★5 | オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン) | 「傑作選」より:いやいやいやいや…予備知識ゼロで観た。二転三転するストーリーと、現実と虚構の区別がつかなくなっていく過程をすんなり見せてしまう演出力に脱帽!「目を開けろ」と題名は謳っているが…決して真実を見極めようとしてはいけない!! | [投票(1)] |
★5 | 悪魔の手毬唄(1977/日) | 「傑作選」より:残酷描写こそいまひとつだが…石坂浩二の飄々とした魅力に市川崑監督のモダンな演出、しっとりと再現された寒村の情景…と見ごたえ充分。「…は20年間も苦しんできたんじゃ!」…報われない義憤と共に迎えるラストが、ただ哀しい。 | [投票(2)] |
★5 | 犬神家の一族(1976/日) | 「傑作選」より:絢爛たる一族が織りなす骨肉の争いには業さえ垣間見える。…ケレン味たっぷりの残酷描写と石坂浩二の飄々とした持ち味が好対照。伝奇的要素満載の中、論理的な推理テイストを出した市川崑監督のまとめ方が大好きです! | [投票(2)] |
★4 | 八つ墓村(1977/日) | 「傑作選」より:舞台を現代に設定してあるが、「現代にいまなお息づく呪われし伝承」を観る者に強く印象付けるには至っていないのが残念。一歩引いた型で参加する金田一役の渥美清が面白く、女優陣もしっとりとした魅力。…怪奇的要素が強い作品。 | [投票(1)] |
★4 | メメント(2000/米) | 「物語が逆さまに語られる」という前代未聞のアイデアもさることながら、それを判りやすく、しかもサスペンスフルに鑑賞できる作品に仕上げたクリストファー・ノーラン監督の恐るべき力量!異常な設定の主人公を演じるガイ・ピアースの奇妙さ! | [投票] |
★4 | めまい(1958/米) | バーナード・ハーマンの流麗な音楽とともに展開される、ミステリアスなラブロマンスに酔いしれる。特に、キム・ノバクの妖艶さは完璧といっていい。だが、後半の展開が強引でもたつくのが難。なにより残念なのは、彼女の魅力が急速に色あせることだ。 | [投票(2)] |
★5 | アザーズ(2001/米=仏=スペイン) | 霧と暗闇に包まれた屋敷…舞台設定が秀逸。勘が良ければ、途中でからくりは容易に見抜ける。だが、本作品の特筆すべき点は…判っていても怖く、そしてその恐怖が極限でそのまま哀しみへと昇華するところだろう。ラストの切なさに落涙したことを告白しておく。 | [投票(1)] |
★5 | フォロウィング(1998/英) | 「他人の持ち物」を通して人間の存在を深く見据えるその視線が興味深い。ありふれた題材を取り上げつつ、巧みなストーリーテリングと短い本篇時間で強烈なサスペンスを演出した監督の力量たるや恐るべし。無機質なモノクロ画面と前衛的な音楽で切れ味も倍増。 | [投票(3)] |