[コメント] 少林サッカー(2001/香港)
ともかく、この映画は本当に素晴らしい出来だった。久しぶりに、笑って涙が出た。前半のベタな笑いは、香港映画の王道をいく出来であったが、中盤以降、そう、ワタシのつたないあらすじを読んでもらえば判ると思うが、あのあらすじ以降の話の盛り上げが特に素晴らしかった。CGの使い方が香港ならでは、というか、さすが中華民族である。常識は中華が決めるのだ。ハリウッド式もなにも、自分流でやるのが当然なのだ。世界の中心だから当然、という感じである。ハリウッドの特殊技術、そしてそれに右習えの日本映画に慣れきっている自分にはホントニ斬新であった。映像技術もアクションも、自分流。この独自性に自信があるから、確固たる文化がある。日本映画、いや、日本の文化全体に欠けている部分を突きつけられたような衝撃であった。
サッカーに関して言えば、まさに「キャプテン翼」×「アストロ球団」。すばらしい発想の技。極論と言われるかもしれんが、ヨーロッパ競技であるサッカーというスポーツは、実は戦術や技術的な点で洗練されきっていない。その要因は、スポーツ大国であるアメリカと中国という2カ国が本気になってないからだ。両国ともに、ワールドカップに登場してくるぐらい強くはなってきた。とは言っても、オリンピックで異常な強さを発揮する、かの米国。独創的な技の開発や身体能力を持つ選手の育成を国を挙げて行う中国。この2カ国の、あんだけの不熱心さで、あの強さである。本気になったらどうなるか?パラグアイ?アイルランド?ベルギー?一笑に伏される時代がくるであろう。その起爆剤がこの映画であるとしたら、あれらの国の時代が来る前に日本の時代を迎えて欲しいものだ。せいぜい自分が想像できたのは、相撲レスラーのディフェンダー作戦ぐらいであった。やはり発想力に乏しい国民性がこんな1コメントにもあらわれるとは、む、無念。
いろんなコメンテーターの名セリフをリアレンジしてコラージュして言った方が、皆にこの熱い想いは伝わるのか?と悩んだが、とりあえずオリジナルコメントを模索することにした。ちなみに考えたコラージュ作品。もったいないので公開しておく。
「香港映画にはカンフーがよく似合う(by 母さま)」とか「壮絶なハッタリ(by ハイタカ様)」とか「恐ろしい。お笑いが、才能が(by 兄)」とか「みんな騒ぎすぎなんだよ。たかがカンフー映画でさぁ。…何ィ!(by ぱーこ様)」とか「あなたの点数余っているなら私にくだたい!(by WDななたま)」などなど。
自分のコメントもアレンジしようとしたが、イマイチであった。「その成長に物申す。ファンさん、壊れすぎ」←弱い
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