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ナインスゲート(1999/米=仏=スペイン) | 「銀残し」偏愛者のポランスキーが、昨今の銀残しブームの火付け役ダリウス・コンジを迎えて撮った失敗作。この映画は、シーン間でとてもチグハグなルックに感じられる(狙いなのかもしれないが)。 はっきり言って私は「銀残し」には飽き飽きしている。 [review] | [投票] | |
極楽特急(1932/米) | ルビッチは移動大好き。冒頭のベニスのホテルの窓を移動するシーンは当時としては驚愕ものだったろう。ミリアム・ホプキンスとハーバート・マーシャルの2人の詐欺師が素晴らしい。窓越しにミリアム・ホプキンスをとらえる二つのカット! | [投票] | |
スコア(2001/米) | デ・ニーロ、ノートン、ブランドの演技合戦は予想以上に見応えがあって、それだけでも映画を支えきれるレベルなのだが、この映画は美術・セットと撮影(照明)もいいです。フランク・オズが一皮むけたという感じ。 [review] | [投票] | |
白夜(1957/伊=仏) | この雪の素晴らしさは忘れないだろう。信じられないくらい見事だ。また、回想の中のジャン・マレエがいい。マルチェロ・マストロヤンニの演技には失望するが、マリア・シェルの「カマトトぶり」には堪能させられた。 | [投票] | |
熊座の淡き星影(1965/伊=仏) | 何と言ってもこのズーミングの多用には我慢ならなかった。それにカルディナーレが下着姿になるシーンの多いこと!これも下品だ。下着姿が以外にも似合わないのは吃驚だが、下着姿よりもずっとスーツの方が官能的だし、体の線が美しい。彼女の弟役のジャン・ソレルは良い。 | [投票] | |
トニ(1935/仏) | こういうフィルムを見てしまうと真に驚愕してしまう。映画史の教科書的知識が見事にうち破られてしまう。これが1935年のフランス映画なのである。全くこれは、ネオ・レアリズモじゃないか。ルノワールは真に驚愕に値する。 | [投票] | |
ラ・マルセイエーズ(1938/仏) | とても立派な映画。優雅というか悠長な戦争映画。クレーン移動オンパレードで華麗なカメラワークを見せる。特にマルセイユを出発するシーンでの俯瞰での移動撮影は驚愕もの。また、それに呼応するかのようにパリ到着のシーンでも見事なクレーンを使ったモブ・シーンがある。 | [投票] | |
黄金の馬車(1953/仏=伊) | ジャン・ルノワールらしいドアと窓の演出が十二分に堪能できる。クロード・ルノワールのカラー撮影も『河』同様素晴らしい。ですが、ラストは私あまり好きではありません。 | [投票] | |
氷壁(1958/日) | もう完璧。野添ひとみの可愛らしいこと!キスシーンの素晴らしいこと!日本映画でこれほど素晴らしいキスシーンは見たことがない。そして山茶花究の見事な演技。本当に完璧。 | [投票] | |
結婚五年目(1942/米) | 汽車の中の狩猟クラブがいい。 [review] | [投票] | |
新・唐獅子株式会社(1998/日) | 麿赤児が良い。永島敏行も良い。野球場を舞台とした映画として忘れてはならない。このブラック・ユーモア!それは、室田日出男に多くを拠っているのだが。しかし、つみきみほとのラブ・シーンをみても、安定感のある、いい演出だ。往年のパワーは無いにしても。 | [投票] | |
嵐が丘(1986/仏) | 『嵐が丘』の映画化では、ワイラー版は云うに及ばず、吉田喜重版よりもブニュエル版よりもこれを買う。 [review] | [投票] | |
ゾラの生涯(1937/米) | ウィリアム・ディターレのとっても立派な映画。ポール・ムニという役者は素晴らしい。もう殆ど彼のキャラクター造形だけでこの映画を支えているといって過言ではない。勿論沢山の傘のシーン、悪魔島の寂寥感など演出も冴えている。 | [投票] | |
地獄の逃避行(1973/米) | マリックは矢っ張りマリック。自然や動植物へ目を向ける姿勢はこの処女作から変わらない。マーティ・シーンは確かに魅力的だと思うが、劇中、ジェームズ・ディーンに似ている、という台詞は今ひとつ判らない。 | [投票] | |
宇宙大征服(1968/米) | 習作っぽい雰囲気も漂っているが、見事な出来映えだと思う。アルトマンらしい自由闊達なパーティ・シーンを持つ。 [review] | [投票] | |
フール・フォア・ラブ(1985/米) | 「フラッシュバック」という手法がいかに映画的で無いかがよく判る。 [review] | [投票] | |
ニューヨーカーの青い鳥(1986/米) | アルトマンの素晴らしさ!この演出力の突出!もうメチャクチャ好きですね。こういう映画を作り続けて欲しい。ウディ・アレンが百年かかっても成し遂げられない高みがこれ。 | [投票] | |
草原の輝き(1961/米) | ボリス・カウフマンの造形、特にグリーンとピンクの色使いをとくとご覧アレ。そして、この大袈裟な演技・演出に唖然とする。この演出が当時の感性に共感を呼んだということが遅れて見た私には信じられない。 [review] | [投票] | |
紳士協定(1947/米) | 大愚作。これを見る限り、エリア・カザンには映画を撮る資格がない。 [review] | [投票] | |
あした来る人(1955/日) | 新珠三千代の映画。彼女のカットだけ、画面の濃度が違う。 [review] | [投票] |