に続く4度目の映画化。(90分/カラー/シネスコ)[投票]
★2絶唱(1975/日)30年前の話。村の大地主の家へ、それはそれは美しい娘が嫁いできたという。しかし、娘はその時すでに死んでいたのだという・・・。昭和17年、山陰。大地主園田家の跡取順吉(三浦友和)は、父惣兵衛(辰巳柳太郎)の勧める美保子(木内みどり)との縁談を断って、使用人の娘小雪(山口百恵)と駆け落ちしてしまう。激怒した惣兵衛は息子を勘当し、小雪の両親(大坂志郎・菅井きん)も雇い主惣兵衛への遠慮から二人を援助してやることができないでいた。浅丘ルリ子小林旭(58)、和泉雅子舟木一夫(66)に続く3度目の映画化で、百恵・友和 東宝ゴールデンコンビの第3弾。(86分/カラー/シネスコ)[投票]