[POV: a Point of View]
言霊幸ふ邦題
原題と内容は全く無視して、邦題のみに焦点を絞りました。日本語らしさが感じられる、詩情性豊かな邦題を、偏見と独断でランク付けしてみました。といいつつ、日本語であればやみくもにあげてしまったかな・・・。
B | ふたり(1991/日) | 原作のイメージとは大幅に違う作品世界となったが、独特の幻想味溢れる映像は、かなり気に入っている。物語が進むにつれて、この世界から抜け出したくないという気持ちになった。 | 投票(3) | |
B | 橋の上の娘(1999/仏) | 『白い婚礼』で鮮烈な印象を残した少女バネッサ・バラディが、今回は成熟した魅力をふりまいてくれる。最後の着地も絶妙。人生の逆転の妙味を突きつけて、その後に広がる明るい光の渦。モノクロだからこそ、よりいっそう暖かさに浸れる。 | 投票(4) | |
B | 秘密の絆(1997/米) | ホアキン・フェニックスの真面目で誠実な青年役には好感が持てた。彼がつらい出来事にぶつかって、悩み、苦しみを抱えながらも、乗り越え成長していく姿はすがすがしい気持ちにさせてくれる。清純なイメージ漂うリブ・タイラーとの恋は初々しくて、キスシーンは見ているこっちまで、どぎまぎした。ほろ苦い想いの混じった青春映画。 | 投票(2) | |
B | 星願 あなたにもういちど(1999/香港) | 典型的な純愛物語。少しチープなSF的設定が受け入れられるか、受け入れられないかで評価も変わると思うが、セシリア・チャンのけなげなかわいらしさに、すべてがふっとび、すべて許してもいいと思った。 | 投票(1) | |
B | わすれな歌(2002/タイ) | すれ違っていく運命の皮肉。なすすべなく引き離されていく二人。始めは、初々しい恋物語。けれど、どこでどうボタンを掛け違えたのか、不幸な方へ、不幸な方へ、流され、どんどん落ちていく主人公に、正直、もどかしくていらいらした。男は、純粋で真面目なだけに、怒りの持っていきようがなかった。奥さんの健気さに心打たれた。観終わって不満はあるけど、80%くらいは、心のしこりが取れたような気がする。 | 投票(1) | |
B | あなたに言えなかったこと(1995/米=スペイン) | リリ・テイラーがあまり好きになれなかった。アンドリュー・マッカーシーの魅力で何とかもっているという感じ。 | 投票 | |
B | 恋の力学(1995/仏=スペイン=ベルギー) | 何だか人をくったような、分かったような分からないような不思議な映画だが、こういった軽いノリの映画も案外心地いい。初見のアリアドナ・ヒルの透き通った表情には惹きつけられた。 | 投票(1) | |
B | 秘密と嘘(1996/英=仏) | 期待しすぎたせいか、もうひとつ胸に迫るものがなく、時間もかなり長く感じた。最後ももっと衝撃的なのかと思いこんでしまった。人間くささはぷんぷん伝わってきたので、思い込みを取り外して、もう一度見たら評価もたぶん上がると思う。 | 投票(2) | |
B | 絵の中のぼくの村(1996/日) | 日本の昔懐かしい良き時代を再現したような作品。愛すべき佳品といったところ。 | 投票 | |
B | さよなら子供たち(1987/独=仏) | 学校での生活が非常にリアルに描かれていた。テーマは非常に重いが、それを前面に出さずに、少年の友情をさわやかに描いたところがいいのではないかと感じた。 | 投票(3) | |
B | 彼女を見ればわかること(2000/米) | それぞれの話が、一見中途半端に終わっている感があり、静かで淡々とし過ぎていたため、入り込めなかったのは事実だが、最後の強引な繋ぎ合わせといい、じわじわとボディーブローのように効いてくる深い余韻といい、もしかして傑作かもしれないとも、感じさせる作品。 | 投票(7) | |
B | あの頃ペニー・レインと(2000/米) | 青春への郷愁が作品全体にわたって、オブラートに包まれたかのように閉じ込められている。主人公の少年を演じたパトリック・フィジットの少し背伸びした態度や声が、なかなかいい。ペニー・レインの選択が粋であり、さわやかな幕切れを演出。青春映画の佳作だ。 | 投票(6) | |
B | 雨上がりの駅で(1996/伊) | パッケージに書いてあることと、邦題が魅力的だったため、これはいいはずだ、と期待したのだが…。クセはあるが、惹きつけられる存在感を示したアーシア・アルジェントは悪くないが、彼女の心理状態が不明で、苛立ちを感じ、彼女を生かしきれてないのが残念。作品自体も起伏に欠けたまま、主題もあいまい。いい映画になる要素はあるのだが、素材を生かしきれなかった惜しい作品。 | 投票 | |
B | ひとりぼっちの狩人たち(1995/仏) | 若者たちの荒廃した生活ぶり、深みに落ちてゆく過程をストレートに描き出した点と、マリー・ジランが今までとは一転して汚れ役に挑戦した点は評価したいが、いかんせん明るい話ではなく、鑑賞後の粘りつくような後味の悪さが尾を引いてしまった。マリー・ジランの魅力もあまり発揮できてないのが残念。クロチルド・クローが脇役なのは、もったいない! 主役級の女優だと思うのだが…。 | 投票 | |
B | 月の輝く夜に(1987/米) | シェールとニコラス・ケイジそろって個性的な顔だなあ。テーマがはっきりせず、話も何となく中途半端な気がした。脇役にいたるまでの群像劇として見たらそこそこ面白いのだが。 | 投票(2) | |
B | 心のおもむくままに(1996/独=仏=伊) | 主人公が祖母の日記を読み、中盤はその日記に描かれた祖母の生き様が描かれる。 祖母の生き様から、主人公が学んだものがよく分からず、作品に深みが感じられなかった。 | 投票 | |
B | 晩秋(1989/米) | とても地味な作品だ。今の日本に通じるテーマ性を内包していて、訴えかけるものはあるのだが、いかんせん見ていて退屈に感じてしまったのが難点。しかしイーサン・ホークはなんて若々しいんだろう。 | 投票 | |
B | 白い風船(1995/イラン) | |||
C | 魅せられて(1996/英=米=仏=伊) | 光に包まれたトスカーナの映像が、実にゆったりと雄大に、そして美しく安定感をもって綴られていく。またリブ・タイラーのいくつもの美しい表情の瞬間瞬間が、きらきらした輝きを見せてくれる。これらすべてを手のひらで大切に包み込んでいたくなる愛すべき小品だ。 | 投票 | |
C | 伴奏者(1992/仏) | 心の内では温もりを求めながらも周りの人たちは空気のように過ぎ去っていく。残された少女の孤独がせつなくやるせない。ロマーヌ・ボーランジェが幼くて初々しいが、彼女は影のある役柄が本当によくあっている。リシャール・ボーランジェとの親子共演も見ものだ。 | 投票(2) |
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