神代辰巳の映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
噛む女(1988/日) | 永島敏行が映画館で『恋人たちは濡れた』を見る場面がある。砂浜での馬飛びのシーンが映る。中川梨絵の局部にボカシが入るカット。その後、ラストカットまで映すのは、こりゃネタバレだろう。 [review] | [投票] | |
かぶりつき人生(1968/日) | どうにも中途半端で臭い演出が目立つけど、それでもいい。映画は完成度で評価できない。黒澤の完全主義なんかよりずっと生き生きしていると言えるだろう。 | [投票] | |
赫い髪の女(1979/日) | 宮下順子がトンネルをバックに手前に歩いてくる。ダンプが後ろから来て、追い抜く際に、宮下が振り返る。こゝで横からのカットに切り替え、さらに、ちょっと引いたカットに繋いでストップし、タイトルイン。この処理もなんてカッコいいんだろう! [review] | [投票(1)] | |
嗚呼!おんなたち 猥歌(1981/日) | 神代辰巳のねちっこさ。内田裕也と安岡力也の関係も悪くないが、角ゆり子と中村れい子の共謀関係が面白い。とりわけ中村れい子の無軌道なキャラクターが魅力的だ。この常軌を逸した関係に納得性を持たせている。また、内田裕也のライブ・シーンのカメラワークはいい。 | [投票] | |
一条さゆり 濡れた欲情(1972/日) | 猥歌から始まる。高橋明が唄う「ナカナカづくし」。本作はこの猥歌と江州音頭がすこぶる印象に残る。この音楽で随分と点数を上げているように思う。 [review] | [投票(1)] | |
青春の蹉跌(1974/日) | 冒頭アバンタイトルは、船上?ローラースケートで椅子等を片付ける萩原健一。この場面、以降何度か挿入されるが、他のプロットに絡む説明はされないイメージショットだ。 [review] | [投票] | |
恋人たちは濡れた(1973/日) | 走る自転車の車輪のカットから始まる。乗っているのは大江徹。荷台にフィルム缶を積んでいる。海辺。海岸の道。自転車が横転して転がるフィルム缶。回転運動の連打。道に尾を引くようにフィルムが繰り出される。 [review] | [投票(1)] | |
悶絶!!どんでん返し(1977/日) | エリートサラリーマンの鶴岡修とチンピラヤクザの遠藤征慈という男優二人が主人公の日活ロマン作品。 [review] | [投票] | |
恋文(1985/日) | まず倍賞が綺麗じゃない。バーバラ姐さんの印象が崩れるのが嫌で余程途中で映画館を出ようかと思った。また子供がちゃんと描けていない。家族が描けていない。これは怠慢としか思えない。その分、軸の3人がキチンと描かれているのなら良いのだが、そうでもない。そして倍賞と小林薫のベッドシーンには全く幻滅した。 | [投票] | |
ミスター・ミセス ミス・ロンリー(1980/日) | これは再評価されるべき映画。原田美枝子は勿論だが、この宇崎竜童!素晴らしい。また、想像していたよりも、ずっと豊かなプロット展開がある。宣材写真等の印象だけで、全編グダグダにダラダラした、画面造型だけお洒落な映画かと思っていた。 [review] | [投票(1)] | |
アフリカの光(1975/日) | 雪の積もった道や線路の上など、萩原健一と田中邦衛が2人で歩くショットを繋げるオープニング。キリンが数頭、画面を横切るセピア色のショットが挿入される。後にヌーの群れのショットなんかも。 [review] | [投票] | |
黒薔薇昇天(1975/日) | 映画製作を舞台とする映画の系譜。岸田森が監督。高橋明がカメラマンで、庄司三郎が照明係。冒頭は、ホテルの部屋の窓から撮った海。 [review] | [投票] | |
少女娼婦 けものみち(1980/日) | 神代辰巳の『赫い髪の女』に続く日活ロマン。これも傑作だ。この時期の神代の好調ぶりがよく分かる。お得意のシーケンスショットとアフレコを基本とする演出。 [review] | [投票] |