茅ヶ崎まゆ子さんのコメント: 投票数順
ミュンヘン(2005/米) | ドライな演出に、’70年代骨太アクションへのオマージュをみた!最近のスピルバーグには珍しいシネマスコープの画面を見ていても、どこか乾燥した寒々しさを感じる。ダニエル・クレイグの鋭い眼光が印象的だった。007にも期待。 | [投票] | |
県庁の星(2005/日) | 織田裕二は、こういうエリートくずれを演じると抜群にうまい。近寄りがたいオーラを放つ柴崎コウも、だんだん可愛く見えてくる。ボーイ・ミーツ・ガール的な楽しみ方ができるのも魅力。狡猾な議長役の石坂浩二が素敵♪ | [投票] | |
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米) | 主演の2人の歌唱力は本当に見事。演出はウェルメイドでオーソドックスな典型的アメリカ映画風ながらも、この2人の力で”強い”映画になった。ロバート・パトリックはすっかりおじいちゃんに・・・。 | [投票] | |
シリアナ(2005/米) | ジョージ・クルーニーのCIAスパイが良かった。スーパーヒーローではなく、公務員然とした中年オヤジ風なのに親近感を感じた。飲んだくれの父親を抱えたジェフリー・ライトもいい。 | [投票] | |
博士の愛した数式(2005/日) | 恋愛感情抜きで、男と女の信頼関係をしっかり描いた作品を久しぶりに見た。その語り口は静かだが、力強い。寺尾・深津・浅丘の確かな演技力に裏打ちされている。 | [投票] | |
THE 有頂天ホテル(2005/日) | 日本にもオールスター映画は数多くあれど(『犬神家の一族』『怪談』『日本のいちばん長い日』・・・)、これほど楽しい、そして笑えるコメディは初めて♪キャラクター全員に見せ場があり、ロバート・アルトマンさながらの群像劇を展開するも、完成度と満足度の高さに感動!! | [投票] | |
ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005/英=米) | 人物が入り組んでいた前作に比べると、一気にシンプルになった。物語の骨組みは娯楽映画の王道なれど、主役3人の気持ちの微妙な変化・成長がさりげなく自然に描かれ、鼻につかない。不思議と爽やかな印象を残す。 | [投票] | |
江分利満氏の優雅な生活(1963/日) | 日本にも、これだけ洗練されたコメディがあったとは驚き!リチャード・レスターも真っ青なセリフの洪水と、細かなカットの嵐にどんどん引き込まれた。タイトルの江分利満氏を演じた小林圭樹が何とも魅力的。 | [投票] | |
逆転(1963/米) | 肝心のサスペンスがなんともぬるいのだが、ポール・ニューマンの孤軍奮闘っぷりが大いに笑える。お色気担当のエルケ・ソマーも健康的でよし。ビデオの画質は最低だったので、ノートリミングのDVD化に期待! | [投票] | |
親切なクムジャさん(2005/韓国) | 見れば見るほどに湿気が増してくる、陰湿なスリラー。居心地の悪さを楽しむ神経がある人におすすめ(笑)。主役のイ・ヨンエのアイシャドーに参りました。 | [投票] | |
ブラザーズ・グリム(2005/米=チェコ) | 拷問シーンや残虐シーンのいくつかにはテリー・ギリアム”らしさ”が見受けられるが、全体的な印象はウェルメイドなハリウッド映画の感じ。独特の毒気は薄まってしまったようだ。 | [投票] | |
TAKESHIS’(2005/日) | 北野武版『アンダルシアの犬』。監督の思惑どおり困惑してしまったが、不思議と居心地よい映像に酔いしれた。一見散漫なエピソードの羅列だが、その中に物語の骨組みを盛り込み、ラストに向かわせる語り口は絶妙! | [投票] | |
ALWAYS 三丁目の夕日(2005/日) | この監督の前2作を大人主演で映画化するとこうなる???デジタルで復元された東京の町並みは凄いけど、俳優の演技は?脚本は?もっと他にも力を入れるところがありそうだ。 | [投票] | |
名誉と栄光のためでなく(1966/米) | たたき上げ軍人で粗野なアンソニー・クインと、エリート幹部で常識人のアラン・ドロンの対比が面白い。アラブ人役のジョージ・シーガルには無理がある。(DVDで鑑賞) | [投票] | |
ステルス(2005/米) | アクションにはキレがあるものの、ほとんどどこかで見た映画のごった煮状態。強いて言えば、”エディ”の人工知能ボイスが『2001年宇宙の旅』のハルのようで面白かったくらい。本当にそれくらい・・・。 | [投票] | |
セブンソード(2005/香港=中国=韓国) | 最近見た武侠アクション映画群(『MUSA』『HERO』『LOVERS』『ヘブン・アンド・アース』)と脳内で融合してしまった。どこかで見たことのある映像、見たことのある物語。うーむ。 | [投票] | |
X線の眼を持つ男(1963/米) | 特殊効果の低予算さを、レイ・ミランドの演技力とコンタクトレンズだけでカヴァーした佳作!実験→成功→副作用→凶暴化→自滅・・・というマッド・サイエンティストものの定石なのに、飽きずに見てしまうのは、ロジャー・コーマン監督の手腕か。 | [投票] | |
夢のチョコレート工場(1971/米) | あの原作を映像化できるVFXの充実には、まだ程遠かったようだ。ジーン・ワイルダーのギャグも冴えず、作品を救うまでには至っていない。 | [投票] | |
新座頭市 破れ!唐人剣(1971/日) | ’70年代の座頭市シリーズには、どこか無常で乾いた空気が漂う。反面、男臭さが増した座頭市=勝新太郎の放つオーラは凄い。浜木綿子のさりげない色気もほのかに漂う、まさに大人のための娯楽映画! | [投票] | |
東京流れ者(1966/日) | 北野武のヤクザ映画の原点を、ここに見た!ポップな色彩感覚とユーモアの狭間に、強烈なバイオレンスが見え隠れする。早すぎた傑作。 | [投票] |