★3 | 良くも悪くも普通の井筒サン。ただ、このテーマを「ノスタルジー」というパッケージの中で語っていいもんだろうかという疑問はある。あと、江口徳子(『ジョゼ』のセフレ役)はやっぱり存在感のあるイイ女優だと思った。 (林田乃丞) | [投票(2)] |
★5 | 若さではパッチギれない歴史があり、若さしかパッチギれない壁がある。現実に直面したティーンは「悲しくてやりきれず」「悲しみは言葉にならない」からギターを壊し、自暴自棄になる。でも誰が作ったかわからない歴史に引き裂かれた今、叫んでやる。「あの素晴らしい愛をもう一度」 2005年1月29日、31日、2月16日18日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(11)] |
★5 | 朝鮮人連行と、戦後も貧しい暮らしに追いやられたその人たちの、日本と朝鮮との間にあった過去にも目をそむけることなく、そういう過去を知って自分にできることを精一杯やっていく、その真っ当で爆発的な主人公たちの姿勢は、新鮮なみずみずしさがあった。 [review] (シーチキン) | [投票(17)] |
★5 | フォークルの歌の良さとヒロイン沢尻エリカの魅力がこの青春映画を支えている。清楚さの中に、何ものをも期待しないかのような倦怠と、何ものをも諦めぬ凛々しさを感じさせる彼女を、八千草薫の再来、と云ったら云い過ぎだろうか。 [review] (町田) | [投票(16)] |
★4 | 歌の持つ力。頭突きの持つ痛み。そして人の持つ力。 [review] (Myurakz) | [投票(9)] |
★3 | テンポのいい青春映画 でも深刻さがいまいち伝わってこないのは何故。「イムジン河」の使い方も素直に感動できない。 (ルクレ) | [投票] |
★5 | 悲しいけれど。井筒監督は温かさを忘れなかった。日本の若者は今もあの頃も何も知らない。この映画で涙を流せれば、何かのキッカケにはなると思う。 (あちこ) | [投票(1)] |
★5 | 日本と朝鮮の間には越えたくとも越えられないもうひとつのイムジン河がある。それを気づかないことの悲しさ、気づくことの不幸。日本と朝鮮の哀しい関係の歴史がここにある。強引な説明台詞が鼻につく場面もあるが、些細なことと済ませられるパワーがある。井筒、久々のソロホームランである。 (tkcrows) | [投票(3)] |
★4 | 「朝鮮人になれる?」日本人にしてくれと言えない(言わない)、見えない歴史の重み。若者の喧嘩それ自体は、歴史を二の次にしているように不思議と辛気くさくなく、妙な清々しさを感じさせて好きです。 (らーふる当番) | [投票(1)] |
★3 | 時代背景、政治背景をいいネタに挟み込むワサビのように、説教臭を排してピリリと活かす。普段の井筒監督のテレビでの発言からすると、手の込んだ仕事です。メインのネタメンバーから刺身のツマのオダギリジョーまで、いつもながら切り取り方がうまいです。 (chilidog) | [投票(2)] |
★5 | 前半の散漫にみえた数々のエピソードを、葬式のシーンから一気にシンクロさせる構成に、全身の毛穴が総毛立った。これできる脚本家って、なかなか現在の日本映画界にはいないんですよね。三谷さん、クドカン、羽原さん、全員舞台出身の人たちだけど、やっぱり場数をこなしてるからか、群像劇を書くのが上手い。 (Linus) | [投票(1)] |
★4 | いい映画だなあ。青春の息吹がみなぎっている。ラストに向かうまでのみんなの激しい鼓動。うごめく心。動きようのない閉塞性。そのとき青春していた私としてはまことに自分の私小説のような映画で緩やかなほほを伝わる涙が時代を超えた。 [review] (セント) | [投票(12)] |
★4 | 井筒和幸らしいコミカルで笑えるシーンもいっぱいあるが、端的なエピソードで語られる在日朝鮮人の重い事実が胸に迫って、ラストは泣ける。塩谷俊、高岡蒼佑を始め若手キャストのやんちゃ振りも爽快な井筒久々の快作。['05.1.23MOVIX京都] (直人) | [投票(2)] |
★4 | 第一に登場人物(役者)たちの放つ輝き、第二にフォークルの音楽をはじめ数々のガジェットが表現する時代感、第三に観光地ではなく生活地としての新鮮な顔を見せる京都の町。これらの圧倒的魅力が、このベタな直球勝負を勝ち戦へと押し上げている。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★1 | 嫌になってまともに見終わることができなかった。「当時」の関西ではありうるテーマも、こじれた「現在」ではまったく説得力を欠き、「一方的」とも思われる内容を打ち出すに過ぎない。エンタテインメント性においても首をかしげる箇所が多く、手法によっては突破口があったかもしれないのに残念な限り。「この程度か。」井筒和幸監督作品は今後観ることがないだろう。 (みか) | [投票] |
★4 | ただのうるさいおっさんじゃなかったんですね。 (billy-ze-kick) | [投票] |
★3 | たぶん監督は愚連隊の兄ちゃんたちの喧嘩にまみれた青春が描きたかっただけなのだろう。深い考えなしにテーマ性をかぶせてしまったおかげで、いびつなものが出来上がってしまった。もっと作り込んでほしかった。[ヤクルトホール (試写会)] (Yasu) | [投票(4)] |
★4 | 溢れる破壊衝動と激しくも淡い異性への思いを抱えつつ、自らの動かしがたい境遇と社会の巨大な矛盾に気づき、思春期の少年たちは虚勢だけをたよりに日々を生きる。その全てが一気に昇華されていく河原の決闘シーンでは、共感と郷愁の涙が止まらなかった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★4 | 「沢尻エリカはこの時がピークだったね。」と今後語り継がれることになるでしょうね・・・ (RED DANCER) | [投票(2)] |
★4 | 『ガキ帝国』『岸和田』の男子祭り系譜と『のど自慢』『ゲロッパ!』の歌謡映画系譜を巧みにミックスさせた集大成と言えばそうだが加減が程良すぎる一方なおざりな感じもした。「朝鮮人になれる?」の真摯な問いへの落とし前位はつけるべき。 (けにろん) | [投票(9)] |