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KEIさんのコメント: 更新順

★3十字路(1928/日)思わず笑ってしまった。悲劇には、どこかブラックユーモア的な所がある。そもそもこの悲劇の原因を作ったのは貧困ではなく、若者の色恋沙汰だ。商売女相手のバカな偏愛。目つぶしは`恋は盲目’に引っ掛けたか?哀しいが、姉の化粧シーンが良かった。[投票]
★3狂った一頁(1926/日)精神病院のオリの中で、女は大きく手を振って踊っている。夫の男はオリの外で、苦渋の顔でいつも縮こまって歩いている。どちらが幸福なのだろう? [review][投票]
★5夜ごとの夢(1933/日)金が敵の世の中で・・・。登場者たちの思いがヒシヒシと伝わって来る。画はビックリする程立派な構図で、一つ一つ丁寧に撮っている。栗島が最初目がつり上がった怖い表情をしているが、夫が来た以降は柔和になる。彼女の上手さか、やはり成瀬演出の凄さか。 [投票]
★4スパイ・ゲーム(2001/英=米)たっぷり2時間、ロバート・レッドフォードを楽しめる―彼はやはり青シャツとジャケットがよく似合う。商業作家トニー・スコットらしくそつなくまとめたが、原作は小説かと思わせる程、手が込んでいる。中で一等はやはり「ディナー作戦」の名称だろう。[投票]
★3ザ・ドライバー(1978/米)70年代のゆっくりした展開に眠たくなるが、次々と出るアイディアに目がハッキリして来た。こう言えば身も蓋もないが、ライアンもイザベルも役柄に合っていないのでは?私的には女コネ(ロニー・ブレイクリー)が魅力的でした。倉庫内カーチェイス!3.5点。[投票]
★3ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003/米)モニカ・ベルッチが、しっかりした女医役。いろいろこなせる人と感心する。一方映画は、いろいろ甘い。深く考えなければ、迫力ある戦場シーンもあり結構楽しめる。この監督、実力は有りそうだが、あくまでエンタメに向いているのかも。3.5点。[投票]
★5情婦(1957/米)原作小説(25年)と戯曲(26)と映画。各々特徴があり、それぞれが素晴らしい。本作は私の中で、腹の出た弁護士というと名優ロートンを思い出す一作になった。看護婦との丁々発止が最初は合っていない感じがした。これは実生活の影響?というのは下世話過ぎるか(笑)。[投票]
★4新・夕陽のガンマン 復讐の旅(1967/伊)音楽の付け方が教科書―佳曲かどうかは別の話として。窓から暖かい室内を覗くシーンがある。「夕陽のガンマン」を彷彿。だから、「新」を付けた?最後まで飽きさせない話。主演ジョンがボーッとしている感じ。だが、息子ってこんなモノだ。私もそうだったから。[投票]
★5風来坊II(1971/伊)悪党が悪党らしくなった分、前作よりまとまりが良くなった。テーマ曲もいい。修道院描写で、ワラ打ち、水車付き井戸が素晴らしい。今回気付いたが、映画を支えているのは、兄のキャラだろう。ともあれ撮影がこせこせしていなくて、のびのびと観れる。[投票]
★4ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米)昔ならいざ知らず、今(2020年)ならこのメカ生命体はそんなに不思議でもない。もっとも、出来る事は今、いや将来(?)でも奇跡だ。スピルバーグpresentで、各シーンの手抜きなく、ガレキの山のディテール迄がリアルなのは、とてもいい。[投票]
★4風来坊(1970/伊)「続・荒野の用心棒」をパロっている訳でもないだろうが、何とも人を食ったオープニングだ。コミカル明朗ウェスタンと言えばよいのか、それが最後までブレないのが嬉しい。その分凄みは無くなったが、こんな作品があっても良い。[投票]
★4夕陽の挽歌(1971/米)御大ジェリー・ゴールドスミスの序曲・間奏曲付き。悪くはないが、不要だろう。金があったらなぁ、から始まる、身につまされるシーンも多い物語。間延びする所もあるが、美しい西部の風景がたっぷり楽しめる佳作。[投票]
★4フリーソロ(2018/米)クライミング映画は幾つかあったが、本作は両親、恋人が特にしっかり描かれていて、親しみが持てる。もう1つは恋人が評する、彼の‘素直な性格’が見ていて好感につながる。しかし他の達人と同じく、ずば抜けた技術のみならず集中力、精神力に目を見張る。[投票(1)]
★3ゾンビランド(2009/米)げげーっ、ゾンビがエグい―不思議図書館か。グロいが、エロはなく甘酢っぱい恋が有る。何より4人のキャラがとても良い。物足りないのは、物語。挿話が小粒ばかりで、全体を貫くアッと驚くアイディア、展開にならなかった。脚本家2人で、これでは残念。[投票]
★5ビリー・リンの永遠の一日(2016/英=中国=米)本作は、日本劇場未公開作品。その理由は大きな賞を取っていない、エンターテイメントでない、イラク戦争ものは不人気(?)だとか様々な訳があるのだろうが、残念だ。 [review][投票]
★5心の旅路(1942/米)古い映画だ。一つ一つ物語を積み重ねて行く。急ぐことも無く、けれんみも無く淡々と。昨今のように観客に媚びたりはしない。が2時間(最初30分は退屈だが、導入部だ)の間、釘付けだ。その後数々の亜流作品を生んでいる。やはり名作だ。 [review][投票]
★3女王蜂(1977/日)犯人を当てられず。しかし市川さんよ、伏線はしっかり見せてくれないと、ダメですよ。神尾(岸)、蔦代(司)の美しさを見れたのは、映画ならでは。逆に東小路(高峰)おばさんはコワい(笑)。音楽(田辺信一)が良い。何かの日本映画音楽傑作選に入っていた記憶がある。[投票]
★3特捜部Q キジ殺し(2014/デンマーク)原作既読。脚本家の悪戦苦闘に、拍手。少年たち6人を4人にし(これ正解)、バッサバッサと切り落として変ったのは、キミーの物語がカールの物語になった事と、心の闇の描写が単に異常者のものになった事だ。幾つかのシーンで伝えようとしているが、これは無理だ。 [review][投票(1)]
★4ジャングル・ブック(2016/米)「実写とCGの完全融合」だそうだが、5%位の違和感はあった。まぁ、許容範囲。実は、この作品は、特に小中学生の皆さんにお勧めしたいのです。  [review][投票]
★3ポリス・ストーリー レジェンド(2013/香港=中国)ジャッキー、力の入り過ぎ。目も赤いよ(笑)。ベタなのはいつも通りで安心できるし、新しい試みの物語も意欲的だけれどね。最後のシークエンスは、全体から見てアンバランスかも。それとミステリー仕立てなら、伏線はしっかり張って欲しい。分かり難い。3.5点[投票]