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太陽と戦慄さんの人気コメント: 投票数順(13/21)

人気コメント投票者
★4白夜(1971/仏=伊)映画史上最も「そりゃねえだろ!」と言いたくなるヒロインかもしれない。 [review]味噌漬の味[投票(1)]
★5ロンゲスト・ヤード(1974/米)非の打ち所がない傑作。分割画面になるところの高揚感は半端ない。アルドリッチって、ストーリー的にも演出的にも何ら斬新なことやってるようには見えないんだけど、桁外れに面白い。それって本当に凄いことなんじゃないかと思う。3819695[投票(1)]
★3四十八歳の抵抗(1956/日)中年男特有のいやらしさを、山村聰が見事に演じきっている。こんなにみっともない役をよく引き受けたと思う。雪村いづみとのシーンは全てが赤面モノ。ニヤケ笑いの船越英二の神出鬼没ぶりも面白い。寒山拾得[投票(1)]
★4人間狩り(1962/日)当時の日活としては異色なサスペンスの秀作。偏執狂的な刑事を演じる長門裕之も良いが、父親思いのけな気な娘中原早苗や、人生に疲れきったような長門の恋人渡辺美佐子、ややボケが入った孤独な婆さん北林谷栄まで、脇が皆素晴らしい。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4骨までしゃぶる(1966/日)腐敗したシステムに敢然と立ち向かう凛々しい表情と、惚れた男にだけ見せる女の表情。この桜町弘子の表情の豊かさはいくら賞賛しても足りない。ローアングルで撮られた激しい乱闘シーンの加藤泰らしさにも感嘆。それにしても三原葉子怖すぎ。寒山拾得[投票(1)]
★4ブラック・コメディ ああ!馬鹿(1969/日)終始ダウナーな雰囲気が漂っていて、コメディなんだけど異様な暗さを感じた。一般的には受けが悪そうだが、こういう映画はかなり好きだ。ラストのオチも好みだし、ストップモーションを効果的に使った須川栄三の演出もいい。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4殺人狂時代(1967/日)これだけぶっとんだ設定なのに、作品自体は意外と破綻なく丁寧にまとまってる。なんだか分からんけど面白いという感じじゃなく、わりと全てが理に落ちすぎる印象。とはいえ、天本英世の狂人っぷりはやはり素晴らしい。けにろん[投票(1)]
★2サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-(2010/チェコ=スロバキア=日)夢を描いた作品のわりにやたら理屈っぽいのが嫌だし、表現がいちいち下品。それが狙いだと分かっていても楽しめない。いずれにせよ、この程度の前衛映像には特に驚きを感じない。味噌漬の味[投票(1)]
★4できごと(1967/英)このインモラルさ、この倦怠感、素晴らしい。ジョセフ・ロージーの独特な演出、不協和音的な映像世界に引き込まれてしまった。ダーク・ボガードが前妻と再会するシークエンスなど、異様な緊迫感で目が離せない。赤い戦車[投票(1)]
★4ずべ公番長 夢は夜ひらく(1970/日)仁侠映画の安いパロディと化す後半はどうかとも思うが、豪快に暴れ回る女たちを見るだけでも気持ちがいい。石井輝男映画の被虐的ヒロイン橘ますみが、ヒモの左とん平を尻に敷く溌剌としたキャラを演じているのが嬉しい。藤圭子の歌唱シーンも見所。寒山拾得[投票(1)]
★4男の顔は切り札(1966/日)芸達者な役者陣の中で、一人だけ芝居が拙い安藤昇が浮いている。また、この人は健さんや鶴田と違ってガチで怖い人にしか見えないので、仁侠モノより実録路線向きではあると思う。ただ、そういう違和感も含めて面白かったのは確か。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3オテサーネク 妄想の子供(2000/日=英=チェコ)不妊症妻の真っすぐな狂いっぷりが良いし、無垢な存在として描かれがちな赤ん坊をこのようにグロテスクなものとして造形してみせる作家の悪意は嫌いじゃない。ただ、接写とズーミングの多用がしつこく、これは少々鼻につく。寒山拾得[投票(1)]
★3歴史は女で作られる(1955/仏)サーカスの見世物にまで身を落とす女・・・この溝口的シチュエーションに期待させられるが、終始淡白な演出に肩透かしを食らう。長編のダイジェストのようにエピソードが羅列される構成が実に冴えない。ただ、絢爛豪華な舞台装置が見所ではある。りかちゅ[投票(1)]
★5刺青一代(1965/日)清順の最高傑作は『ツィゴイネルワイゼン』や『殺しの烙印』ではなくこれだと思う。プログラムピクチャーの枠内で作家性が爆発したという点では、加藤泰の『緋牡丹博徒 お竜参上』と肩を並べる至高の映画。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4カポネ大いに泣く(1985/日)おそらく普通に撮れば分かりやすいはずの話が清順演出の暴走のため無茶苦茶になっていると思われるのだが、これはこれでとても好きな映画なのだ。何と言ってもこの田中裕子の可愛さは特筆すべき。 [review]赤い戦車[投票(1)]
★4くたばれ愚連隊(1960/日)唐突に流れるジャズ音楽やぐにゃっと歪む画面など、後の作風の萌芽ともいえる奇妙な演出が散見されて面白いが、単なるプログラムピクチャーとして観ても清順の仕事ぶりは悪くないと思う。和田浩治とババアのやり取りなど、なかなか楽しめる。寒山拾得[投票(1)]
★4人生劇場 新・飛車角(1964/日)序盤の展開はやや駆け足だが、それを補って余りある演出の素晴らしさ。混沌とした戦後日本を舞台に、鶴田浩二が時代に翻弄された者の悲しみを見事に体現する。佐久間良子大木実も、皆とても切ない。ジェリー[投票(1)]
★4当りや大将(1962/日)舞台となる釜ヶ崎の猥雑なムードや、長門裕之の台詞回しが生み出すグルーヴ感も楽しいが、何と言っても凄いのは、映画のトーンを一瞬で一変させてしまう轟夕起子の怪演だ。この精神的パニック描写の凄味は半端じゃない。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★5おんなの渦と淵と流れ(1964/日)くどいぐらいのモノローグの多用、文学的な台詞を欠点と感じさせない素晴らしい演出力・構成力を堪能する。冷たい余韻を残すエンディングは『ラルジャン』以来の衝撃。また、背景となる時代の描き方もとても良い。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4Revolver リボルバー(1988/日)ポジティブな情熱や執念とはまったくかけ離れた動機でだるそうに行動を起こす主人公が、まさしくジュリーにぴったり。群像劇として複数人のキャラクターをさばく構成の妙といい、それとなく盛り込まれる気の利いた台詞といい、荒井晴彦脚本の功績も大きい。 [review]けにろん[投票(1)]