★5 | 不寛容に行き着いた感情は他者の言葉を受け容れないので一方通行で断ち切られる。逆に行為は映画的運動として執拗に繰り返される。遮断と反復が交互にやってきて後付け解釈の欺瞞を排除した純粋映画が完成される。だから、水面の波紋も瞬く間に消え去るのだ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | [ネタバレ?(Y2:N3)] 最初から最後まで不幸せ。 [review] (pinkblue) | [投票] |
★3 | 酒場、校門、教室、森の小屋、自宅の部屋。頻繁に描写される出入り口のどの扉も、まるで「何か」の訪れるのを待つムシェットの心の反映のように、いつも半分開いたままだ。思いもかけず訪れた共犯という心の連帯は、一夜の夢想に終わり、すべての扉は閉じられる。
(ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 『バルタザールどこへ行く』が「無為」の受難だとすれば、これは「反抗」の受難とでも呼ぶべきか。もとより言葉を持たない驢馬と違い、その沈黙ないし拒絶の言葉による断絶が、少女の「反抗」の眼差しの奥に在るものへと観客を引き込む。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★3 | ブレッソンらしい厳しい映画。自分には厳しすぎるくらい。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★5 | 冒頭のせりふがすべて。みんなそれぞれ身勝手だし、人間って、私ってどうなるんだろう、なんて思ったのは初見の高校生のころ。やっぱり、どうもならなかった。きつい。 (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | ロベール・ブレッソンの映画は6本目の私にとって、のなかではストーリーのわかりにくい映画。ただし描きたいことは別にあるようなきがします。 [review] (PaperDoll) | [投票] |
★4 | ブレッソン映画の「厳しさ」は決して相対的なものではない。それ以外にはありえない簡潔で絶対的な所作(アクション)の厳しさ。その厳しさは私たち観客が涙することさえも許さない。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 行間を読みながら観る映画ですね。 (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 泥のような人生を洗い流した少女。 [review] (たわば) | [投票(1)] |
★5 | 人生の95%以上が、嫌な事ばっか。 実際、作品中のムシェットがそう、ですから唯一楽しそうな表情を浮かべるシーンが、とても印象に残りました。 [review] (よちゃく) | [投票(1)] |
★5 | これまた恐ろしく峻厳な映画だ。多分、多くの人はこのような映画を芸術映画だと決めつけるのだろうが、私にとっては非常に面白い娯楽作であり、もっと言えば真の意味での「活劇」だと思える。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★5 | なんの救いもない物語をなんの救いもないまま描ききったところが最大の救いという、ラース・フォン・トリアーの一連の苛め映画とは全く異なる地平に立つ作品。『バルタザールどこへいく』と合わせて見ることをおすすめ。 (dahlia) | [投票] |
★5 | 諸行無常・・・・。 (教祖) | [投票] |
★4 | 追われるウサギの、最後の一蹴り。4.5点。 [review] (くたー) | [投票(5)] |
★5 | 肺炎で入院中にパソコンのDVD−ROMで見ました。他に「木靴の樹」とかも見たんですが、これがいちばん心癒されました。撮影はギスラン・クロケ。ベッケルの「穴」を撮った人、怖いです。 (岡田和雄) | [投票] |
★5 | 薄幸の少女の物語。ストーリーは単純なんだけど、贅肉をそぎ落とした演出、連続する美しい場面に心を打たれた。最後の場面本当に泣ける。 (ちわわ) | [投票(1)] |
★2 | かろうじて2点。最後までよく見たと思う。 (ころ阿弥) | [投票] |