動物園のクマさんのコメント: 更新順
ジャージー・ボーイズ(2014/米) | この人の映画でこんなにも気分平静に観られたことはあっただろうか。楽曲の幸せ気分の効果かもしれないけれど、丁寧でお楽しみいっぱいで作りました感のせいだろう。エンディングロールがその象徴。楽しかった。 | [投票(1)] | |
ゼロ・グラビティ(2013/米) | 上下左右が意味をなさなくなる心もとなさを十分に味わさせてくれた。マニュアルと訓練は大事だ。 | [投票] | |
恐怖のメロディ(1971/米) | 自分で撮りたかったんだなあ、と監督欲が素直に伝わって来る演出。イラつくくらい色々やってるカメラの使い方/編集。撮ってる間、楽しかったんだろうなあ。 | [投票(1)] | |
ロシュフォールの恋人たち(1967/仏) | 衣装や装置の無機質で粋なセンス。ダニエル・ダリューの素敵さ、ペランの美青年ぶり。米国スター二人のキレあるこなし。ミューズそのものの姉妹。ドゥミはやはり天才、ヌーヴェルヴァーグの真珠だ。 | [投票(3)] | |
海賊とよばれた男(2016/日) | 戯画的で、途中で「勘弁してくれ」と叫びたくなるほど、正直虫酸が走った。でも、モデルとなった人物には尊敬の念でいっぱいだ。 | [投票] | |
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016/米) | ドニー・イェンとチアン・ウェンばかりが印象に残った。 | [投票] | |
聖の青春(2016/日) | 演技陣の奮闘は伝わった。でも、素材は素晴らしいのに、平板な映画に終わったのは演出と脚本と撮影の弱体ぶり以外に理由は見当たらない。事実は小説より奇なり、だろうけど、それでも映画は事実より奇なり、を期待したいのは映画好きの心なのに。悲しい。 | [投票(1)] | |
シシリアン(1969/仏) | 無能な警察なのに、バンチュラなので丸く収まりますね。大スター二人に売れっこ若手が加わった太秦時代劇風で楽しめる。 | [投票] | |
君の名は。(2016/日) | 例の怪獣映画とともに、突然の襲来によって存在が消え去る言葉も出ない悲劇を、実際の悲劇にインスパイアされた結果の産物かどうか知らないけれど、非日常のスクリーンで観ている自分が何しろやりきれなくなった。 | [投票(2)] | |
真昼の決闘(1952/米) | 上映時間と物語の時間が重なる不思議な映画だけど、ゲーリー・クーパーとグレース・ケリーは花嫁の父と花嫁に見えるし、何しろ拳銃が重たそうでなんか痛々しい。西部劇には、やっぱり夢のようなヒーローが似合う。 | [投票(1)] | |
シン・ゴジラ(2016/日) | 予期できぬ事態や予想できぬ展開の人間の対処への希望、カタストロフの元凶に対する畏怖と得もしれぬ憧憬、はある。瓦礫の下の人の悲鳴は相変わらず、ない。編集と演出の妙は楽しめました。 | [投票] | |
東京暮色(1957/日) | 斎藤高順の音楽がいつも通りの軽やかさ、であることが、本当のこの映画の意味なのでは。よく考えると、たいした事件は起こっていない。小津のいつも通り、だけれど、省略がうまくいっていない。沈鬱なのは、オサムちゃん、ミノルちゃんがいないせい。 | [投票] | |
青春の蹉跌(1974/日) | what to do next?の答えなどないのに、ない自分をあるように見せて、何もない自分を隠す。決めることは、自分を捨てて権力側につくこと、だが、それさえもまともにできない。ただ堕ちていく登場人物たちに、なぜか憧れを感じる。 | [投票(1)] | |
小さいおうち(2014/日) | あの状況でも、人は豚カツを食い、道ならぬ恋に落ちる。人間らしさであり、強さであり、漢字二文字シリーズに通じるけど、セリフや言葉でしか伝えられないのが作家としての限界。 | [投票(1)] | |
映画女優(1987/日) | あんな綺麗な夜鷹だったらあの傑作は生まれなかったに違いない。感情が揺さぶられないのはこの監督の作品らしくていいし、ラストのサックリも後の濃密な物語を予感させて希望を抱かせはする。でも、誰がモデルかを無視してみると、全く何も残らない。 | [投票(1)] | |
舟を編む(2013/日) | よくTVで目にするどこぞの電気メーカーのLED電球やガス会社の母親もののコマーシャルフィルムと同じ匂いがし、二人の辞書先生の真剣勝負とは180度異なる、おとぎ話として楽しめました。 | [投票] | |
オーケストラ!(2009/仏) | チャイコンを聴きたくなって、久々に聴いたら、すっかり映画の事を忘れてしまった、、、まあ、その程度かな。 | [投票] | |
回転(1961/英) | 原作は名作ですが、脚色も演出もよくて、原作とはまた違う味わい。『妖精たちの森』を先に観ない方がいいかな。 | [投票] | |
バルタザール どこへ行く(1964/仏=スウェーデン) | 墜ちるためだけに生きる静謐な緊張感。 | [投票(1)] | |
残菊物語(1939/日) | 森赫子の声が耳から離れない。美術が素晴らしいし、故にワンシーンワンショットが不思議なシュール感を醸す。しかし、溝口の女虐めは凄まじい。 | [投票(1)] |