コメンテータ
ランキング
HELP

「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

東京物語(1953/日) 早春(1956/日) 東京暮色(1957/日) 彼岸花(1958/日) 浮草物語(1934/日) 浮草(1959/日) お早よう(1959/日) 秋日和(1960/日) 突貫小僧(1929/日) 小早川家の秋(1961/日) 大学は出たけれど(1929/日) 東京の合唱(1931/日) 大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) 秋刀魚の味(1962/日) 戸田家の兄妹(1941/日) 父ありき(1942/日) 長屋紳士録(1947/日) 晩春(1949/日) 麦秋(1951/日) お茶漬の味(1952/日)が好きな人ファンを表示する

断絶(1971/米)************

★4これこそ究極のロードムービー。「ドラマ」を拒否し「移動」ばかりを志向した映画。「物語」を拒否し「映画」ばかりを志向したと言い換えても良い。ただ延々と車が走っていたという印象だ。やっぱり映画には物語などこれっぽっちも必要じゃない。ジェームズ・テイラーデニス・ウィルソンの簡潔さが映画性を際立たせる。とにかく格好いい。 (ゑぎ)[投票]
★5世間を捨てた若者は、オリジナルという名の孤立を先鋭化し自ら生み出した武器を手に閉じこもる。おそらくすべてに失敗した中年男が、かろうじて世間とつながる手段は所詮は虚栄と他力の象徴、GTO。交わることのない真逆のベクトルの狭間を女は無表情で通り過ぎる。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3中年男も含めて去勢されたかのような時間軸が連綿と続く。後にジャームッシュあたりが何倍も洗練された形で提示するロードムービーの起源。確かに人生こんなもんだが、だったらラストの物語外からの幕引は蛇足。終盤のドライブイン場の虚無のみが傑作。 (けにろん)[投票]