★3 | 東京家族(2012/日) | 小津作品で一番気になる人物である三男にスポットを当ててくれたことが、ただただうれしかった。孝行したいときには親は無し。 | [投票] |
★4 | 山の焚火(1985/スイス) | 起こる出来事すべてが異常な事には思えないほど、あの地で生きる事の異常さにあっけにとられました。でも、あの地で生きる事の方が正常で、起きる出来事を異常に思えない自分の方が異常かもしれません。やられました。 | [投票(1)] |
★3 | 十三人の刺客(2010/日) | いかに血飛沫が上がるか、刀がどこまで食い込むか、と時代劇の面白さがいかに無関係であるかは自明。観ながらまったく画面から心を離させ、『雄呂血』や『血槍富士』を思い出させ観たくさせてくれたことに感謝。 | [投票] |
★3 | 津軽じょんがら節(1973/日) | リズム感の無さは計算とは思えない監督なんだけど、それが一種独特の素人くさい驚きになるから不思議だ。 | [投票] |
★3 | 日本のいちばん長い日(1967/日) | しんどい。10代で初見で、その後ほぼ10年毎に偶然見て、見る度に感じ方が異なることがしんどい。反戦の意味することが、異なって感じている自分がしんどい。。 | [投票] |
★5 | 稲妻(1952/日) | 逃げ出したくなる現実は、逃げてものっそりとぬめっとまとわりつく。目の綺麗なあの人は、山の綺麗な空気を素敵な人と吸えるのか?それとも素敵な人もぬめっとした現実に呑み込まれるのか?奇蹟の稲妻に頼りたくなる。 | [投票(2)] |
★5 | 鴛鴦歌合戦(1939/日) | なんてモダンなんでしょう!エンディングのたまらない派手さ加減!そして、ラストカットは青空だぜ!モノクロなのに、天然色の楽しさ! | [投票] |
★4 | 歌行燈(1943/日) | 山田五十鈴は、やっぱりそこにいるだけで芸術だ。全く無駄のない演出が、ストーリーを凌駕した。
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★3 | マンハッタン無宿(1968/米) | ティシャ・スターリングが抜群に可愛いです。 | [投票] |
★3 | 家族ゲーム(1983/日) | 1950年代、1980年代、2010年代、と30年刻みで比較した時、家族という塊に本当に何か変化が起こっているのだろうか?封切り当初も古いと感じたが、今でもそう。それがほっとさせる。 | [投票] |
★4 | 雨あがる(1999/日) | 勤めが長続きしない理由に、多分、自分とは違う姿を見てうらやましくも思い、馬鹿だなあ、とも思い、、、。つまらんもんです、サラリーマン的概念にとりつかれるって。結局、黒澤は演出のみならず、脚本も下手ってことですかね。その下手さ承知で楽しむなら、十分、さわやかです。 | [投票] |
★4 | 桐島、部活やめるってよ(2012/日) | 突然の欠落が、多くの欠落を思い起こさせる、方程式のような物語を楽しめたのは、自分には欠落感さえないという貧しい現実が背景にあるかもしれない、なんて考えるのも悪くない。その先の希望を期待させてくれたから、青春映画なんだろう。構成のあざとさは不要。 | [投票(2)] |
★5 | 流れる(1956/日) | 固唾を飲んで画面から眼が離せなくなる二時間。出演者全員が素晴らしく、そう仕組んだ成瀬の演出、中古の美術、玉井の撮影。あの親娘、きっと、どっこい生きて行くんだろうけれど、胸が詰まる。 | [投票(2)] |
★3 | 八日目の蝉(2011/日) | ネガからではないと、浮かび上がらない幸福、がテーマだとしたら、少しだけ哀しさが足らないなあ。 | [投票(1)] |
★4 | 悪人(2010/日) | 頑張っている。頑張ってる結果、得られたのはこの重苦しい空気。それだけと言えばそれだけだが、それだけであることが、今を映しているということか。 | [投票] |
★3 | トウキョウソナタ(2008/日=オランダ=香港) | 毎日の食事の隣り合わせにある恐怖。ゾクゾクするには程遠いでき。 | [投票] |
★2 | カラヴァッジョ 天才画家の光と影(2007/伊=仏=スペイン=独) | ヴィットリオ・ストラーロのカメラはカラヴァッジョの光と影ほど光と影ではない。息つけぬ展開、視線が変わりすぎる演出、鳴り響き続く音楽、主演の熱演のアップが、あつくるしくせわしないこの人の人生を表すものなのかなあ? | [投票] |
★2 | 天使と悪魔(2009/米) | CGで表現されたベルニーニの作品群が噴飯ものであったのは、ベルニーニの才能のすばらしさの証明だ、と思えばいいんだけど、まるで3G仕立てのジェットコースターに乗った、という感想以外は思い当たらない。 | [投票] |
★4 | ベニスに死す(1971/伊) | 品がない、の一言で済ますことができますが、主人公を介してこの監督が自分の才能の限界を吐露しているようで、その正直さ=品のなさ、はとても買えますね。この監督はいつもそう。 | [投票(1)] |
★3 | 鍵(1959/日) | 谷崎の原作として楽しむのではなく、監督ご夫婦×主演3人のあざとさを味わう、天才カメラマンの品を楽しむ、と心して臨めば、十分に楽しめる。けどね。 | [投票(1)] |