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袋のうさぎさんのお気に入りコメント(1/23)

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022/米)★3 確かに面白いし、ミシェール・ヨーがついに欧米で正当な評価を得たことは本当に喜ばしい。しかしアメリカ映画必殺の方程式であるところの家族愛至上主義には鼻白む。 [review] (ペンクロフ)[投票(6)]
コンパートメントNo.6(2021/フィンランド=露=独=エストニア)★4 全編手持ち撮影だろう。固定ショットはワンカットも無かったように想う。この潮流は世界を席巻しているが、特に欧州映画に多いと感じる。ドキュメンタリータッチの効果(臨場感の創出)とコストカットの両面か。機材の進歩のおかげもあるだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
逆転のトライアングル(2022/スウェーデン)★5 平等という建前は"取り引き"という格差隠ぺいシステムのもとで保たれ、互いに相手より優位に立ちたいという本音を満たす。そんなエゴイズムに支配された資本主義社会の危うさと醜悪さをリューベン・オストルンドは皮肉たっぷりにスクリーンにぶちまける。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
アフター・ヤン(2021/米)★4 家族写真を撮影する場面から始まる。家族とはジェイク−コリン・ファレルと妻のカイラ−ジョディ・ターナー=スミス、娘のミカ、そしてミカのお兄ちゃんのヤン。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
追いつめられて(1987/米)★2 このショーン・ヤングの描き方はちょっと許し難い。これじゃ本当にセックスのことしか頭にないただの馬鹿じゃないか。ジョン・オルコットに捧げられても困ってしまうだけだ。演出はどう仕様もなく品が無い。ジーン・ハックマンケビン・コスナーも馬鹿に見える。主要登場人物を馬鹿に見せるという演出の一貫性はある。:-P (ゑぎ)[投票(3)]
わたしは最悪。(2021/ノルウェー=仏=スウェーデン=デンマーク)★3 本編前、赤、青、黄、黒と、バックを切り替えてクレジット/タイトルが出る。これが、ラスト近く、窓のセロファンだろうか、カメラのフィルターだろうか、同じような色の切り替えが出て来て、開巻を思い出させる。こんなところから凝っている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
リコリス・ピザ(2021/米)★4 オープニング、二人の出会いのシーン。高校の写真撮影の列。ショートパンツの女性の後ろ姿、アラナ・ハイムの歩く姿がいい。クシと鏡。クーパー・ホフマン−ゲイリーが話しかける。同じフレーズを二度云うクセ。 [review] (ゑぎ)[投票(7)]
MEMORIA メモリア(2021/コロンビア=タイ=仏=メキシコ=カタール)★4 まずは強烈な音の映画。また、この監督らしく眠る人の映画でもある。ファーストカットから、人によっては音使いに飛び上がりそうになるだろう。この音が全編を支配するテーマだが、単なるマクガフィンと云ってもいい、人を食った扱いでもある。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
王様と鳥(1980/仏)★4 ラストが凄い。このラストはベストの1本に入る。王のわがまま、私服警官の同じ顔、主題曲の優しさ、ヒロインの腰の極端な細さ。アニメ特有の暖かみに包まれて眠くなる所も有ったが、ラストに頬を引っ叩かれた。権力にはいつも恐怖と、罠がある。 (KEI)[投票(1)]
アンビュランス(2022/米)★4 傑作。こゝ数年のスパンでも、有数のアクション映画じゃなかろうか。傑作という言葉では控え目過ぎる、と感じられる方もいるかも知れない。私の感覚で云うと、もう少し落ち着いたカメラワークが選択されていたならば、『ダイ・ハード』級の大傑作と思われる作品だ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
薄氷の殺人(2014/中国=香港)★4 ファーストカットは土砂?袋?シート?と思っていると、ダンプの荷台上と分かる。石炭か。ベルトコンベヤーの上に切断された手。これが事件の発端。続いてトランプする男女。男はリャオ・ファン。濡れ場があり、駅のホームでの別れの場面となる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
真昼の不思議な物体(2000/タイ=オランダ)★4 子捨て、代理母、変身、原点探しの彷徨。唄、舞踏、祈り、そして転生。港、戦争、宇宙へ。嫉妬、愛憎、裏切り、殺し、争い、報復。その終わりなき物語は続く。タイの土着風土と記憶をたどり、老若男女の肉体と意識を貫通し、現実と空想の混沌が紡がれる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
ウエスト・サイド・ストーリー(2021/米)★4 「スピルバーグの最高傑作」という惹句は、大げさだと思うが、普通に「傑作」としか云わなかったとしたら、宣伝としては、控えめに過ぎるだろう。それぐらいの出来だと私は思う。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
王女メディア(1970/伊)★4 凄いロケ地の映画。何と云っても、前半のカッパドキアの、岩山と尖った屋根を持つ住居が沢山ある景観に瞠目するのだが、後半のコリントの宮殿という設定の城と、その斜面下から撮った仰角ロングショットも素晴らしい。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ウエスト・サイド・ストーリー(2021/米)★3 楽曲の素晴らしさはまったく色あせないが、今風を意識してかダンスの背景をリアルな街頭にしたことで、前作のアート感は失われ「映画的」には『イン・ザ・ハイツ』(2020)や『ヘア・スプレー』(2007)に並んだだけ。無難なミュージカル映画だなと感じてしまいました。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
死者の書(2005/日)★4 原書を読んだが、国文学に明るくなく、難しかった。映画はセリフもそのままで、観客は1回観て大意は訣(わか)ろうが、細かい表現は判別できないように思われる。現在風なセリフ廻しにした方が良かったと思う。 [review] (KEI)[投票(1)]
パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021/米=英=ニュージーランド=カナダ=豪)★3 こんなの西部劇じゃない、あるいは、隠喩が直截的過ぎて下品、と感じる部分が多々あり、やっぱり、この監督の演出は、私には合わないと再確認したのだが、そうは云っても、良い部分もあり、とりあえず、そこから書き始めよう。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
COME&GO カム・アンド・ゴー(2020/日=マレーシア)★3 多くの男女が一つの街周辺で遭遇したり、ニアミスしたり、数珠繋ぎになる状況を淡々と描く類いの映画。舞台は主に、大阪の梅田、中崎町。一部、中之島や伊丹周辺(旅客機が低空を飛ぶカット有り)も出てくる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
光りの墓(2015/タイ=英=仏=独=マレーシア)★4ブンミおじさんの森』のジェンおばさんが本作では主役だ。こゝでの彼女は左足に比べて右足が短いという設定で、両肘に杖をつけている肢体不自由者なのだが、廃校跡の病院の入院患者(兵士たち)を、ボランティアで介護している。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ラストナイト・イン・ソーホー(2021/英)★3 ドアのシルエットにトーマシン・マッケンジーが現れ屋内を踊るオープニング。衣装は新聞紙でこしらえたのか。彼女の部屋の壁には『ティファニーで朝食を』と『スイート・チャリティー』のポスター。綺麗なオープニングだ。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]