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ジャイアント白田さんのお気に入りコメント(9/87)

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク)★5 彼女を美しい母の愛をもった人間、などと言うことは侮蔑に等しい。同じように、人を何らかの役割を与えることで美化することは、侮蔑行為を逸して、ほとんど殺人的行為にも似たものに、わたしには思えます。それともそれは言い過ぎというものでしょうか。 [review] (ふみ)[投票(8)]
フルメタル・ジャケット(1987/米=英)★5 それが明らかになる前と、なった後とでの、それを見ているわたし自身の意識の変化。 [review] (ふみ)[投票(7)]
ゴッドファーザーPARTII(1974/米)★5 確かにハラハラドキドキのアクションあり、若きアル・パチーノの魅力あり、そして何より「ゴッド・ファーザー」を体現したようなマーロン・ブラントの存在ありの前作も魅力ですが、そこにあえて歴史的背景という陰影を刻み込み、観客を精緻なリアリティの世界へと引き込んでいく、そうしたコッポラの力量にびっくりです。 (ふみ)[投票(1)]
真夜中のカーボーイ(1969/米)★4 自分の価値を信じ、それが認められないことなどあるはずがないと思ってNYへとやって来るボイドは、まるで「私的言語」を語ろうとしているわたしのよう。 [review] (ふみ)[投票(4)]
乙女の祈り(1994/英=独=ニュージーランド)★4 殺人がもたらす結果など考えれば解るものだが、大真面目ゆえに破滅に向かって進む彼女たちの悲劇。でも観る者には”喜劇”。恋愛とは他人の介入を一切許さないもの。ベタベタしていた自分の恋愛時代は、他人から見ればやはり”喜劇”だったんだなとこの映画から教えられる。それにしても理想の男性像が粘土とはよくぞ表現したものぞ。 (アルシュ)[投票(2)]
浮草(1959/日)★5 縁側に吹き込む涼風も路面を叩く大雨もやがて通り過ぎ今年の夏も終わる。それは新しい季節の始まり。来年の夏への序章。 (町田)[投票(2)]
キャメロット・ガーデンの少女(1997/米)★4 日本語タイトルから勝手にドリーミーな話かと思ってみたら、さにあらず。とても深い作品でした。偏見や欺瞞、少女時代の終焉を象徴的に描いた監督のセンスに感動。子役のミーシャ・バートンが達者。 [review] (TOBBY)[投票(3)]
沓掛時次郎 遊侠一匹(1966/日)★4 一宿一飯の恩義の為に捨て駒のように扱われる“渡世人の虚しさ”を、テーマの一つとして明確に盛り込んだのが成功の秘訣だろう。 東映時代劇の二大アイドルだった錦之助と千代之介の“殺し合い”が、時代劇の終焉と仁侠映画の台頭を鮮明にする。 [review] (AONI)[投票(4)]
冷たい月を抱く女(1993/米)★3 キッドマンらしい役回りではあるんだけどねえ [review] (ハム)[投票(2)]
ムトゥ 踊るマハラジャ(1995/インド)★5 突っ込みを楽しみながら見るもよし、不覚にのめりこんでもよし。一粒で2度おいしい(懐かしいフレーズ)、ムービーを超えたスーパームービー。 [review] (mfjt)[投票(5)]
ムトゥ 踊るマハラジャ(1995/インド)★5 悠久の時の流れにいるインド人。初めて、そして心の底から、彼らが真に尊敬に足る民族であることを私に教えてくれた [review] (甘崎庵)[投票(9)]
風が吹くまま(1999/仏=イラン)★1 風景、要するに映像が、変なわがまま大人のための、意味のないセリフの添え物になっている。練っていない脚本。何なんだろう,これは。ちょっと図に乗っているキアロスタミの失敗作。批判すべきは批判しよう。 (セント)[投票(1)]
西部戦線異状なし(1930/米)★4 語り継ぐ名作を持ってしても、映画とは無力な存在でしかないのか。それほど人類は無能なのか。何の起伏もない突然のラストに、リアリズムと無情が集約されている。 (chilidog)[投票(1)]
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)★4 てんこ盛りのデジタル映像に「もうアニメでええやん」とアナログなツッコミを。 (ゼロゼロUFO)[投票(4)]
ガタカ(1997/米)★4 人間の可能性を確率によって否定してはいけない。それを教えてくれるこの映画はまぎれもなく人間賛歌。 [review] (terracotta)[投票(8)]
里見八犬伝(1983/日)★4 舞台風セットに過剰演技、首もゴロンゴロン転がる超ハイテンションアクション。ジメジメウジウジ息も詰りそうな古式床しき恐怖演出。恥かしいどころかむしろ外人に自慢したい和製娯楽大作の代表格。 [review] (町田)[投票(4)]
グッドナイト・ムーン(1998/米)★5 泣けました。ハリウッド映画特有の単純さがあるかといえばある。わざとらしいところがあるかといえば、これまたある。でも、それでもホントに泣けちゃうんだから、評価するほかない。時間とともに形が変わっても、家族はやっぱり家族。愛することをやめるなんて、無理。大切な人がいてこそ、人生を愛することができるのかもしれない。 (Heavenly Treasure)[投票(3)]
グッドナイト・ムーン(1998/米)★4 子供たちの事を全て知り尽くしている役柄のせいか、ジュリアの熱演振りに好感触を受けた。のめり込んだ演技が、強さと優しさを逞しくイメージ出来るからだと思う。過去作よりも良い表情が印象的。女性が母になるべき輝きを捉えた偉大なる映画だと痛感した。 (かっきー)[投票(2)]
カリガリ博士(1919/独)★4 境目がないと思った。現実と夢、正常と異常、あるいはこの作品の始まりと終わり。そのどちらでもあるしどちらでもない、そういう無根拠のような部分にある感覚や資源、空き地等をうまいぐあいに利用した感じ。 (蒼井ゆう21)[投票(2)]
渚のシンドバッド(1995/日)★4 高校生にさかのぼって自分のことを「間違ってなかった」と認めることができました。私にとってはそういう映画です。 [review] (みそしる)[投票(4)]