★5 | やたらツンツンしている岡田茉莉子と、ゴルフ道具を買わせてもらえなくてふて寝する佐田啓二の他愛ない夫婦喧嘩も良いし、笠智衆と中村伸郎がその場にいない友人の北竜二を勝手に死んだことにしてしまう会話シーンはなんだかシュールでさえある。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(6)] |
★3 | 最後の作品は笠智衆で終わらせたか。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 退屈。こりゃ自己模倣だろう。 (_) | [投票] |
★4 | 古き良き時代の日本。 (ワトニイ) | [投票] |
★4 | 杉村春子の登場と、その直後の怖ろしい表情。加東大介の敬礼と行進と軍艦マーチ。機械人形じみた岩下志麻。セリフの執拗なリフレイン。滑稽、それ故の残酷、あるいは不可解。これを狙ってやっているのだ(ろう)から、凄まじい。ついでに、最後に映し出されるアレ、これまたなぜそれがそこにあるのかが不可解。ある意味、完璧な(運命的)遺作。 (鷂) | [投票(3)] |
★5 | 映画史上最高の遺作。もう完璧だ。演出力とは時間を描く力だ。我々はこの豊かな時間を本当に取り戻すことができないのだろうか。佐田啓二がタバコの煙で輪を作るカットなんて神業。もう本当に最高。 (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 若い岩下志麻が初々しい。二階で一人で泣くなんて、もうなんて可愛いんだろう。 (buzz) | [投票(1)] |
★4 | 小津晩年の本流ホームドラマは『秋日和』で事実上終焉したのだろう。演出技法は一貫しているが腰の据わったテーマを扱ったものとも思えない。滋味があるとも言えるが拡散し徹し切れていない感じが残る。居酒屋の軍艦マーチの逸脱が統一感を削ぐのも一興。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 頻繁に同一語句を反復する台詞回しが刻む小津的リズムはカット割にも表れ、効率的に物語を語る上では幾らか不要な(この「幾らか」という微妙さが絶妙なのだが)筈のカットが映画的時空間を現出する。不気味な傑作。 [review] (煽尼采) | [投票(6)] |