セントさんのコメント: 点数順
怒り(2016/日) | うーん、2時間20分の長尺は持ち応えた。ある意味娯楽作でもあり、十分楽しめる。特に、これだけの俳優のオンパレードは見ているだけで得難いものがあり、貴重だ。 [review] | [投票(3)] | |
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015/米) | ハリウッドの赤狩りの実態を真正面から描いた力作ですね。共産主義者というレッテルを隠すことなく、正々堂々と生きた彼の人生は我らに勇気を与えてくれる。 [review] | [投票(3)] | |
ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ) | ストーリー的には地味目でクラシカルな映画に見えますが、演出、カメラワーク等々一流のスタッフで製作されており、複雑で交錯する移民の歴史、そして何より女性の本質を論じる上で見どころが多い秀作となりました。 [review] | [投票(3)] | |
マイ・ファニー・レディ(2014/米) | 安心して見られる少々演劇的な演出はさすがボグダノヴィッチ。洪水気味のセリフをうまくさばき、この偶然が重なる艶笑劇に違和感を持たらさない。そしてタッチも懐古風で、まさに古き良き時代の香りが充満してる、、。見ている間は顔が緩みっぱなし。 | [投票(3)] | |
ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015/独) | [ネタバレ?(Y1:N2)] まあ題名でヒットラー暗殺未遂事件の顛末を描いたものであることは明白なのだが、 [review] | [投票(3)] | |
紙の月(2014/日) | 一人の女性の人格を3人の行員に分散させた捉え方がまず面白いと思った。 [review] | [投票(3)] | |
愛の渦(2014/日) | まあ、題材がイマでも一応センセーショナルではある。しかもポルノでなくて劇映画に仕上げるっていうんで、テーマは当然必要となって来る。でもなあ、、 [review] | [投票(3)] | |
嘆きのピエタ(2012/韓国) | 韓国映画の中でも特にギドクが好きで毎回欠かさず見ている僕。本作も突飛な題材で人間の救済をテーマにギドクが鮮烈に駆け抜けている。 [review] | [投票(3)] | |
舟を編む(2013/日) | 映画で小説を読む、そんな映画がありますよね。この映画はまさにそんな感覚です。でも題材は辞書を15年もかけて作る映画である。地味であり、小説と同じく行間から何かを感じるという体裁になっている。 [review] | [投票(3)] | |
ザ・マスター(2012/米) | ホアキン・フェニックスって個性的で、古代の伎楽面に似た大きな鼻が特徴の特異な顔をしています。全編出づっぱりなので、ほとほと疲れます。兄貴とどうしてこんなに違うんだろうとか、作品と全く関係のないこともつい考えてしまいます。 [review] | [投票(3)] | |
アウトロー(2012/米) | トムも50歳って?フェイスはさすがぶ厚くなってきた感じで寄る年波を感じますなア。でも彼の神髄からほとばしる精気が彼の映画を形作る。いわゆるトム’ズ映画でなんです。 [review] | [投票(3)] | |
苦役列車(2012/日) | もともと『ばかのハコ船』なんかを作っていた山下敦弘、最近はオーソドックスな巨匠に納まり始めているのを少々気にはしていたが、本来は市井の冴えないずっこけ人生はお得意のはず、という視線で見た。 [review] | [投票(3)] | |
(500)日のサマー(2009/米) | サマーは日本で言うと鈴木杏がそんな感じで、美人なのか良く分からない、時々ブスにも見える、要するに風変わりな魅力の女の子なのである。でもそんな女の子にかぎって意外と自分をしっかりと持っている。 [review] | [投票(3)] | |
ファウスト(2011/露) | 考えたらそんなに見ているわけではないソクーロフ。でも『太陽』の神とも思える俯瞰視、『レーニンの肖像』の雄大なゆったり映像、どちらも映画史に残る傑作であった。そして今回はあの歴史上でも名作と名高い「ファウスト博士」。 [review] | [投票(3)] | |
ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010/韓国) | イ・チャンドン作品だが、いつものような激しさがない。たゆとう流れる川の水のようにゆったりと話は進んでゆく。冒頭、川に死体が流れてゆく。顔は見えないが女性らしい。うつ向けで顔は分からない。水は限りなく清らかだ。 [review] | [投票(3)] | |
アーティスト(2011/仏) | 完全に現代において無声映画を、と画した野心作であります。他の監督にも同様の無声映画はあったけれど、これほど徹底して時代を90年前に戻したのは驚きの一言です。 [review] | [投票(3)] | |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | この何か俗っぽい題名からは何も浮かばない。ましてや、英国の暗い湿度の体感は微塵にも感じられない。まるでサスペンスの王道とでも言える娯楽作品なのだが、じわじわ追われるその閉塞感からポランスキーの心情が推し量れる展開とも見える。 [review] | [投票(3)] | |
コクリコ坂から(2011/日) | 青春とは字のごとく本来は思春期を表すのだろう。時代や世相、そして人間が変わっても、思春期特有の甘酸っぱさと現実逃避への思いはそれほど変わらないのではないだろうか、、。だからこそ文学が生まれる、と僕は思うのだ。 [review] | [投票(3)] | |
ツーリスト(2010/仏=米) | 思った以上に悪評だらけのこの映画、気になって見てきました。何のことはない、この映画、昔懐かしのロマンティック・ミステリーでございました。謎の女がオードリー・ヘップバーン謎の男がケイリー・グラントといった按配で、 [review] | [投票(3)] | |
トゥルー・グリット(2010/米) | アメリカにも仇打ちという習慣があったということが、まず何か不思議な気がした。14歳の女の子が助っ人を雇い先住民地区へ進んでいく。しかしそこに存在するのはコーエンの静かなアメリカ現代批判だ。 [review] | [投票(3)] |