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グラント・リー・バッファローさんのコメント: 点数順

★3シェイディー・グローヴ(1999/日)恋愛などこんなものではないかという諦念すら感じさせる。彼らのコミュニケーション不全は、激情を真正面から描けない青山真治のあがきに見えなくもない。斎藤陽一郎にいつもの冷徹な視点を持たせないため、せっかくの映像も締まりが悪い。ただ現実なんてこの程度と思えなくもない。[投票(1)]
★3モンド(1996/仏)人の流れは高くて速すぎて、雑踏にしゃがみこむモンド。自然の恵みは美しく、生きていくには苛酷で、町をはいまわるモンド。(★3.5)[投票(1)]
★3蛇イチゴ(2002/日)二十代(同世代)監督が描く家族の肖像。(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3UNloved(2001/日)(会話劇というよりは)剥き出しのセリフショー。(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)他の北野作品以上に暴力的な匂いを感じさせる。若く荒ぶる日々の空気はとても研ぎ澄まされていて、その場その場の空気はとても冷酷である(そのあたりがうまく描かれている)。しかし… [review][投票(1)]
★3終わりなし(1984/ポーランド)「死者」の視線。(レビューは本作及び同監督作『トリコロール/青の愛』のラストに言及) [review][投票(1)]
★3二十四時間の情事(1959/仏)それでもいまいち納得できないことについて、だらだらと。(レビューは冒頭からラストについて言及) [review][投票(1)]
★3夏休みのレモネード(2002/米)カトリックもユダヤ教もアメリカではマイノリティにあたる。ここで垣間見られる宗教的寛容は、異質で多様な要素を受け入れてきたアメリカの理念(理想系)にもつながる。良きにせよ悪きにせよアメリカのお話。そこそこ楽しめた。[投票(1)]
★3ごめん(2002/日)関東代表『どこまでもいこう』が静寂で不穏な世界を描いたのに対し、関西代表の本作はとにかくしゃべる、しゃべる、しゃべりたおす。それにしても、小学生にして見事なますらおぶり。 [review][投票(1)]
★3人生は、時々晴れ(2002/英=仏)今更ながら知ったが、この監督、演出が抜群に巧いと思う。 [review][投票(1)]
★3アレックス(2002/仏)知性溢れる作品。(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3僕のスウィング(2002/仏=日)スウィングと走る。スウィングはどこにも行けない。スウィングは唾を吐く。(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3ソラリス(2002/米)ソダーバーグの、アメリカのソラリス。(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3ミッドナイト・エクスプレス(1978/米)彼を「自由」の象徴と捉えていた当時のアメリカも今以上にひどく偏向していたなあと思う一方で、「アメリカ人」であることを除いた彼個人はただの打ち震える「豊かな」国のお坊ちゃまにすぎなかったのだと思う。 [review][投票(1)]
★3ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)「私たちは生きながらにして「伝説」です(ってことになってるみたいです)。」(レビューはラストに言及) [review][投票(1)]
★3冒険者たち(1967/仏)当時、リノ・バンチュラ48歳、アラン・ドロン32歳、ジョアンナ・シムカス21歳。ティーンエイジャーではない大人たちの遅れてやってきた青春だからこそ、よりせつなかったのだと思う。リズムに誘われアフリカの海へ。(★3.5) [投票(1)]
★3浮き雲(1996/フィンランド)次の日、次の週、次の年、先の「保身」をはかっておかないと生き残っていけない世知辛い世の中で、歯を喰いしばりながら一日一日を懸命に務め、生きていくこと。生活者の底にある力強さを噛みしめる。なんとも苦い。(★3.5)[投票(1)]
★3ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993/米)裏『アメリ』。 [review][投票(1)]
★3トリコロール/赤の愛(1994/スイス=仏=ポーランド)トリコロール三部作では常に裁判所が登場し、本作では裁く側の人に焦点があてられる。これが遺作となったキェシロフスキの念頭には、人が人を裁くことへの疑問が存在したと考えるなら、三部作で描かれた三色の愛は「裁ききれないもの」もしくは「それを越えうるもの」の提示だったのかもしれない。[投票(1)]
★3黒猫・白猫(1998/独=仏=ユーゴスラビア)いくらなんでも前作『アンダーグラウンド』にくらべ、開き直りすぎの感がなくもないが、アヒルがガーガー鳴き、インドフレーバーなヤクザのアニキがブイブイ(ブンブン?)いわせているのに圧倒されて3点。「カット」の声がかかったあとの、スイッチオフなアニキの様子を覗いてみたい、ちょっとだけ。[投票(1)]