tredairさんのコメント: 投票数順
萌の朱雀(1997/日) | こぼれ続けるやるせないため息や視線が、思い出したかのように時々ふと台詞になる。それは甘い感傷ではなく、もっと切実な心の澱のようなもの。だからこそ山の緑は、それを糧としいっそう強く(静かに)瞬くしかないのではないか。 [review] | [投票(4)] | |
沈黙(1963/スウェーデン) | 少年がお風呂で母の背中を洗い、うなじにじーっと顔を押しつける場面がとてもよかった。なんだか知らないけど、他のどんなきわどい場面よりもエロスを感じた。 [review] | [投票(4)] | |
エデンの東(1955/米) | やたらとデキがよく、かつ私に対しての優しさも忘れない生真面目な兄を少々うっとおしく思っていた頃に見たので、涙ナシには見られなかった。 | [投票(4)] | |
汚れた血(1986/仏) | カラックスの、青くさい「オレ映画パワー」が炸裂している。その圧倒的な「オレっぷり」を受け入れられれば、きっとブリリアントな映画。 | [投票(4)] | |
ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米) | せっかくラヴリーなテーマなんだから、もっとハッピーに話を転がしてほしかった。ほらね、考え方しだいで世の中はこんなにステキになるのよ、みたいな。つまり、思いっきり非現実的なおとぎ話として。 | [投票(4)] | |
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980/米) | マスター・ヨーダの青春時代も映画化してください! | [投票(4)] | |
カビリアの夜(1957/伊) | つらくてつらくて、ちょっと見ていられない。『道』のように最後の最後で救いを感じることもなく、こんな物語を考えたフェリーニには文句の一つも言いたくなってくる。とか言いつつ映画としてはとても素敵で、胃をキリキリさせながらも見続けてしまった。 [review] | [投票(4)] | |
月の輝く夜に(1987/米) | とにかく美味しそうなシーン満載。厚手にカットしたフランスパンの中央をくり抜き、そこに卵を落としてフライパンで両面を焼いたもの(ベイクドパプリカ添え)、を作るシーンなんてアップばかりでまるで料理番組のよう。 [review] | [投票(4)] | |
泥の河(1981/日) | 蟹と火。闇。船。ベタベタする風。そして覗き見る大人の世界。 | [投票(4)] | |
ユージュアル・サスペクツ(1995/米) | 何度も見る気力はわかないというか、何度か見ることで魅力が(伏線の紐解き等といった楽しみが)出てくるような映画は、最初からビデオ化を当て込んでいるようで疑問を感じる。古くさいスローモーションにも美を感じない。 [review] | [投票(4)] | |
トレインスポッティング(1996/英) | 「見ず嫌い」のままにしておいてもよかったようだ。退屈はしないものの特に面白くないというか、例えるなら、電車の網棚にあった週刊ジャンプ。 [review] | [投票(4)] | |
第三の男(1949/英) | テレビ放映を見ようとしたら、思い出の映画だったのか「劇場で見た方がいい。」と母の阻止にあった。なんなんだこの人は!と当時は思ったが、数年後にスクリーンで見て、彼女の言いたかったことを理解できる気がした。 [review] | [投票(4)] | |
死刑台のエレベーター(1957/仏) | モーリス・ロネ×ジャンヌ・モロー×リノ・バンチュラで処女長編だなんて、考えてみれば贅沢だよなぁ。で、マイルスにアンリ・ドカエなんだよね…。これで駄作だったら、それはそれで映画史に残ったかも。 | [投票(4)] | |
恋人たち(1959/仏) | ブラームスを衝動買い。こんなつまらない話を素晴らしい「映画」にしてしまったルイ・マルは、本当に凄い。 | [投票(4)] | |
忘れられた人々(1950/メキシコ) | なすすべもない人々は、いつの世も、どこででも、こうあるしかないのか。 [review] | [投票(4)] | |
卒業(1967/米) | 有名すぎるゆえの「完全なるネタバレ状態」で見たのにも関わらず、そのラストへつながる過程をとことん楽しめた。常にちょっと遠い視点、あるいは水槽ごしだったりロッカーの中からだったりという覗き見のようなカメラが秀逸。 | [投票(4)] | |
初恋のきた道(2000/中国) | ナレーション等のせいなのだろうけど、主役がママなのか息子なのかはっきりしない。画面の色が変わると同時に感情移入する対象も切り替えなければならず、少々戸惑った。 [review] | [投票(4)] | |
ライトスタッフ(1983/米) | 長い。けれど、くだくだしい説明的な場面はないのでちっとも気にならない。残ったのは、心地のよい間と決して変な涙は要求しない乾いた(そして熱い)感動。 | [投票(4)] | |
カメレオンマン(1983/米) | 才気爆発。発想が尋常じゃない。まだ中学生だった私にとって、これはかなりの衝撃でした。おかげで、学校さぼって映画に行っていたことをうっかり母に話してしまったんだよなぁ…。 | [投票(4)] | |
スナッチ(2000/英=米) | 初のガイ・リッチー体験。群像ものは好きだし役者も音楽もよく退屈はしないが、スクリーンで見る価値を感じられない。極めてテレビ的な映像や演出ばかりで期待していただけにがっかり。冒頭のキャラ説明には特に辟易。 [review] | [投票(4)] |