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濡れ鼠さんのお気に入りコメント(1/17)

バイス(2018/米)★4 この喜劇、コケにされて笑われるのは大衆を馬鹿にするラムズフェルド(S・カレル)と大衆から馬鹿にされるブッシュ(S・ロックウェル)、そして馬鹿な(私たち)大衆。チェイニー(C・ベール)の自分&家族至上ぶりは、あまりに“馬鹿”正直すぎて笑えない、という苦笑劇。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
薄氷の殺人(2014/中国=香港)★4 「昼」と「夜」の拮抗ぶりが目を惹く批評的フィルム・ノワール。画面の特質に着目するならば「蒸気」と「煙」の映画と云ってもよい。舞台地の緯度も、季節も、クリーニング店も、白昼の花火も、蒸気と煙で画面を描く口実である。逆に云えば、蒸気と煙はそれらを統べるための画面的細部として導入される。 [review] (3819695)[投票(2)]
The Guilty/ギルティ(2018/デンマーク)★3 この気持ちをうまく書けないんだけど、つまりはそんなにも面白くなかったってことだ。室内劇が駄目というわけではないが、映像の醍醐味をちらっとも感じられなかったのね。 [review] (K-Flex)[投票(1)]
ジェーン・ドウの解剖(2016/英)★3 目を開けた死者と目を合わせると、何も見ていないはずの目が、何もかもを見通し、自分も何かを見透かされているようで怖い。「死体というモノ」と「ヒト」を分かつものが何か、生きている自分とは何かという命題にも否応なしに向き合わされる(私も簡単にモノに変換されるのではないかという恐怖。裏腹にモノとして扱う手つき)。大変おそろしい密室であるが、この感想は半ば私の勘違いである。たぶん。 [review] (DSCH)[投票(2)]
パニック・ルーム(2002/米)★4北北西』的タイトルも『フレンジー』的長廻しも今風なヒッチ風味で嬉しく、ウィティカーの男気に50年代アメリカンノワールの匂いを嗅ぐ。「パニックルーム」という如何にもな設定は後方に追われオーソドックスの安定感が好ましいスリラーの佳作。 (けにろん)[投票(9)]
パニック・ルーム(2002/米)★4 ヒッチコックなら絶対に行わないであろう無意味に精緻なカメラワークが興をそぐけれど、全体的に悪くない。フィンチャーの才気を充分に楽しめる。視点移動が飽きさせない。ローキーも良い。ウィッテカーの複雑さが矢っ張り巧い。パトリック・ボーショーの役割が笑える。「ラウール」の見せ方もゾクゾクさせる。 (ゑぎ)[投票(3)]
殺しのドレス(1980/米)★4 矢張り会話する人物のカットバック(リバースショット)も満足に出来ない演出の幼さを残しているとは云え(というかカットバックを避けているとしか思えないのだが)、本作のデ・パルマは認めないわけにはいかないと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
殺しのドレス(1980/米)★5 3面記事的えげつなさは幼稚で洗練されてないが、一方で無邪気なまでの技巧オンパレードで恥も外聞も無く押しまくる。『サイコ』に対するオマージュとしても高度な達成。精神的な成熟レベルの幼児性といい天才的な技巧への拘泥といいヒッチに比肩し得る。 (けにろん)[投票(3)]
特捜部Q 檻の中の女(2013/デンマーク)★4 なかなか上出来のデンマーク製ミステリ映画。まずは、各場面の舞台背景(装置やロケーション)がいい。夜の警察署前の濡れたアスファルトの絵面や特捜部の部屋(地下)の薄暗い照明もいいし、邦題で云うところの「檻」の閉所感が緊張の持続に機能する。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 全編クライマックスのハリウッド作品だと思いながら軽く鑑賞していたのだが違っていた。確かにそういう面もありアクションシーンを楽しむだけでも十分迫力があって面白い映画ではあるのだがそれだけでは無く、脚本とかも素晴らしく見応え十分な作品だった。 [review] (Myrath)[投票(5)]
ファントム・スレッド(2017/米)★5 本来、「相手を理解する」という行為は途轍もない困難を伴うもので、大半が理解したつもりの共犯関係を演じているだけだ。お互いを守るために。そして、このゲームを破ろうとすると、自ずと二人の関係は命のやり取りになってしまう。その緊張の先にある異形の、便宜的に愛と呼ばれる何か。ビルとザ・ブライドのように。二人の間でしか成立しない、聖域の愛。菜穂子と二郎のように。変態万歳。 [review] (DSCH)[投票(4)]
女王陛下のお気に入り(2018/アイルランド=英=米)★4 三者三様素晴らしい演技。個性的な演出。おかげで苦手ジャンルだったけど楽しめる作品でした。 [review] (deenity)[投票(2)]
抜き射ち二挺拳銃(1952/米)★4 乗馬チェイスの速度感に終盤の銃撃戦設計。やっぱりシーゲルのアクションは最高だ。留置所の爆破シーンなど低予算なりに派手な画面を拵えるサービス精神も嬉しい。スティーヴン・マクナリーが腕に怪我を追って引き金を引けなくなるという障害の仕組み方もシーゲルらしさか。その障害による追い詰めぶりは少々手温いが。 [review] (3819695)[投票(1)]
12モンキーズ(1995/米)★5 私限定だけど、衝撃の事実。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
バーニング 劇場版(2018/韓国)★4 北の国境の稜線を背景に、黄昏に溶ける太極旗の向こうには小さな三日月が浮かぶ。気だるいマイルスの旋律に裸体のシルエットが揺れて、女の手が絡み結ぶハトの影絵が空を舞う。存在したものと消滅するものの“あわいのミステリー”の可視化として傑出した美しさ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
バルカン超特急(1938/英)★5 ホテルでの群像劇に始まり列車ミステリを経て銃撃戦へと至る。列車における空間演出が驚異的であることは云うまでもないが、銃撃戦にはまるで西部劇のような呼吸を感じるし、奇術師との取っ組み合いにはスラップスティック・コメディの馬鹿馬鹿しさまでが漂っている。ヴォリウム満点の大傑作。 (3819695)[投票(1)]
バルカン超特急(1938/英)★4 制作された1938年という時代を考えるとシビアできわどい筋立てなのだが、全編に溢れるユーモアで暗い世相を娯楽に仕立てしまうしたたかさ。風刺や笑いの対象が敵対する相手国ではなく自国イギリスという点に、品の良さと現代では希薄になった「ゆとり」を感じる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
折れた矢(1950/米)★3 画面造型として大きく二つの良い点がある。一つは、カメラワークのきめ細かさで、ドリーとパンニングを使って絶えずカメラを動かし、的確な構図を維持していく。屋内でも屋外でも会話シーンにおけるカメラワークはとても繊細な演出がなされている。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ファントム・オブ・パラダイス(1974/米)★3 真に特筆すべきはウィリアム・フィンレイの運動神経だろう。強引きわまりない力任せの脱獄をかましたかと思えば即行シームレスでレコード会社にカチコミをかける。このファイトはアッパレに価する。クライマクスの大立ち回りも同様。アクションとヴィジュアルにおける演出の範は正味カートゥーンである。 (3819695)[投票(2)]
男の敵(1935/米)★5 最初にユダのことが語られる。密告した後、彼は何をし、何を思ったのか?舞台を現代(アイルランド)に移し、いつの時代にもいる密告者、いや境遇次第では我々もいつそうなるか分からない、その心情を見事に描き出している。 [review] (KEI)[投票(1)]