★3 | 嵐来たり去る(1967/日) | アンチって程でもないが裕次郎に魅力を感じない俺にとっては木村威夫の美術セットこそが主役だった。ルリ子は可憐、安部徹の悪玉は出色だったが、長門と藤の扱いには不満が残る。 | [投票] |
★3 | 喜劇 駅前温泉(1962/日) | 森繁の親父と司葉子の娘の結び付きがもうちょっと描けていればなぁ。それにしても三木のり平が登場する場面は笑ったなぁ。また今回の淡路恵子のフェロモン分泌量は凄い。 | [投票] |
★3 | 糞尿譚(1957/日) | 伴淳演ずる小市民の悲哀のこもった表情は『生きる』の志村喬に匹敵する。それだけにラストで得られるカタルシスは並大抵のもんじゃない。(公開時には拍手喝采で迎えられたそうです。現存プリントは音声が最悪。) | [投票] |
★3 | 望郷と掟(1966/日) | 神戸のドヤ街という舞台設定が主役なのでギャング映画としての仕掛けの弱さは大目に見る。目と背中で語れる安藤組長の台詞はもっと少なくても良かった。 | [投票] |
★1 | お伊勢詣り(1939/日) | 戦意高揚も致し方なしと割り切って掛け合いも漫才も愉しんだがそれが映画としての評価に繋がるかと言えばはっきりNO。伴淳も今ひとつ目立たないし。 | [投票] |
★2 | 悪名十八番(1968/日) | シリーズ14作目ともなるともう駄目だね。拘束ばかり増えてしまい面白くなりようがない。浅吉の兄・辰吉に金田龍之介、荒雲に松枝錦治と配役もかなり地味。これでは喜劇俳優を幾ら投入しても補い切れるものではない。 | [投票] |
★3 | エノケンの法界坊(1938/日) | けっこう有名な作品だが実はたいして面白くない。欠落部分があるとか、音声が不良とか、それ以前の問題。<不完全版> | [投票] |
★4 | エノケンの頑張り戦術(1939/日) | 小国英雄による小国英雄らしい脚本が非常にスンバラしく、伊藤武夫&中川信夫のフォトジェニックな画面も生唾もの、戦後作品では見られなくなるエノケンの活発性も拝めるという、和製ドタバタコメディの在り難い傑作。 | [投票] |
★2 | 玄海つれづれ節(1986/日) | 終盤は随分と「キブン」に流されてしまったものだ。もっと緻密なものを期待していたのだが。吉永にあんな恰好をさせた意図も定かでない所謂「駄目な邦画」の典型であるが、全体を包み込むつかこうへい調の軽さを憎むことが出来ない。 | [投票] |
★2 | 姐御(1969/日) | 扇ひろ子も江原真二郎も説得力不足でつまんねぇ映画だがラストのドスが滑り落ちる音はお見事。意匠を感じた。 | [投票] |
★3 | 黒い賭博師 ダイスで殺せ(1965/日) | ヘリのシーンがしつこくて。相当インチキ臭くストーリも馬鹿らしいがドタバタコメディとしちゃまぁまぁ。 | [投票] |
★3 | やぶにらみニッポン(1963/日) | コレを見て日本は随分変わったし余り変わってないなと思った。今やTVドラマの姑役がすっかり板についた白川由美が日本人離れした美しさ。山本直純の主題曲が印象的。(誰かニュープリント焼いて!) | [投票] |
★4 | 花の慕情(1958/日) | 「花も捨てません。恋も捨てません。」でも切り落とさなきゃならない枝があるんだね。それにしてもあんな甘ったれの宝田明より中村伸郎センセの方がずっと魅力的じゃないか。 | [投票] |
★3 | 泣蟲小僧(1938/日) | 若い豊田のニヒリズムがちょっと痛過ぎる。もう少し丸みを、そして救いを。四姉妹の末妹を演じる市川春代が歌いだすのは『暗い日曜日』。日本でも大分流行ってたんですね。 | [投票] |
★4 | 新・悪名(1962/日) | このシリーズ、だんだん面白くなるね。やはり森一生の本領は喜劇でこそ発揮される。茶川一郎のオカマ演技なんて最高でした。座頭市を経過して勝新の演技力もグングン向上してきてる。田宮二郎の魅力も全開。 | [投票] |
★3 | 続・悪名(1961/日) | 長谷川季子が演じたチェリーというキャラクターが面白い。親爺の雷、痴話喧嘩、組を挙げてのお引越しなど賑やかなシーンが多く前作よりは確実に楽しい作品。 [review] | [投票] |
★3 | 郵便配達の学校(1947/仏) | チャーリーは芸達者だから短編・長編ともにイケるけど、タチは時間をフィルムに定着させるのが巧い監督なので、圧倒的に長編向き、と思うとるわけです。短編これしか観てないにも拘らず・・・。 [review] | [投票] |
★3 | 博徒七人(1966/日) | 東映任侠きっての怪作。となるはずだったのだが。小沢茂弘の演出ではイマイチ燃えない。この企画はどう考えても石井輝男に持ち込むべきであった。 | [投票] |
★4 | 海賊八幡船(1960/日) | 物語ることを完全に放棄し思いのまま絶叫する人々。まずは殴り、蹴ってみる。それで気が済んだら叫んで見る。「若!」「惚れました!」「好き!」 羨ましいぜ、南海風。 [review] | [投票] |
★4 | 雲の上団五郎一座(1962/日) | 本作での三木のり平と由利徹のアチャラカな面白さは想像を絶します。エノケンさんは活躍しないがいてくれるだけで嬉しい。ストーリとかどうでもいい。この空気に俺は憧れる続ける。 | [投票] |