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[コメント] ケイコ 目を澄ませて(2022/日)
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★4原作未読ながら、作者の妹(こちらも聴覚障碍者)を間接的に知っている。これはボクシング映画ではなく・・・ [review] (jollyjoker)[投票(3)]
★3岸井ゆきのが最優秀主演女優賞を受賞したことで見る気になったが、正直試合シーンは少ない、ロードワークは日記から伺えるのみ、特に原料に励むこともなく、練習シーンもミット打ちが主体で(このシーンは秀逸だが岸井本人というよりは林役の松浦慎一郎のお陰の方が大きい)、とにかく残念な出来。『百円の恋』とつい比較したくもなる。 [review] (IN4MATION)[投票]
★4最初から最後まで無音楽。その分、コンビネーションミット打ちの音、弟が練習するギターの音、蛇口から水の出る音、冒頭から音を強く意識させられる。しかし、その音は主人公の耳には聴こえていない。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4いい映画だ。少なくとも障碍者の心の襞をここまでじっくり描いた作品もまれだと思う。そして映画は彼女(音のない日常)を通して、実は我々(会長)を映しているのだ。その双璧となす圧倒感は絶品。 (セント)[投票(2)]
★4ドキュメンタリーの叙法から突出せずにはいられない異様な愛苦しさを担保するのは、底の見えない岸井ゆきのの内面である。それは自意識のない子どもや動物の痛ましさに類するゆえに、浄化の前提となるストレスの感応をわかりにくくする。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★5それをなんと呼べばいいのか [review] (週一本)[投票(3)]
★3聴覚障がい者を描いた映画は数あれど、会話シーンはあえてサイレント映画風にしたんですかねぇ。あえての現代でのフィルム撮影といい、数々の技法は光りますが、試合シーンもあるのに、なぜか盛り上がりに欠ける印象。 (ひゅうちゃん)[投票]
★5お年頃で引き際かとのモヤモヤはジム会長の引退に先手を打たれリアルワールドに開放される。瞬間、茶がかった世界は色を取り戻す。行間にある情感の流れを精緻にフィルムに刻印しようとの意図が随所で鈍色の煌めきを発現。モラトリアムの終焉に寄り添う覚悟。 (けにろん)[投票(1)]
★4最近の女優で演技の上手い人といえばとりあえず岸井ゆきのでいい気がする。 [review] (deenity)[投票(5)]
★3作為が目立って楽しめなかった。 [review] (ぱーこ)[投票]
★5映画というのは演出の仕方によって、こんなにも登場人物たちに寄り添えるものなのか、と感嘆した。 [review] (おーい粗茶)[投票(9)]
★3痛いのを怖がっているのは監督自身じゃないのか? [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4主人公のボクシングに対するひたむきさ・そしてハンデを持つ者に対する良き理解者が周りを囲むという理想的な関係が描かれる。随所に挿入されるどこか昭和な風景がこれまた日本最古のジム閉鎖の寂しさと絡まって和みさえ感じた。 [review] (クワドラAS)[投票]
★4「格闘競技」とは かくも雄弁で濃密な 嘘偽り無い「無言の交流」なのだと (「拳奴死闘伝セスタス」) [review] (ペンクロフ)[投票]
★4劇伴がないにもかかわらず豊かな音の映画でもある。そして、その音のない世界で豊かな感情をもち精一杯生きる岸井ゆきのは輝いている。 [review] (シーチキン)[投票]
★4年間ベスト級の傑作と思う。溶明する前に、ペンの音(紙に書く音)。ファーストカットは、文机の卓上ミラーに映ったケイコ−岸井ゆきのの顔だ。縄跳びが床を打つ音。トレーニング器具の金属が軋む音。そこにミット打ちのリズミカルな音が加わる。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
★5この映画には物語を語るうえで常套とされる三つの要素が存在しない。人間関係の衝突や軋轢。予想を超えるサプライズ。そして主人公の声。逆に強調されるのは、普段は聞き流している環境音。身体と身体の寡黙なコミュニケーション。暖色が強調された画調の日常風景。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★3淡々と流れていく物語に少々物足りなさを感じた。そうした描写がこの作品の特長である事は理解しているが、格闘技の映画としては成立し難い。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]